議会つれづれ
〜まにわ恭子が見てきたもの〜
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4年間のすべての議会で発言してきました。

 私は当選してからの4年で、一般質問4回、質疑18回、討論18回、発言してきました。多分、広島市議会では最多だと思います。「質問回数が多ければいいっていうわけではない」というお叱りの声が聞こえてきそうですが、やはり市民の皆様の声をきちんと見える形で行政に届ける義務があると信じています。
 
 でも全く発言や質問をしない議員もいます。当選からこの3年半で0回の人も4名います。

 そんな議員の1人は、直接、行政担当者と話をして、要望を実現していくという手法をとっており、「議場にいなくても政治はできる」と公言しています。

 また一方では、鳥取県のように、県議会への根回しをやめようとしているところもあります。鳥取県の片山知事は、「議員も言いたいことがあれば議場で」と発言された珍しい首長ですが、彼の政策に導かれるように、議員が活発に議論し、法案を提出していくという、元気のいい議会が誕生したと聞いています。

 私はそれが本来の議会のあり方だと考えます。議員が市民の意見を市政に反映させていく力を持ち、低調な市議会の討論をもっと活発にしていくことが、とても大事です。

政務調査費の余剰金は返却しています。

 広島市議の2005年度の政務調査費の事務所費について、市民団体が起こした監査請求に対する結果が2月16日に公表されました。市議1人あたり年間408万円の政務調査費が交付されていますが、この政務調査費の項目の一つ、事務所費に多くの不正が見つかったのです。

 想像をこえた内容で、市民の税金をこんなに不正に使っていたのかと本当に驚きました。

 私は以前から、政務調査費の領収書全面添付を強く訴えてきましたし、余剰金は返却してきました。行政側に厳しい要求をしている以上、立法府としての議会は自分自身にもっと厳しくなくてはならないと思います。


議員の海外視察には参加していません。

 広島市議会議員には、上限80万円で、任期中に1回海外視察が許されています。参加した議員は帰国後2カ月以内に報告書作成の義務があり、それは議会図書室で自由に閲覧できるようになっています。が、私は行きませんでした。インターネットの活用や国内の視察で十分だと考えたからです。

 もちろん、海外にある様々な事例について視察し、学習することは大変有意義なことだと思います。ただ、十分に計画は練られるべきだし、成果の還元はきちんとしてもらいたいと考えています。特に、「視察報告書は市の広報紙やインターネットで閲覧できるようにすべきだ」との私の提案が見送られたのは、とても残念でした。


行政の仕事ぶりを変えたい

 2004年の9月議会では、乳がん、子宮がんのがん検診で多くの進歩がみられました。乳がんについては、マンモグラフィーというレントゲン検査の導入が、子宮がんについては対象年齢の引き下げが決まったのです。

 私が議員になって初めての一般質問で、子宮がんの検診対象年齢の引き下げを聞いたときは、けんもほろろの答弁でしたが、何ヶ月もたたないうちに厚生労働省から引き下げの通知がきて、方向転換がおこりました。

 お役所仕事、という言葉があります。もちろん広島市職員全員がそうだといっているわけではありませんが、いつのまにか、そういう風土ができあがっているのかな、と感じることはあります。前年度と同じことや指示がでたことはそつがないのですが、新たな提案はしないし、認めない。書類を整えるほうに重心が移っているという感じでしょうか。

 これからは地方自治の時代です。職員が、書類作りにおわれることなく、発案し、実行していくことのできる環境におかれることが、広島を活性化していくための一つの力となる気がしています。

          

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