議会つれづれ

議会の課題 2015/2/22
●統一地方選挙の話題が議員のなかでも頻繁に話題になるようになりました。「誰々が朝早く道に立っていて、手を振っていた。」「のぼりを立て駅に立っている」などなど。南区は1減となるので、「誰々が危ないのではないか」などと。

●2月議会、予算特別委員会もあり、チェックしなければならないことが山積です。これからの人口減少社会のなかで、様々な一手を打ち出さねばなりません。が、政策のなかで納得できるものを見出すことが少ないのは残念です。

●また、行政側にも議会側にも圧倒的に女性が少ないことも課題のひとつです。4月の選挙では新人女性たちが挑戦すると聞いています。ひとりでも多くの女性たちが議会で活動できる日が待ち遠しいです。そして、地盤、看板、カバンに頼らない清潔な政治ができる人が出てきてほしいし、そうすればオール広島という視点で政策討論できる風土ができると思います。

●2世議員は家業になりやすいし、地元を背負っての利益誘導型になりやすいことはいままでの活動のなかで見聞きしてきました。彼らはそれなりにつらいこともあるようです。しかし、新人と比較すると圧倒的に有利であることは間違いありません。

●新人のために議員の選挙公報を提案してきましたが未だできてません。

職員の土砂災害残業手当の水増しはじめ不祥事の連続! 2015/2/5
●前回の議会で災害における時間外手当について、私は、議案質疑を行いました。
 公務員は公の奉仕者なのに、200万円超等の多額の残業手当が支払われた人もいます。余りにも<公平感>がないので、返上するとか、規則の見直しをし、代休振替を取りやすくしたら、どうかという内容でした。
 他の議員からは「えー」という声が発せられました。しかし、全国からボランティアが駆けつけてくださって、復旧にチカラを注いでくださったことを考えると市民目線では当然の提案だったと思うのです。

●そして、起こった今回の水増し事件!おととし4月から去年11月までの間、実際には働いていないのにおよそ240時間分の残業代を水増しし、約115万円を不正に受け取っていたということです。 去年10月に他の職員の指摘で発覚。不正のほとんどが、土砂災害が起きた去年8月20日以降のものでした。給与システムに入るためのパスワードを上司から聞き出し、上司になりすまして自分の残業時間を勝手に承認していたということです。

●水増しした職員の言い訳が「自分がいっぱい仕事しているのに、もっとあってもいい」という<不公平感>だったということに驚愕。そして、上司がパスワードを漏らしたことと部下のその<不公平感>が重なり、事件となったわけです。

●他に給食費等の横領などもあり、広島市職員はひどい状況です。公務員で身分も給料も保証されているのに。新聞では区役所区長はじめ幹部5人が頭を下げていましたが、本来、最高責任者である市長が頭を下げるべきではないでしょうか。最近、公務員の資質が落ちてきているような気がしますし、職場の環境が整っていないのではないかと危惧しています。活発でやる気のある職場に不満(・・・ひいては不正)はでにくいものです。労働省出身の市長にぜひその手腕を発揮していただきたいものです。

ある日、突然かき船が原爆ドームのすぐ近くに移転してくると・・・(Ⅰ) 2015/1/14
●平和公園近くの元安川に係留している「かき船」2艘が、川の流れの妨げになるとして、占用許可権限を持つ国から、移転を要請され、移動をきめました。しかし、その移転先の選択に首をかしげてしまいます。一軒は、アステールプラザそばの本川を検討しているそうですが、もう一軒は、レストハウス対岸の遊覧船乗り場の南を選択するようです。

●かきは広島の食文化であり、かきを否定するものではありません。また、かき船も多くの観光客や市民に利用されていると思います。しかし、なぜ元安橋のあの原爆ドームの近くでなくてはならないのでしょうか。世界に平和を発信する都市でありながら・・・と、理解に苦しみます。かきの食文化を守るのであれば、宇品もあります、江波もあります、川でなくても海でもいいのではありませんか。

●私はこの移転の話を新聞報道で知ました。驚いて、市の担当者にも聞きましたが、「すべて決定しているので」と反対の意見は聞き入れないという態度です。そこで、国土交通省の役人にもヒヤリングをしました。国土交通省の中国整備局の占用調整課長からは、「広島市から、市長名で要望書がだされたので、検討し、死水域13カ所のうち、使用されていないところを3カ所提案した」という回答ことでした。一民間企業のためにそこまでお膳立てをしなければならない理由はなにでしょうか。

●なにかもが規定の路線にのって、という雰囲気で、きちんと情報が伝わってきません。移転を反対している市民団体の「多くの被爆者が眠る場所。考え直してほしい」という考えに私は賛同しています。

●地元の意見や、世界遺産に詳しい有識者の考え等も聞いたうえで、話をすすめてきたのでしょうか?最近こういう、手順が省かれた、雑な手法で物事がすすんでいくことが多いように思います。トップダウンとかリーダーシップとかという言葉は、こうした稚拙なやり方とは全く違うと思います。

ある日、突然かき船が原爆ドームのすぐ近くに移転してくると・・・(Ⅱ) 2015/1/14
●日本イコモス国内委員会は1965年に設立された国際的な非政府組織(NGO)で、加盟各国の文化遺産保存分野の第一線の専門家や専門団体によって構成されています。ユネスコの世界遺産条約に関しては、諮問機関として、登録の審査、モニタリングの活動等を行っています。
●この委員会が、かき船移転問題で、世界遺産がおびやかれないかを調査に来ました。広島市への聞き取りはじめ、現場の視察もされました。記者会見では、この調査結果は、「再考をすべき」「あの場の持つ意味、精神性を考えるとふさわしくない」「平和観光というのならば、数だけでなく質もかんがえなくてはならない」等々。
●世界遺産を指定するユネスコにもこのかき船の案件を検討してもらなわなくてなりません。原爆ドームは世界における負の遺産として、きわめて重要な建築物です。このことで危機遺産として、指定されたら、大変なことになります。いまこそ、被爆70年を前にして、世界に恥をかかないためにも、この移転は再考すべきです。

新年のご挨拶 2015/1/1
あけましておめでとうございます。
皆様、あたらしい年をどうお迎えでしょうか。

広島でおこった、去年の土砂災害は一生忘れられない出来事でした。
我が家を失った方々がお正月をどうすごされておられるのか・・胸が痛みます。
災害対応を見直し、学ばなくてはならないことはいうまでもありません。
検証委員会の最終結果報告は「やむをえないが、不適切な対応だった」
私はこの結果が玉虫色の決着のようで、腑におちません。
 
人生なにがおこるかわかりません。
議員になる前は2回の手術、抗がん治療など体験しました。
3期12年という期間、議員活動をしながら、様々な方とであってきました。
ほんとうに人生は不思議な物語です。
いままでの学びを知恵として、社会貢献をさらにすすめていきます。
次世代の女性たちにバトンをわたすまで、もうひとがんばりです。

さて、今年は羊年です。ヒツジは草をしっかりたくさん食べる動物です。
そのため消化吸収に小腸が30メートルあるそうです。
人間は7メートルですから、4倍もあるということになります。
神様はそれぞれの身体に特徴を持たせたのだと思いますが、
私は、あのヒツジの毛が人間にも冬場に生えたらいいなあと・・。

春には決戦が待ち構えています。
それまでは、羊毛のセーターが毛玉でいっぱいになるぐらい頑張ります。
応援してくださいね。

58年ぶりの懲罰動議!?議員の品格とは。 2014/12/27
 議会は「生きている」とよく言われますが、本当に、なにがおこるかわかりません。

 一般質問で、ある議員が市長の政治姿勢について「議会を軽視している」と発言。続いて、2011年春の市長選で、市長を支えていた市議のひとりが複数議員に現金を配ったこと、さらには議員の自宅を松井市長が訪ね、安佐市民病院移転問題について移転に「賛成すれば目に見える形で恩返しすると言った」と暴露しました。

 議場は大騒動です。

 ここからが思わぬ展開になります。質問をした議員に対して、「市長の人格を傷つけた、名誉棄損だ」と、ある議員が突然、懲罰動議をかけたのです。

 ちなみに懲罰動議とは「不適切な言動により議会の秩序を乱した議員について制裁すべきとする議題を提議すること」です。

 でも、この現象を、どう判断したらいいのでしょうか??市長自身が侮辱されたと怒っているのではなく、他者である議員が怒っているということ・・・不思議です。なぜ怒りがこみあげてきたのでしょうか。そもそも怒りはストレスがかかると生まれる感情です。どうして彼にストレスがかかったのでしょうか。私のなかで「発言した議員の言葉があまりにも図星だったのかな、脛に傷があったのかな、市長への忠義?」という疑念が大きくなり、深まってしまいました。

 このことで会期は1日延長、懲罰特別委員会が開催され、結果、質疑した議員は不問。動議をかけた議員とそれに同調し、署名した6人、計7人は議長より、質疑した議員から提出された処分要求書により、結局、賛成多数で戒告処分を受けました。

 ちなみに市職員は戒告を受けると昇進なし、給料減額という事態になります。しかし、議員は不適切な政務活動費の使い方を指摘され、返還したという事実があっても、委員長ポストについたり、歳費の減額もありません。

 私は、懲罰動議までかけなくても、「不適切な発言だから議長注意してください。」と発言し、議長が注意する程度でよかったのではと思います。費やされた時間とお金(1日会期延長され発生する52人分の費用弁償手当と議会事務局職員の時間外手当等)を考えると処分は妥当だと思います。

 また、懲罰動議をかけるというのは安易にしてはいけないということが良く分かりました。動議するのなら、明確な証拠や根拠をもっていること、法律の仕組みやその後の委員会運営など知ったうえでの行動でなければいけません。それこそが議員としての品格を問われるのだと認識しました。

災害による超高額な時間外手当など12億円! 2014/12/27
 一般質問最終日の12日、私は補正予算の災害対策で支払った人件費(時間外手当)について議案質疑をしました。

 広島市によると、災害発生から10月末までに残業した一般職員は5280人。この間の1人当たりの時間外勤務手当は平均23万3388円で、最高額は635時間の時間外勤務をした消防局職員でした。

 1カ月間の時間外勤務手当が100万円を超えた職員は9人おり、うち消防局は8人。1カ月間の最高額は127万1082円で、平均時給は4428円。

 私の質疑の狙いは、200万円を超える手当や600時間の超過勤務時間は、いたしかたないとするのではなく、公務員は、民間と違って公の奉仕者なので、今後は、減額をするとか、週休振替をする方法で対処すべきではないかというものでした。

 しかし、労働基準法に抵触するという答弁で、枠を超えた斬新な答弁はありません。しかし、振替休みの取得方法は調査研究をするということでした。

市長への辞職勧告決議案(賛成16反対25退席10) 2014/12/27
 いつか出したい決議案でした。また、いつか出るだろうとも思っていました。

 市長は、官僚出身で事務はできるのかもしれません。が、市長にはリーダーとしての資質が不可欠です。いままで見てきましたが、決定的なのは言葉の軽さです。それと災害時の危機管理の欠如も問題です。

 決議案は1人でも提出することが可能です。以前、政務調査費の2重どりをしていた議員に私1人で提出したことがあります。

 今回は会派調整し、票読みし、可決の可能性がありと思って、提案しました。しかし、採決ちかくになって雲行きがあやしくなりました。連合系の議員が、上部組織から退席をもとめられ、それに従わなくてはいけなくなり・・・結局否決。残念でした。

 ただ、自民党の大物議員と、若手のトップ当選組2人の起立には驚きました。てっきり市長派だと思っていましたから・・・
つまり、上からなにをいわれても選挙には強い、びくともしないという自信があるということなのでしょう。

市長への辞職勧告決議案が提出されました 2014/12/17
 衆議院選挙も終わり、その結果にタメ息がついていたところ、市議会でついに提出されたのは「市長」への辞職勧告決議案でした。私は今まで、市長の言動について、正式の場で数回にわたって、質してきましたが、今回は特に災害時の市長の初動対応に問題ありと、提出されました。

 これは議案ですから可決する可能性があるということです。市長に対しての辞職勧告決議案が提出されことは昭和22年以来、記録にないそうです。被爆70年を前にして大変な事態です。

 しかし、法的拘束力はないので、可決されても辞職はしなくてもよいのですが、来春の市長選挙を前に手痛いことになるのは事実です。

 議会に身をおいていると、いろいろなことがあります。「政治はまさに生き物である」という言葉を実感します。

戦後最低の投票率の衆議院選挙終了 2014/12/17
 戦後最低の投票率をという記録を残して、衆議院選挙は終わりました。結果は与党の圧勝です。

 やはり、大義名分がない選挙だったといわざるをえません。野党がだらしないうのがもちろん一番の原因ですが、野党に選挙の準備をさせず、アベノミクスが減速する前に実施した、ただの政権延命選挙でした。もちろん目的は憲法改正でしょう。これで自民党内の慎重論も抑え込むことが可能になりました。政権選択選挙ではありません。安倍首相の信任を確認するためだけの選挙を国民の税金631億円余りを使ってしたのです。

 私は衆議院解散時、万歳というなか、自民党のなかで万歳しなかった小泉進次郎氏に注目していました。大義がない、ムダな選挙であることを彼は認識していたのだと思います。毎月11日には福島を訪問しながら、政治家としてなにができるかと復興政務官として働いている彼らしい思いに共感を覚えます。

 広島では、本当に選挙をしているのかと思うほど、静かでした。選挙中、2から3回のも選挙カーの声を遠くから聞いた程度です。そんな中、私は、選挙応援で忙しい議員のいない静かな議会棟で、しっかりと予算委員会にむけて調査研究できました。

 アベノミクスは、こどもや女性にやさしい生活保障のシステムを作りません。一部の富裕層はじめ大企業が恩恵を受けるだけです。私たちは、私たちの現在の、そして将来の福祉のために税金を支払っているのです。

衆議院総解散で700億円!大義のない選挙です。 2014/11/30
 安倍総理にまんまと乗せられた気持ちです。

 野党の選挙準備が全く整っていない今、争点となりえない「消費税増税延期」を掲げ、選挙を行うことで、自民党は一定の議席を得ることになるのでしょうか。

 今後アベノミクスが失速しすれば首相の人気が落ちることが予想されます。それを前に「原発再稼働」や「自衛隊の集団的自衛権を巡る一連の一連の法審議」等国民に評判の悪い法案を「公約だったから」と堂々と成立させるための姑息な選挙のように思えます。

 国民の税金がこんなに使われるなんて、怒り心頭です。

 各政党の公約を比較検討してみて、野党の元気のなさが気になります。一強多弱の様相がみえてきています。

 この広島にも選挙ポスター掲示板が、立てられました。2日公示、14日投票で着々と準備は進んでいます。

 広島では約3億円がこの選挙で使われます。地方統一選挙の対象である、県議会、市長、市議会はこの期間、政治活動ができません。わたしのような草の根議員は、国政選挙への応援要請もなく、候補者と一緒に動くこともありません。

 机の前で3期のなかでの仕事の整理や次にやりたいことなど書きながら、新聞を読んだり、要望や陳情に目を通したりしています。議会棟は出入りも少なく、シーンと静まり返えっています。12月議会がまもなく始まります。議案書も手もとに届きました。災害復興に力をそそがなければなりません。市民のみなさんに安心と安全をどう届けることができるのか、議員としてしっかり政策提言していきます。

市長の言葉と行動に不信、疑念がいっぱい!! 118万都市のリーダーはできない!!!!!  (9月議会報告Ⅱ)
2014/10/15
●9月の議会で、8月20日に発生した土砂災害の際の市長の応対を問いただしたところ、「寝たり休んだりしながら・・」自宅から指令していた、との答え・・・信じられません。
「ある意味自分の安全をはかるために外に出なかった」・・・?中区は夜中の12時すぎには雨量1ミリ。公館から市役所まではタクシーで5分で行けます。

●さらに報告は、消防局長はじめ担当者ではなくいつも秘書をとおしてのやりとりであったことがわかりました。私はもう、やめてもらいたいと正直思っています。 全くあきれてしまいます。怒り心頭です。危機管理意識があまりに希薄!
情けない!!と思いませんか?

●市長はじめ担当者の後手後手の対応にもう、まかせられない気持ちになったのは私だけではありません。各議員からも批判が噴出しました。検証委員会で今たくさんの批判がまとめられています。

●私は一般質問で、この危機管理意識の低さに迫っていますので、詳細はこちらへ([6]をクリックしてください)

報酬削減否決!?土砂災害のための予算捻出のための提案でしたが・・・(9月議会報告Ⅰ) 2014/10/15
●東日本大震災のおり、政令指定都市の仙台市は被害を受けました。仙台市議会は話し合って、報酬削減し、5800万円捻出しています。

●広島市議会からも同じ政令指定都市ということで、全員協議会で議員が一人あたり10万円の寄付とし、全額550万円を寄付することを決定し、当時の議長が仙台市に持参しました。

●広島市議会が広島市に寄付することは公職選挙法に抵触するため、できません。そこで、仙台市議会を見習って報酬削減案(約3・5%約1000万円)を議員提案したのです。しかし、結果は否決。本年度の委員会の市外の視察を中止することだけが決まりました。

●正直びっくりしました。否決なんて出来ない案件だと思うのです。

●いろいろ聞こえてくるのは「選挙前でお金が必要だ」「行政視察に行かなければ、1400万円うく。自分たちの自腹にしなくてもいいんでは」などの耳寄り情報ならぬ耳をふさぎたくなるような言い訳にガッカリ。

やはりそうだったのか!国保の保険料の過請求 2014/9/18
 国保の保険料の計算式変更は、市民からの苦情が2万件以上電話が鳴り響く状況のなか、6月議会でも問題になり、最終日には激変緩和措置を求める決議も議会で可決されました。

 こんなにあがるのはなにか間違いがあるのではないかと疑い、何度も何度も確認しました。

 しかし、答弁は、個人の控除条件で異なり、住宅ローンなどある方など負担が様々であることなどが説明され、そうなのか?と半信半疑でした。市民の個人情報もあり、具体的な事例は市民からの申し出をきくしかありません。

 相談をうけた事例はこんなに上がると生活できない・・転職も考えるとのこと。

 広島市と同様に変更をした他都市に聞くと、苦情電話がかかったが、こんなに多くはなかったということでした。

 ところが、実際には単純な計算ミスで約10万世帯に計35億円多く請求していたということが判明。国から補てんされる35億円を、総額請求から、差し引かないまま請求していたというのです。まったく、初歩的ミス!びっくり仰天です。電子システムが変更されたことと担当者の思い込みが重なってこの事態になったと釈明していましたが、上司はじめ、国保料の設定に関しては複数で確認し合うのが、当たり前の仕事ではないのでしょうか。

 数字に厳しい前市長と比較して、市長が官僚出身でやりやすくなった、気を遣わなくていいなど職員が影でいっていましたが、・・

 たるんでいるとしか思えません。こんなに市民に迷惑をかけた行政は前代未聞です。土砂災害の対応といい、この国保の対応といい、もっと監視の目を私は議員として光らせねばと思います。

大災害から3週間たちました・・・外部検証を徹底的にするべき! 2014/9/12
 何度も映像で土砂災害を繰り返しみていたせいか、気持ちが沈みがちです。

 消防局の職員のストレスも高くなり、調査の結果、5%の職員に心的外傷(PTSD)がみられることがわかりました。73人の市民の方がなくなられその捜索をしたのですから、無理もありません。

 避難されている方も同様に雨の音はじめちょっとしたことに敏感になるのは当然といえます。

 本当におきてはいけないことがおきたのですが、この検証をすることが大切です。私は内部検証ではなく、専門家を入れた外部の検証委員会で徹底的にするべきだと思っています。

 そして、市長は責任を明確にすべきです。救えた命がたくさんあったのではないのか・・・新聞紙上でもあきらかになっていますが、後手後手に回った情報、確認しなかった大切な情報、分析できなかった情報・・・情報が大切なのに。知れば知るほどなにも生かされていないとガックリで言葉がでません。

深い悲しみ、悲嘆のなかにいる人のケアを早急に! 2014/8/30
災害1週間経過しました。日夜を問わない救出活動が続いています。自然の脅威と人間の無力さ・・・を感じてしまいます。

でもやらなくてはならないことがあると、28日に全員協議会が開かれました。「市民の代表である議員に説明」をもとめたもので9人の議員が質疑をしました。

前日の会派代表者会議では全体時間を短くして、「ポイントをおいた説明と緊急性のある内容を質疑せよ」ということが決められました。しかし、地元の議員はじめ長い質疑になり、途中で市長の顔がイラついて見えました。

私はもっと質したいことがありましたが、急遽、質問を以下の3つに絞りました。
①罹災証明書は、市外、県外へ転居した場合、どの程度行政からサポートがあるのか、そのアナウンスがいるのではないか
②遺族ケアはどう展開されているのか、避難所にはサポートなどが入っているが、それ以外のところはどうしているのか。病院などに入院している遺族などのケアはだれがしているのか。
③女性の災害総合窓口がいるのではないか。県、市の女性センターが共同して窓口を構築することを要望する。
他の議員は土砂の処理、生活再建、住宅問題を多く、質疑されましたが、医療者、女性のとしての視点でまとめました。

刻々と変化する状況へ迅速で的確な支援を 2014/8/25
 発生から5日目、豪雨による被災によって、亡くなられる方々が増えてきました。新聞報道、テレビ報道をみるにつけ、本当に大変なことが起こったと胸が痛いです。

 次々に土石流、地質、地滑りの専門家たちが調査に入ってきています。この調査結果は貴重です。二度と犠牲者をださないためにも国はじめ土石流対策を徹底していくよう要望をしていきます。

 避難所での生活は、食欲不振、不眠などが問題としてすでにあがってきています。いまだわからない家族の安否を心配しながらの日々ですから、そういった症状がおきるのは当然といえます。早い段階で心の専門家は導入されましたが、長い期間の継続した支えがいると思います。また、犠牲者の方のご家族のこころのケアも必要です。亡くなられた方のお通夜に参列しました・・・。残された方々への遺族ケアが継続していくような体制を整えていくことをすすめていきます。

 また、これから職員も疲労がかさなりますので、その支援も必要です。土曜日に本庁にいきましたが、たくさんの職員がでて仕事をしていました。交代することで効率がよくなることもあります。仕事はたくさんありますが、きちんと交代制にして対応できるようにしてほしいと思います。しかし、市長の交代はいないので、きちんとリーダーとして動いてもらいたいです。

 私は阪神、東北震災のボランティア活動の経験がありますが、あのときは自治体行政が機能していませんでした。機能できる状況ではなかったのです。が、今回の広島市の災害は、その点が不幸中の幸いというか、行政が機能していることが救いです。そのため、早々と1300人のボランティアがすでに入っているということです。ありがたいことです。

 反対に恥ずべきことがらもおきています。避難勧告を口実にしながら、空き巣の頻発です。許せません!



謹んで大雨の土石流被害のお見舞いを申し上げます。 2014/8/22
 大災害となりました・・・航空写真でみる土砂災害の爪痕に絶句してしまいます。39人というたくさんの方が亡くなられていますし、行方不明の方がいまなおおられます。最悪のことを考えたくありませんが、これ以上ふえないことを祈るばかりです。

 平成11年におきた災害の教訓が生かされていませんでした。大変残念で仕方がありません。多発的に同時に起こったこと、未明であったこと、避難勧告が遅れたことなど、今後の検証が望まれます。また 私たち議会にも責任はあると思っています。私も何回か質問しましたが、行政に災害の対応をもっときびしく迫るべきだったと感じます。

 危機管理にはリーダーの行動が問われます。松井市長は、「消防局長がいろんな情報を判断してくれたが、最終的な責任は私にある。」と述べています。まだまだ雨が続きそうです。二次被害等も勘案し、責任をもって適切な指示をだしてほしいものです。また、今後、避難勧告の出し方など、検証が必要になると思いますが、広島だけでなく、すべての地域に役立つ結論をだすことも大事な役割だと認識してほしいと思います。

 20日に、県知事は午前6時に対策会議を開催していますが、市長は午前7時35分に対策会議を開いています。こんな時間差さえ「なんとかもっと迅速にできないのだろうか!」といら立つの私だけでしょうか。

46年ぶりの雨のなかでの平和の祈り 2014/8/16
 広島市長の平和宣言は、数日前に、新聞で読んでいるので新鮮な気持ちでは傾聴しにくい・・しかも46年ぶりの雨。冒頭の「灼けつく日差しはあの日に記憶の時間を引き戻します」のフレーズは、雨のなかで聴くとやや違和感があります。天候に関しては、その日がどんな日になるのかわからないので、細心注意が必要なのだと痛感。

 また、安倍首相のコピペの式辞もこころを打つことはありませんでした。お決まりの文言が繰り返されるのでは、記憶にも残されません。

 平和式典の後、、市民の方から、「広島市長の平和宣言が年々、格調が下がっているのではないか」との意見が届きました。長崎の平和宣言との違いも指摘されました。「集団的自衛権の行使容認」について、言及し、被爆者の思いを受け止めたのは長崎の平和宣言でした。

 その後、新聞の識者評論の欄に前市長の平岡敬さんが「死者の声 耳を傾けたい」と題し、新たなる「戦前」というサブテーマで論じているのを読み、大いに納得しました。 戦争を生き延びた体験者のこころからの叫びと平和の意味が文章から読み取れました。このような文を真の平和都市の市長は書かねばならないのです。

特別養護老人ホーム待機人数の公表 2014/7/30
●提案してきた特別養護老人ホームの待機人数の公表が可能になりました。

●今まで市民の方から、「いったい特養はいつになったら、入れるんだ」「待機人数の確かな人数はいったい何人なのか」など「お問い合わせ」がありました。以前から、何年も待ちがつづくためにひとりがいくつもの施設への申し込んでおくという現象がずっと続いていました。そこで、1年前からそれを指摘し、名寄せを行い、本当の待ち人数を公表すべきと訴えてきました。

●やっと9月から公表されることになりました。なんとも長くかかりました。

映画「アオギリに託して」 2014/7/30
●映画「アオギリに託して」が8月2日から、八丁座において上映されます。

●平和を永遠にという願いをこめて、故沼田鈴子さんの物語を参考にしています。

●自主上映を以前からされていて、今回広島で再び上映されることになりました。プロデューサーの中村里美さんが熱心にたくさんの方にみていただきたい!!と情宣されています。初日は、アーサービナードさんやリーパーさんのトークもあります。

●みなさんも会場に足をはこんでみてください。

論外!!号泣議員のつぎは、脱法バーブ議員・・・・ 2014/7/19
 全く驚きの議員たちです。会見や逮捕の画像をみききした市民の皆さんから、「本当にこんな議員がいるんですね。」
「あきれてもものがいえない」「広島にもいるんじゃないですか」などたくさんのご意見が集まりました。

 会見風景がなんどもテレビに・・・しかも世界に発信されて・・・日本の政治家の品格が問われてしまいました。

 私もなんども見たくなくても繰り返し画像がでるので、ついみてしまうのです。何度みてもタメ息と暗い気持ちになります。
議員という範疇で自分と同じということでのタメ息なのですが、しかし、このような議員に1票を投じた市民の皆さんはもっと複雑な思いでしょう。

 この10年間、広島市議会にも飲酒運転した議員、一般質問をコピペした議員、費用弁償を黙って引き出した議員、政務調査費を二重取りした議員などいろいろありました。

 なぜこんな人が議員になっているのか・・・それはその人が誰かの1票で選ばれているからです。議員のことをよく知らないが、なんとなく近所だから、その人の親をよく知っているから、党で有名な人が応援にきたから・・ ほんとうにその人がどんなことをしたいのか、なにを目標としているのかがみえないままの投票なのではないでしょうか。まったく残念としかいいようがありません。来年は統一地方選挙です。どんな結果がでるのでしょうか。

6月議会が終わりました 2014/7/4
 怒涛の最終日になるのかと思いました。何故なら毎年6月議会の最終日には正副議長の選挙があり、その調整に会派内でもめることも多いからです。しかし、今年は議長、副議長ともに辞表を出さず、一年毎に大きな会派から交代で議長をだすというローテーションは打ち切られました。

 なんだか拍子抜けでした。が、1年毎に議長をかえるのは、「皆、順番に」という申し合わせがあるかのようにみえ、恥ずかしいので、これはこれでよかったのかもしれません。とにかく5時には閉会できたので、職員の残業もなくよかったです。

 今回の最終日のトピックスは、議員定数削減、国民健康保険料、集団的自衛権行使容認への反対意見書の3つです。

《定数削減》
 定数削減は4減、3減、1減の3つの案が提出されました。そして、私が提出者として読みあげた1減案が可決しました、これで定数54人で条例改正されることになります。約7300万円の削減になります。

 私は定数削減よりも報酬等の削減を目指しています。定数が多いと感じられる方もあるかもしれませんが、定数が削減されると、きちんとした支持基盤のある大政党に所属している候補が圧倒的に有利になります。より幅広い意見を反映させるには、現在の定数くらいでいいと考えています。

《国民健康保険料の変更》
 国民健康保険料の変更については市民の皆さんから、苦情が殺到。15000件もありました。

 保険料の計算方法は、これまで複数の方式から保険者(市町村)が選択することができましたが、国民健康保険法施行令が改正され、計算方法が全国的に統一されることになり、保険料の計算方法も変更することになりました。

 人によっては、保険料が2倍、3倍となるということで大変な騒ぎになりました。払えない人もでてくるので、不足分はとりあえず、緩和措置として、一般会計から繰り入れることになります。しかし、国保料の未徴収などもあり、昨年も34億円も繰り入れています。今回はさらなる激変への緩和措置をということで、決議案を提出し、可決されました。

《集団的自衛権の行使容認反対の意見書》

 議会の最終日が安倍総理が閣議決定する日と重なりました。行使容認反対の意見書を広島市議会から国に提出する案が提出されました。喧々諤々ありましたが、結局否決。被爆都市ヒロシマの議会はいったいどうなったのでしょうか。情けない・・・平和の党の公明党はとうとう「下駄の雪」のように自民党に追随していったのかと・・議決のとき、公明党は全員退席。

 広島の公明党議員として見せ場だったのに、残念としかいいようがありません。

議会の品格「セクハラヤジ」は地方議会もあります! 2014/6/24
 今問題視されている都議会セクハラ問題、女性蔑視は地方議会にでもあります。

 10年間議員をしているといろんなことがあります。男性議員からの言葉で不愉快きわまりない思いをしたことは数多くあります。それは議場だけではなく委員会室であったり、応接室であったり、食堂であったり、廊下であったり、視察中の食事中であったり・・・また、地域のなかでも起こり得ることです。私はメモ魔なので、ちゃんと何月何日、誰からこんなこと言われてたと記録に残しています。

 発言する人は全く認識がないようですが、カチンとくるのは私だけではないと思うのです。反論すれば、「大人げない」等と言われ、多くの女性たちが、都議会議員のようにずっとあいまいな微苦笑でやりすごしてきたのです。

 今期のはじめ、議会でもとりあげてもらおうと研修会をすべきと提案しましたが、各会派で責任をもってやってくれということでとりあげてもらえませんでした。

 また、特に働く女性に対する無理解など感じることもあります。

 多くの男性議員の公約に「女性支援」の文言が入っています。が、その実「女性は家にいるべき」「結婚して子どもをうまない女性は一人前ではない」という認識の人も多く、足を引っ張る輩がいるのです。情けない!!

集団的自衛権の行使容認反対!「アベ ノー サンキュー」 2014/6/24
 集団的自衛権の記事が各紙にとりあげられている。

 安倍首相の3つ目の矢は富国強兵策という識者コメントに納得がいく。安倍政権の政策に国家はあるが国民の視点はないという新聞記者の言葉にも合点がいく。容認は安部首相の主張とは反対で、日本がアメリカの従属国になるおそれがあるという意見もなるほどと説得力がある。
 
 第2次世界大戦で日本は、沖縄、広島、長崎はじめ国内、国外でどれだけの国民の血がながされたのか。戦争はしてはいけない。不戦国であるということだ。これが憲法9条の要ではないか。
 いままでの自民党の大物議員も警鐘を鳴らしている。ある元議員が「日本の内閣総理大臣は、解釈で容認するほど偉くない」「最近の国会議員は議論のレベルが低い」と嘆いていた。

 私は終戦の6年後に誕生した。物資も豊富ではなく、バナナ、チョコレートは病気の時か遠足でしか口に入らなかった。小学生のころ、年に数回しかいかないデパートの福屋の玄関前にたくさんの手足のない傷痍軍人さんが並んで、お金を求めていた。こども心に食堂で食べるソフトクリームの甘さが軍人さんへのなんともいえない罪悪感となって、複雑な気持ちを抱いたことが鮮明に思い出される。

 戦争は人生を狂わせる、してはいけない。

 「集団的自衛権の行使とは、日本が攻められていないときに進んで戦争当事者になることです。行使すれば、軍事衝突が起きて米軍基地が集中する沖縄にミサイル が飛んでくることも想定しておかねばならない。それでも集団的自衛権行使が必要かどうか。全体のバランスシートを見ながら冷静に判断すべきです」という元防衛相幹部の方の言葉は、本質をついているように思う。議論もせずに突っ走ろうとするアベさんは何をそんなに急いでいるのか。

 
ナイジェリアの女子誘拐は許せません!! 2014/5/11
アフリカ最大の経済大国ナイジェリアで[200人の女子が連れ去り」にという報道が世界をかけめぐっています。

国内の経済格差への不満から、いまの政権へ揺さぶりをかけることが目的だというコメントもあります。過激派は突然おかまいなしで行動するのですから、他の国でもまた同じような事件が繰り返されないとも限りません。いつもこどもや女性がターゲットにされ、被害にあうということはなんとしてもふせがなくてはなりません。

女性たちを「取り戻す」ために、国際的な支援活動等で、女性たちの力を結集させよう。

広島市もFacebook,Twitter をはじめる!? 2年前から言ってきたコトなのですが? 2014/5/11
2年前の平成24年2月定例会の一般質問において、「観光に力を入れていくのであれば、SNSはじめICT技術をもっと活用すべきでは」と提案型質疑を行いました。そのときの答弁は、「検討していきたい。」でした。

多くの予算がかかるわけでもないし、時間を要する内容ではありません。2年間、全く動きがなくどうするつもりなのかと思っていました。

が、この5月になって、やっと活用開始。新聞記事では、「広島市もそろそろ」という若手職員から声が出たのを機にはじめたという内容でした。なんだか、腑に落ちません。

私の議会での指摘は全く無視してきたということ・・・・・・?????

NPDI広島会合開催について 2014/4/15
●平和公園に12か国の国旗がたなびいていたので、ご存知の方も多いと思いますが、広島市で開催されたNPDIとは、核兵器のリスクが低い世界をめざし、核兵器を保有していない日本、豪州、ドイツ等計12カ国の外相らが議論する枠組みのことです。ただ、外相会議はホテル内でのみの開催。傍聴できないので、結果だけが知らされるということでした。

●どの国がどの場面でどう発言するのかがわからないのでは透明性は確保できてはいません。

●広島市主催のシンポには参加しましたが、松井市長の発言にびっくり!「こういった会議ができるのは県と市が仲がいいからだ、リーダーが変わったからこそなのだ」・・・と声高に言うのです。残念というか、こんな国際的な場面でそんな発言はないだろうと思いました。

●情けない、恥ずかしい気持ちを抱えて会場を出ました。私と同じように思っていた方々もいて、「あれはないよな。湯崎知事にお株を奪われて、あせっているのかなー」「なるほど」と納得。

●NGOの、核兵器の非人道性についてのシンポジウムも開催されたので、しっかりと聞いてきました。医学的に遺伝子異常をおこすこと、被爆者の生涯を台無しにすることなどが、わかりやすく、具体事例を交えて、2時間話されました。

●佐々木禎子さんが白血病だけでなく、甲状腺がんもかかえた重複がんだったということも初めて知りました。

●また、原発をかかえている島根県、福島県、静岡県にはがん登録が十分されていないこと、世界的には、原発ができた順(米国スリーマイル・ロシアのチェルノブイリ・日本の福島)に事故がおきているということなど、知っているようで、きちんと認識できていなかったことがあり、参考になりました。

●NPDIは、核兵器の低減についていまひとつ踏み込みが足りない、と思います。参加各国がそれぞれの国としての軍縮や核不拡散についてアピールすべきと思いました。

予算特別委員会で質疑にデジタル画面を使用! 2014/4/15
●今議会から、委員会の質疑で、課題をよりわかりやすくする示すためにパワーポイントや書画カメラを使用出来るようになりました。全委員会で実際に使用した回数は21回でした。際立ったのは、女性議員6名のうち4名が使ったことでした。

●私も委員会のなかでどうしたら、伝えやすいかを考え、2つの方法(パワーポイント、書画カメラ)でやってみましたが、それぞれ長所、短所がありました。

●パワーポイントはボタンを押すだけで画面がかわりますが、書画カメラは画を自分でカメラの画面に出し入れをしなくてはなりません。(OHPを想像していただくとわかりやすいと思います) 

●画自体は書画カメラの方が鮮明でした。ただし、画を差し替えるとき、自分の手が、大きく拡大されますので、要注意!(手のシミなど・・・)

安佐市民病院建てかえについての議決 2014/3/3
安佐市民病院の建てかえをめぐって、2月議会は紛糾しました。古くなった安佐市民病院。市長の主張する移転か、現地建てかえかで地元は2分しました。病院が移転することで、近くにお住いの方はその利便性が失われますし、商店などは打撃をうける可能性があります。一方、移転予定先の住民のみなさんは、その逆でしょう。

現地だけでなく、同時に議会も2分されました。特に安佐北区を選挙区としている議員は、次の選挙のこともあり必死です。

市長を応援する移転派は、多数派工作をぎりぎりまで行うという戦略でした。議会の議決日は、大会派に「党議中」の札がかかり、開会ができません。結局、10時に開催されるはずが、夕方開会となりました。

それは、選挙からずっと市長を支えてきた最大会派が、ここにきて分裂したからです。分裂するなら、前の日から、準備しておくべきです。職員も振り回され、時間外労働を余儀なくさせられて、しかも傍聴の市民は待たされて・・・傍聴をあきらめて、帰る市民の方もたくさんいました。

また、議決方法についても急に「起立投票ではなく、無記名投票案」を提出してきました。つまり、誰がどう賛成票を投じるのかがわからにようにするという戦略です。そうすることで賛成票が増えるという考えでしょう。

私たちは、「それは許すまじ」とすぐ記名投票にすべきという対案を提出しました。2つの投票方法に対して、決が図られ結果、「記名投票」になりました。つまり、だれがどんな決断をしたかということがわかるということです。無記名はありえないことですので、私は記名投票に賛成しました。

私は考えに考えた末、移転賛成か反対の議決で、退席しました。なぜ私が退席をしたか・・を説明させていただきます。

大会派の政争の7時間で会議が遅れたことから象徴されるように、今回の議決は、「移転か建てかえか」ではなくて「市長派か反市長派か」の議決でした。医療の中身は議論不足のまま、ただただ、それぞれの派閥が縄張り争いを繰り広げているようにみえました。

私はもっと議論をして出直して欲しい、そして、政争で時間をつぶすのはもういやだという主張で第3の選択で退席をしました。

退席は議員の権利放棄だとお叱りを受けたり、あなたらしい判断で敬意を表すると褒められたり、反応は様々です。

病院は患者目線の医療の質が一番問題です。

1月1日に 2014/1/1
 新年が参りました。

 今年は、ウマ年です。この1年、馬音を響かせ、たずなをぎゅーと握って、カッポ、カッポと議会のなかを駆け回ります。

 皆様のこの1年のご多幸をご健勝をお祈りいたします。



この1年を振り返って 2013/12/31
 今年を振返ってみると本当に早く過ぎた気がします。「光陰矢の如し」の1年でした。

 議会でもいろいろなことがありました。年4回発行するニュースのなかでも触れましたが、これから超高齢社会に対応するために、本当に必要なことは何かをもっと行政・議会も考えていかなければなりません。

 松井市長になってから、国際平和文化都市としての発信力が薄くなってきています。また、発言や議会の答弁を聞いても、リーダーとして広島市をどうしたいかのビジョンがみえないし、熱意が伝わってきません。どうしてなのか考えてみると、「官僚目線が抜けない」「≪暗黙の了解≫が理解できない」「他者の気持ちが読み取れない」などリーダーとしての資質が?(ハテナ)であることが目立ってきたせいのようです。

 サンフレッチェへの「2位でいい」発言が象徴的ですが、非公式な場面でもこれに似た発言はよく見聞きします。市長派といわれる大会派の議員がそっと耳打ちしてきたことは、「次の選挙、松井市長は2位でいい。」???

 今年もお世話になりました。来年も「重箱のすみをつつく」と揶揄されても、市民の代理人として徹底的にムダをチェックします。

なんてことだ!都市機能向上対策特別委員会で不信爆発! 2013/12/4
 市政のかかわる課題を調査、研究する委員会が4つあります。大都市税財政対策委員会、安心・安全社会づくり対策委員会、都市政策委員会(私の配属委員会)と上記の都市機能向上対策委員会です。

 都市機能向上対策特別委員会とは、都市活性化に関する以下の課題について調査研究する委員会です。
◎土地の利用方法
(1)旧広島市民球場跡地の活用等(下記4の土地)
(2)広島大学本部跡地の有効活用
(3)広島西飛行場跡地の活用
(4)広島駅周辺地区の整備
◎公共交通体系づくりについて

 その委員会で先日騒動が起こりました。広大跡地についての問題です。

 中区東千田の広大跡地の現状は以下の通りです。

 ≪広大跡地の現状≫

 

1

広島大学東千田キャンパス

1.8ha 

広島大学が「広島大学知的人材育成センター(仮称)」を整備予定
2

民間所有地 

2.2ha

すでにマンションや店舗ができています
3

東千田公園

3.0ha

4

広島市取得地 

0.6ha

 旧理学部1号館及びその敷地。整備については検討中
5

未利用地[独立行政法人国立大学財務・経営センター所有地]  

3.8ha 


 今回騒動になったのは、5の土地のことです。平成18年から、広島市と広島大学は、土地の所有者である国立大学財務・経営センターに協力するかたちで、跡地の活用について検討してきました。やっと「知の拠点」構想がまとまり、広島市と広島大学が共同で事業予定者の決定をし、その結果(高層マンション・病院・留学生交流の場等の複合施設)を公表予定でした。が、突然の延期。

 計画公表の延期が発表された翌日の委員会で、市長は、延期の理由を、
議会の入り口でストップをかけられたため、公表を延期した」と説明しました。議会の入り口というのは、私達議員から見れば議長のことです。(翌日の新聞にははっきり「正副議長に話したところ」と書いてありました。)

 この案件について、広島市はお金を出すわけではありません。簡単に言えば相談にのっただけです。ですから広島市議会で審議する性質のものではなく、「広大跡地はこのようになりますよ」という報告だけですむものなのです。

 にもかかわらず、「議会で審議すべきものでもないのに、議会での審議を求めたとされる一部議員」も「審議すべき内容でもないのに、発表をやめてしまった市長」ともにどうなっているのでしょうか。

 跡地構想の発表を取材予定だった報道陣はびっくりしたのでしょう。ことの顛末を知りたいと、委員会にはテレビ取材のカメラが数台、記者もズラリ。

 当たり前ですが、委員会では、多くの議員から「だれがこの結果公表に異論を唱え、スットプをかけたのか」「議員の大部分は公表に反対したことなど何も知らされていなかった」「延期しなくても堂々と提出すればいいではないか」「こんなことはいままではなかった」などなど不信が噴出しました。行政側の対応も

 議員と市長との本来の関係を再度考えてほしいものです。

民主主義を壊す「特定秘密保護法案」!! 2013/12/2
 こんな法案がいま、この日本で通過するの?と驚いてしまう。国会での審議も議論を尽くしたと・・とんでもない。

 国民には知る権利があります。国民は、税金を払っているではありませんか。なにを特定秘密にするの、基準は?行政の長や大臣が秘密指定をする?あげればきりがありません。

 原発問題だって、都合が悪いことは秘密にしてしまえばいいということになりはしませんか。全く、一部の政治家と官僚が、国民をばかにしているに違いありません。私はこんな法案、廃案にしたい。

公務員の飲酒運転!倫理観と孤立感 2013/12/2
 飲酒運転による事故が連日報道されています。公務員であれ、民間人であれ、飲酒運転はしてはいけません。お酒はうまくつきあうと楽しいものですが、付き合い方がはずれると依存症になったり、本人も家族も巻き込む事態になります。

 公務員は世間からより一層、高い倫理観をもとめられます。事が起こるたびに、市長は陳謝し、飲酒運転根絶にむけての取り組みを約束し、倫理研修などをしています。

 しかし、私は違ったアプローチも必要だと思います。特にアルコール依存症の可能性について、きちんと調査し、対象となる人たちの治療に断酒会や精神科医の力をかりてもっと根本から取り組んで欲しいものです。また孤立感は飲酒に結びつきやすいので、職場の環境を整えることも大事だと思います。

奇跡です。バラが咲いた、バラが咲いた、真っ赤なバラが 2013/10/15
 平和通りに長崎の被爆者である永井博士から贈られたバラの木とその思いをうけた碑があります。

 でも、だんだん、バラの木が元気がなくなってきて、私は心配していました。特に今年の夏は暑かったので、余計に気をもんでいました。時折、ペットボトルに水をいれて与えたり、「元気になって」と声をかけたりしていました。

 すると先日、突然、(°д°)びっくりなのですが、なんと赤いバラの花が咲いたのです。しかも、市役所の担当に相談したりしていたら、なんと記事になりました。その記事のおかげで、かつてバラをそこに植え、お世話していた団体の方も見つかりました。高齢になりお世話ができないようでした。中区役所がこれからお世話をすることになるのではないかと思います。

 本当に嬉しかった・・・もしかして、この夏、パリで不治の病を治したというメダイ教会に行ったからでしょうか。すごいことがあります。

「それを言っちゃおしまいよ」決算委員会総括質疑 2013/10/15
 私は9月議会で、議案質疑と一般質問をしました。福島支援、旧球場跡地問題、ゴミ屋敷など環境保全、道路標識などについて質問しました。詳しい内容は、広島市議会のHPからご覧いただけます。

 そして今は、決算委員会開催中です。平成24年度決算に関して、3つの分科会で、いまから議論することになります。

 私は総務関係、経済環境観光関係の分科会に配属されました。10月30日には終了しますので、詳細は、ニュースでお知らせ致します。

 さて、その決算委員会の初日の総括質疑で、最後に古参議員、しかも議長経験者が60分の発言通告をして、登壇しました。私はなにをどう切り込むのかと興味シンシンでした。しかし、驚きました・・・決算に直接、関係にない内容で、市長へのお小言ばかりです。しかも、発言内容のなかには「決算書はみたくもないし、見てもいない」と。

 なんといっても公式の場です。出席している議員はもちろん、行政側は、市長はじめ課長以上の人たちが、みな聞いていました。また、市民の傍聴もありました。録画中継も永久に残ります。そんな決算審議の場で、市民から付託を受けた議員が、決算の意味を否定するなんてありえないと思います。残念、ガッカリ。

 「それを言っちゃおしまいよ」というフーテンの寅さんのセリフが浮かんできました。議員の役割は、決算書を読みこんで、チェックして、成果を評価して、次への予算に活かすことです。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン2013広島に来てください!!見てください!! 2013/9/15
 9月15日から16日の24時間イベントです。
 インターネットで24時間配信していますので、世界のどこからもみることが出来ます。検索:広島リレー・フォー・ライフ・ジャパン2013

 がんサバイバー(患者)、ケアギバー(家族、遺族、支援者)を讃え、地域社会全体でがん制圧を目指すチャリティイベントです。広島では5回目となります。収益金は、すべて日本対がん協会に寄付され、がん検診受診率向上、若手医師等育成奨学金に提供されます。

 2012年には全国で37箇所で開かれました。私は副実行委員長です。毎回、がんサバイバーとして、実行委員として、行動しています。ひとりでも多くの人に来て、知って欲しいです。

東京五輪・パラオリンピック2020決定・・フクシマを忘れてはいけない 2013/9/11
 この招致はロビー活動の賜物だということです。実際は表に現れない人たちが影であちらこちらのILO委員に接触して、投票を依頼したに違いありません。どこかの風景ににています。

 それぞれのプレゼンテーションも練習を何回もしたのだろうと思う。スピーチの折のジェスチャーがややぎこちない感がありますが、訴え方、映像の使い方など議員としても勉強になりました。国際的なコンサルタントやどこかの大手広告会社が知恵をだし、英語の先生が何度も繰り返し繰り返し練って練って仕上げをしたという感じがします。

 この五輪関係の経済効果は3兆円、メインの国立競技場の1300億円、選手村が950億円はじめ関連施設で4500億円・・・これで15万人の雇用が生じると言っています。東京都の基金が約4000億円という。足りないことになったら、政府が補填をすると聞くが、みんなの税金なのです。

 安倍首相は福島関連に質問に足して「完全にコントロールできている」「政府が責任をすべて負う」など発言しているが、具体的な数字にごまかされないようにしなければなりません。ホント?言い切れるの?と私は疑念をはらうことができません。

 福島のひとたちの復興にもっとエネルギーを予算を注ぐべきです。

 また、広島もアジア大会の返済がまだ200億円あまり残っていることをわすれてはいけません。

一体どういうこと?福島第一原発の汚染水(タンク貯留)が海洋へ!! 2013/8/22
 もう、何を信じたらいいのかわかりません。いや、信じてはいませんでした。きっと、なにかおこるに違いないと疑ってはいました。東京電力の詰めの甘さがまた、露呈したということです。排水バルブを閉めていなかった??閉めていたら、漏れは発見できない??説明になっていません。それが及ぼす危険性をどう考えていたのでしょうか。

 マスコミもやっと一面に書き始めましたが、遅いです。以前から、東京新聞だけは、きちんと報道していましたが・・・海洋にながれだしているとなれば、漁業はじめ様々な方面が打撃を受けます。生活そのものが成り立っていかなくなるという関係者の嘆きや叫びをきちんと聴くべきです。

 遅々として進まない除染、夥しいタンクの数、土壌の汚染、作業員の汚染、日本は汚染列島になります。国は国家強靭化計画などと言っていますが、足元をよくみるべきです。総力をあげて取り組めねばならないのは、原発問題でしょう。

 むしろ、諸外国の方が原発の危険性を報道し、政府の取り組みの遅さに警鐘をならしているではありませんか。

第8回平和市長会議総会(8月3日~5日)にオリバーストーンがやって来た!! 2013/8/6
 4年に一度開催される平和市長会議の総会が、今年広島の国際会議場で開催されました。とてもよい機会ですので、開会式から閉会式まで、3日間、みっちり学ぶことができました。

 他の議員の姿は開会式ではみかけましたが、傍聴で3日間連続で座っていたのは、結局、私ひとりでした。さみしい・・・。

 今回のプログラムは、平和市長会議の流れがよくわかるものでした。国ではなく、世界の都市がまとまって、連帯して、平和へのながれを作っていこうという意思が、各代表者のプレゼンからわかりました。

 会議のなかで、感心したのは、NGOの代表が外務省の担当者へ「核廃絶の共同声明へ日本が署名をしなかったことの説明をききたい」と質問されたこと、その質問に担当者が答えないまま時間切れになりそうだった時、外国の参加者が「きちんと質問に答えて」と手をあげて発言されたこと、広島女学院の3人の学生さんが、素晴らしい英語で平和教育の実践を報告したことです。

 会議の半ばでアメリカの映画監督・オリバーストーンさんが中央から、現れ、15分のスピーチをされ、マスコミにあっという間に囲まれました。彼は、「もうひとつのアメリカ史」というドキュメンタリーを作成しました。アメリカは「原爆を落とさないと戦争が終わらない、落としたことでアメリカの兵士が100万人が死ななくてすむという神話」をつくったにすぎない、本当は、原爆は落とす必要がなかったということを多角的にデータ分析して撮影された力作です。現在、それはアメリカ本土をはじめ、世界で上映しています。私は、BSでシリーズとしてとりあげられていたので深夜、テレビで視聴していました。

 興味深い内容で、ヒロシマ、ナガサキでの犠牲者を思うと残念で仕方がありません。

 政治家、リーダーが誰かによって、世界がこうもかわるのだと思い知りました。そして、平和を希求するリーダーは、途中で暗殺されたり、失脚されるという事実・・・に怒りを感じました。国のリーダーを選ぶにはどの国においても、その国民は責任をもたねばなりません。

参議院選が終了。翌日、福島原発の汚染水が海水へ流出!!報道?? 2013/7/25
 参議院選の報道では、「ねじれ解消」という見出しが各紙に大きくとりあげられていました。しかし、選挙の分析と同時に福島の報道が小さく載っていました。

 福島原発の汚染水は、井戸からの検査では濃度が高く、海に地下水として流れでているのではないかと・・・疑っていました。しかし、東電、原子力規制委員会からの説明は曖昧なままでした。

 参議院選挙前にこのことが明らかになり、もっと報道されていたら、流れは少し違ったのかなと私は思います。東京都選挙区で山本太郎さんが当選したのは、象徴的でしたが、大きな政党を相手に向かっていくのは相当のエネルギーがいります。

 流出報道の翌々日、福島漁連の会長が「国の収束宣言」の撤回をもとめて、国に抗議するという行動をしていました。怒り心頭の様子がテレビ画面からも十分伝わってきます。福島の魚はどうなるのか・・全く、選挙の美酒に酔いしれている場合ではありません。

 除染も産業総合研究所の専門家がおこなった試算では予算の4倍の5兆円!!という数字がでています。もっと、当事者の視点にたった迅速な対応が必要です。

 ちなみに参議院選挙の選挙区制では、自民47議席、野党系22議席ですが、得票数は、自民2266万票、野党系2767万票でした。ここはねじれてますね。

ザ・選挙 第3弾 2013/7/7
 参議院選挙に突入です。市議会の控え室はガランとしていて議員の気配が余りありません。それぞれの党の候補者の応援当番表が組まれていて、その日は選挙事務所でいろいろなお世話があると聞きました。選挙が終わるまでは、候補者への支援を徹底するということなのでしょう。

 無論、私は無所属なので、候補者の選挙事務所への訪問、当番もありませんし、第一誰も手伝ってくださいとは言ってはきません。

 閑古鳥の議会棟で、9月議会に備えて、資料の整理や検索をしつつ、新聞六紙を読みながら、その動向分析をしています。先日、広島県候補者一覧と各党の公約一覧が新聞に掲載されて、比較しやすい素材となっていました。

 切り取って、政策を市民のみなさんに意見を求めると「年金ぐらしには、消費税の値上げはきついよね。」「実際に値上げされて実感がでてくるんじゃない。」「介護保険料、国民保険料も上がってるじゃない」と。「自民党の圧倒的多数で、なにもかも変えられるのかね。」「憲法9条は守らんといけんよね。」「原発問題だって避けて通れないよ。」「消えてしまう党もあるかもね」と。

 この声を受け止めて、きちんと政治をしていいただきたいと。期日前投票もあります。

被爆地蔵の写真展へお出かけください・・・7月8日まで 2013/7/3
 袋町の日本銀行地下の金庫室でお地蔵さんの写真展が開かれています。

 このお地蔵さんたちは市内の寺院などにいまも黙って座っているのです。そして、このお地蔵さんたちは実は被爆証人です。ものは言いませんが、顔に亀裂があったり、首からのうえが吹っ飛んでいたり・・その写真群からはこれまでの物語を想像させるにふさわしい静かな怒りを感じます。

 私は大手町に住んでいるので、近くのお寺の被爆地蔵の存在は知っていました。しかし、こんなにたくさんのお寺に被爆地蔵さんが存在するとは知りませんでした。国際平和文化都市、広島に住む人間として、もっと知っておかねばならないことがたくさんあるのだなと胸に刻む時間でした。

 来月にはロサンゼルスでも同写真展を予定されているそうです。

深夜1時に6月議会が終わりました。 2013/7/1
 なんとも言い難い時間です。なんでこうも時間がかかるのか!それは議長選挙、副議長選挙があったからです。

 いつも最大会派の中から議長と副議長が選出されますが、この会派では、1年ごとの持ち回りにしています。ですから、事前に話し合いが行われて議長と副議長はきまったようなものなのです。残りの会派が全員反対しても、この人事案は可決されるのです。

 そんな選挙なのに何故そんなに時間がかかったのか?大会派のなかでの内輪もめ(いわゆるお家騒動。副議長が旧市民球場跡地をめぐって意見に対立となり、副議長がなかなか辞表を提出しなかったので、次への段取りが組めなかったということ)があり、それがなければ午前中で終わっていたものを。「いい加減にしてほしい」「いつになったら決着がつくのか」と空腹も手伝って、腹だだしさも出てきます。

 議会運営を手伝う議会事務局も当然、みんな残業で、汗ダクダクで右に走り、左に走りでおおわらわ。仕事とはいえ、「なんでこうなのか」と思っているのがありあり。口にはださなくても様子をみればわかります。

 結局、待ちに待った議長選挙、副議長選挙の結果、予定通り(?)最大会派からそれぞれ選出されました。夜中12時をまたいでの会期延長で翌日になるので、議員の費用弁償の支払いも余分に発生し、職員の人件費なども支払いが増えます。結局、お金と時間がムダに使われました。

 夜中、帰宅時、みると議会棟の玄関に花束が2つ。退任した議長、副議長のためにものですが、なんだか花束もグッタリゲッソリして見えました。

原案否決、修正案可決のワケ 2013/6/30
 今回、6月議会の補正予算では旧球場跡地の基本計画の予算870万円が大問題になりました。

 金額ではなく、そこにいたるプロセスやサッカー場の要望など様々な事情が重なってはいるのです。しかし、元凶は、市長がビジョンを明確に示さない、決定を先延ばしにしてきたことだと思います。

 市長は、市民からの意見を聞いて、3月に「文化、緑地、」の機能をもつよう整備すると、いったん方向性をだしたにも関わらず、サッカー場の要望が出たらまた、サッカー場も視野に入れて検討もする、と。風見鶏のような対応です。

 先が見えにくいので、余計に不信もでてくるのです。私は市長の政治手法は八方美人となりすぎて、かえって自分のやりたいことがやれない状況に追い込まれていっていると感じがます。まず、ビジョンを示して、正面突破すればいいのです。木っ端微塵になっても粘って、前に前にと進むのが、リーダーです。

 私は、調査費のうち絵図面作成費などを削り267万円とする修正案に賛成しました。

 9月議会にむけて、市長がどう立て直し、どう動き始めるのかをこの目でみたいと思ったからです。市長は、報道からコメントを求められ、「非常に衝撃を受けている」と発言しています。否決されるなんでおもってもみなかったのでしょう。広島市議会は魑魅魍魎世界なのです。これからが市長の正念場です。

ザ・選挙 第2弾 2013/6/25
 参議院選挙の前哨戦である都議会選挙の結果は自公の大勝でした。投票率は過去2番目に低調だったことから、結局、組織票がものをいったということでしょう。民主党が共産党より、議席が少ないという事実に私は正直ビックリ。報道では、自公への反対の受け皿になったということです。やはり、憲法改正、脱原発の票が動いているのだなと受け止めています。

 これから、参議院選挙が本番にはいります。市内では、番号が記載された告示板が公園や道路横に建てられました。今年の秋には、県知事選挙、2年後には市長選挙、県議会選挙、市議会選挙が控えています。いま、話題のネット選挙ですが、有権者の60%が、ネット情報を参考にはしないと回答したというアンケート結果が新聞にでていて、これにもビックリ。

 話題にはなっているが、実際は関心がないということなのでしょうか。しっかり、候補者の政策を読み取って欲しいです。

ザ・選挙! 2013/6/17
 新聞でも選挙関連の報道が増えてきました。この参議院選挙は自民党の大勝という流れは間違いないでしょうが、広島はどうなるのか・・

 市議会議員を辞して、国会を目指している森本真治さんは、市議会で同期でした。大学で社会福祉を専攻していたこともあって、医療・福祉分野では私とよく意見があっていました。民主党からの出馬です。

 佐藤公治さんは「生活が第1」党所属の2世議員です。ときにひとりでマイク片手に街角で演説しているのを見かけます。

 自民党の溝手顕正さんは当選確実。広島は、2議席ですから、あとの1議席をめぐって、実質、この2人の戦いです。

 憲法改正、原発問題・・盛りだくさんのテーマです。ネット選挙という新しいかたちがはじまるので、それにも注目しています。しかし、なんといっても政策をよくよく吟味して、みなければなりません。

副市長人事・・国からの2年交代? 2013/6/15
 朝起きて、新聞をみたら、「広島副市長 西藤氏起用へ」(厚生労働省審議官)という記事が出ています。この6月議会で、総務省からきている現副市長の佐々木氏は退任ということがすでにでていましたので、さて、さて、市長は次をどうするのかと思っていました。

 しかし、まだ、議会は新副市長に同意したわけではありません。

 地方への天下り人事でしょう。わたしはいまの副市長とはすれ違いざまに挨拶をする程度で話をしたことはありません。夕方になると、なぜだか大会派へ出向き、調整をしている姿はかいまみていました。単身赴任の2年ではなかなか広島にはなじめず、早く東京に帰りたいということなのでしょう。腰を落ち着けて広島のために頑張るという選択はしなかったということです。早く帰らないと次のポストがないのかもしれません。2年でなにをしたのでしょうか。成果を確かめたいと思います。

原爆ドームの健康度?チェック 2013/6/14
 原爆ドームが世界遺産になって、はじめての本格的な耐震検査が、現在行われています。

 私もヘルメット持参で、調査に行きました。近くに住んでいるので、外からはよくみているのですが、内部からみるのは初めてでした。いままで保存工事がされていましたが、今回はレンガのなかに埋め込まれた樹脂やモルタルの強度を詳細に調査するということで、壁の一部をくり抜いての作業です。人間でいれば、一部臓器を取り出して、病変があるかどうかを検査するということになるのでしょう。

 医療の進歩も目を見張るものがありますが、建築の現場も耐震をはじめ様々な工法が用いられていることがわかりました。いま、老朽化した橋などからの落下物が課題になっていますが、建物、橋なのでの構造物のメンテナンスをいかにするかが、市全体の大きな課題です。

 余談ですが、原爆ドームのまわりに柵がしてありますが、ネコがくぐり抜けられる幅です。3匹のネコが工事を横目にみながら、まったりとしている風景が対照的でした。


球場跡地をめぐって、ケンケンガクガク! 2013/5/30
 都市活性向上委員会が議会前に開催されましたが、歯切れの悪い内容で、跡地が一体これからどうなるかが明確に伝わってきません。

 私が思うに、市長は、「球場跡地は水辺、文化、緑地の機能で展開したい」 しかし、跡地でのサッカー場を求めて38万人の署名もあり、議会のなかにそれを推し進める議員がいるということもあり、ガス抜きの協議会を組織化し話あってもらい、それに従うというスタイルをとろうと考えたのではないかと。

 ハッキリと跡地はこれでいく!!と決断すれば賛否ありにしても一歩前進するのです。話合いをすればするほど時間は経過してしまう、つまり、広島市の超一等地はまた、空白時間を過ごすようになります。

 菓子博覧会というイベントをしたら、80万人来場があったという実績からも「跡地でイベントをやれば人が集まる」ということがある意味、実証されたのです。早く、当初の計画を遂行できるように説明が欲しいものです。

ひどい橋下発言!許せません!論外です。  2013/5/16
 「慰安婦は必要だった。」と発言したり、米軍幹部に風俗業者の活用を求めたり、日本維新の会共同代表の橋下大阪市長は、いま批判の的です。公の立場からの発言には十分配慮しなければないのは当たり前です。女性の尊厳を傷つけたこと、歴史的認識がずれいてること、国際的視点からみると「論外」でしょう。

 しかし、私は、化けの皮が剥げれたというより、計算されたしたたかさも感じています。

 日本が国際社会のなかで、どうみられるのか想像すると情けないかぎりですし、国内的にもこのような政治家がもてはやされて、勢力を伸ばすことにおそれを感じます。

核廃絶を求める共同声明への署名せず!!?? 2013/5/8
核拡散防止条約(NPT)再検討会議準備委員会に提示された共同声明(75か国)に日本政府が署名しなかった・・・・

全く、日本政府は、ヒロシマ・ナガサキの悲劇がわかっていない!!いったいどうなっているのかと海外からも抗議の声があがっています。スイス、南アフリカが先頭にたって、その共同声明の文言に配慮したにもかかわらず、拒否したという事実!!ほんとうに受け入れがたいことです。

しかもいまの外務大臣は広島出身ではありませんか。

憲法96条の改正はじめ、安倍内閣になって、他国からも右傾化を懸念されていますが、署名拒否は、その前駆症状のように思います。もっと症状が重くなかもしれません。発病しないように手を打たねばと思います。

参議院選挙はその手をうつ、第1歩になるとことは間違いありません。候補者の考えを知り、慎重に選択しなければなりません。

予算委員会は、廃止と値上げと負担増の嵐!! 2013/4/7
戦いすんで日が暮れて・・・高齢者公共施設減免制度を継続する修正案(廃止反対)に賛成しましたが、原案可決となりました。

平成25年度の当初予算の審議が終了しましたが、私にとっては、後味の悪いものとなりました。市長の提案どおりの原案は賛成多数で、事務事業見直しの一環である「高齢者公共施設減免制度」の廃止などが可決したのです。

高齢者の方々はこども料金と同額をこれから、公共施設を利用するときに支払わなければなりません。実は一昨年から介護保険も年額9502円(16.7%)の値上げ、この25年度からは国民保険料の医療費分年額1826円(2.5%)、後期高齢者支援分として年額1159円(5.7%)と値上げ予定が組まれているのです。

つまり、高齢者1人あたり、介護保険、国民保険では、年額12487円の負担増となります。他にも、腎臓病はじめ人工透析の必要な方々はじめ、重度障害者、ひとり親、重度障害児などの入院時療養給付金も削減から廃止予定されるという状況です。

「自助、共助、公助」を連発する市長です。ほんとうに公助の意味を理解されているのでしょうか。高齢者の就業支援などもっと積極的に取り組むことを先行させてから、考えてもいいのではないでしょうか。

東日本大震災から2年・・・ヒロシマはなにが出来るのか。 2013/3/11
あの3月11日から、もう2年です。すごく早く感じられます。

福島県への医療サポート(きぼうときずなプロジェクト)のメンバーとして、主には避難所の健康巡回、仮設住宅への訪問指導などのお手伝いをしています。その経験から、そこに住んでいる住民の方は本当にこれからが大変だと痛感しました。いままでの生活がまるごと奪われたのですから。

原発による放射能被害は何十年にもおよびます。東電も政府も学者も原発は安全と言い続け、しかも事故がおきたとき、メルトダウンしていないと言い張り・・・結果、メルトダウンしていた。何を信じていいのかわかりません。ヒロシマは被爆都市です。福島の人たちに眼差しを注ぎ続け、寄り添っていくことが広島市民にとって必要です。

予算特別委員会が始まりました! 2013/3/2
 2月28日から3月26日まで本格的に予算審議が行われます。長丁場ですが、予算配分と政策の整合性等を念頭に、しっかりときっちりと厳しい眼でよくよくみてまいります。

 ただ、審議中は、ずーと座っているので、飛行機に乗っている時におこるエコノミー症候群(深部静脈血栓症)とトイレを我慢しがちになるので、膀胱炎に注意です!!

 他の議員の質疑にもいろいろパターンがあって興味深いですが、「結局なにが言いたいのかわからない」「途中でなにを言いたかったのか忘れてしまう」などの議員もいます。困ったものです。

 「選択と集中」予算と銘をうった1兆円超の予算です。しっかり事前の調査をして、議論したいものです。

指定管理者制度における施設管理業務の点検の甘さを質疑! 2013/2/18
 市の仕事がちゃんとできているかどうか、年に1回、包括外部監査といって、外部の公認会計士が監査をすることになっています。今回は、指定管理者の業務に対して、担当所管課が、点検をきちんとしているかどうかの監査です。
監査した公認会計士からは「管理者の財務状況の点検で不十分なケースがある。調査のガイドラインを改善するよう」求められました。

 確かに結果報告をみると残念な報告がズラリ。市と指定管理者は基本協定書を締結し、指定管理者は適正な運営をはかるとこととなっていますが、委任する側の市がこういう状況だと・・・。わかりやすい2つの事例をご紹介します。

●老人いこいの家:市が実地調査や点検をしていないという「ないないづくし」があきらかになりました。(再委託している業務の実地報告の点検をしていない、清掃、害虫駆除の実施回数を点検していない、浴場の塩素濃度の測定結果を点検していないなど)

●火葬場など6施設を管理する指定管理者の財務諸表が未入手のままでした。しかも前年も前前年も未入手ということがわかりました。(私の質疑で言わざるをえなかった・・・)

 市にはこういった指定管理者が管理している施設が606施設ありますが、今回の監査はそのなかから、たったの20〜30施設を抽出しただけです。まだ、まだ調べればたくさんでてくると思います。仕事が甘い!

*指定管理者制度:公の施設の管理・運営を、株式会社をはじめとした営利企業・NPO法人・市民グループなどに代行させる
*財務諸表:簡単に言うと決算書のこと。企業の経営状態がよくわかります。指定管理者を決める際に点検することは必須。

広島にも性暴力被害者ワンストップ支援センターを! 2013/2/16
 2月議会、3月の予算委員会がはじまります。

 以前から関心のあった性暴力被害者ワンストップ支援センターを佐賀県が公費で(行政主体で)運営しはじめたと聞き、その開設、運営を学びに佐賀県にいってみました。

 政府は、犯罪被害者等基本計画に設置推進を明記していますが、とにかく、やってみようと行政が一歩、前にでたのがすごい!と思いました。予算は500万円です。県病院とリンクして、診察、検査、カウンセリング費用等を公費負担しているそうです。ただ、利用できるのは佐賀県民のみということでした。

 佐賀県から45分内のところには博多があります。大都市のある福岡県にあってもいいのにとも思います。いま、民間主体一部公費で、北海道、東京、愛知、大阪が設置し、宮城、福島、栃木が設置予定になっています。

 中国地方では、岡山がセンター化を目指して、動き始めています。47都道府県で取り組みがみえるところとみえないところの差は一体何なのか・・・行ってはっきりわかりました。行政のなかに能力のある職員がいること、病院の理解があることの2点でした。

 広島市も県と連携して、取り組んで行く必要をおおいに感じました。予算委員会で発言をしようと思います。

解職に追い込んだ全国初市民のチカラ!! 2013/2/11
 とうとう解職に至りました。無免許運転の広島県議会議員。2度辞職勧告を受け、議長からも辞職をすすめられていたにもかかわらず、2年間在任していたこと自体、常識を疑います。本当に署名を集め、投票にまで追い込んだ市民の皆さん、ご苦労さまでした。

 新聞でいろいろな市民のコメントが掲載されていました。「毎日、橋に立って、手を振っていたので、一票いれた。これからは、政策や人柄をよく考える。」と。確かにそうです。手を振るだけの候補者はご用心です。

異例!なぜ開催されなかったのか?都市活性向上対策特別委員会 2013/1/19
 市議会には、総務、厚生などの常任委員会とは別に、特別委員会が3つあります。大都市税財政対策等特別委員会、都市活力向上対策特別委員会、人にやさしいまちづくり特別委員会です。いずれもテーマがあり、各部局にまたがった課題があり、行政側と議員側が意見を出し合い、議論をする場です。

 私は「人にやさしいまちづくり特別委員会」に所属しているのですが、いつも他の委員会を傍聴し、情報収集に努めています。

 今回、開催予定だった都市活性向上対策特別委員会が、突然、延期になりました。特にこの委員会では、跡地問題が検討されているので、関心大!なのに~です。

 一旦招集がかかったにも関わらず中止になったのは、「市長が説明を十分していないから。」という理由だそうです。市長の説明が十分でないことはよくあるし、分からないことをはっきりさせるためにこそ特別委員会があるのだと思うのです。なにをもって不十分なのか、なにが説明不足なのか、疑問です。

 噂によると、市長を応援している最大会派が、何か気に入らないことがあって、市長への「警告・イエローカード」を出したということなのらしいのです。でも、まさかそんな子どもみたいなこと・・・(^_^;)

 日程を調整して傍聴する市民もいるのに迷惑なことです。

新年のごあいさつ    2013/1/8
 1月4日の仕事始めで、広島市の新年がスタートしました。この1年も昨年同様、時間が早く過ぎてしまいそうです。オチオチしてはおられません。

 国政は自民党が積極的に動いています。政権を取るとこまで違うのかと思うくらいメデアへの露出度が違います。かつての総理の野田さんの顔をみることがなくなりました。また、卒原発を訴えた日本未来の党はあっというまにスピード離婚?でこれも残念な結果になりました。

 このお正月は、政治討論の番組を見ながら、テレビ画面に向かって、「そのとおり」「そこまで言えるのか」「何が根拠なの」と、自分がその場にいるかのようにひとりで発言(?)してました。((*´∀`*) 

 いつも何事に対しても鵜呑みにすることなく、多様な視点をもちながら、これからも議員としての役割を果たして参ります。よろしくお願いします。

これからの国政に目が離せない! 2012/12/24
 あっという間に選挙が終わり、しかも戦後最低の投票率という結果になりました。今回の選挙はどこの党に入れたらいいのかわからないと言う人が私の周りにもたくさんいました。全国で無効票が、204万票というのも驚きです。「第3極がどこまで伸びるのか」が焦点になりましたが、結局「自民党の大勝だろう」という事前の推測どおりでした。やはり、第3極の出現で結局、票をもっていかれたのは民主党でしたね。

 政治、経済、メデイアの動きが早いです。テレビ画面で野田総理より、安倍総裁の顔が目立つようになりました。デフレ脱却のためのアベノミクス金融政策が注目されていますが、私はなんといっても憲法改正が気がかりです。今からの動きに注視!です。

衆議院選挙が始まりました! 2012/12/13
 街を歩いていると、出会う市民の方から、「一体誰に「一票」をいれたらいいのかね。迷ってしまう。」と言う声をよく聞きます。私も特定の党では全くない無党派ですから、応援にもいかないし、要請もありません。また、私の意に近いこれぞという候補者がみあたりません。私も悩むところです。

 夕方、仕事がえりの人たちを待ち構えるように、繁華街には街宣車が登場し、演説がされています。しかし、立ち止まってに耳を傾けている人はあまりいません。寒いので、みんな襟を立てて足早に立ち去ります。

 各新聞では一斉に自民優勢という大見出し記事が・・・原発問題、消費税、国防軍・・問題だらけです。公共工事に重きがおかれ社会保障・高齢者、こども、女性への温かい眼差しは消えていくように思います。新聞はじめ選挙公報に書かれてある公約をしっかり読んで、「清き一票」を投じましょう。


松井市長は、二枚舌!? 2012/10/28
 国連総会第一委員会で「核兵器を非合法化する努力の強化」を促す共同声明に日本が賛同しませんでした。

 これに対して、松井市長が、国の姿勢に理解を示し、「今後、国への働きかけはしない」と答えたという記事が10月25日の新聞に載っています。

 一方、同じ被爆都市長崎の市長は19日には、外務省を訪問して、声明に賛同するように要請文を渡しています。その違いを記者に質問されて「政治的スタンスが違う」と答えています。全くもって、情けない話です。

 長崎市長は、平和宣言どおり行動し、言っていることと行っていることが一致していることがよく理解できます。きちんと被爆都市の市長として、使命を果たしています。

 しかし、松井市長は、やはり平和都市の市長にふさわしい人ではありませんね。平和宣言を読みながら、一方では、国に気をつかって、発言も行動も起こさないんですから。

 長崎市長と比較して、「政治的スタンスが違う」という発言に、私は「政治的センスが違う」と言いたい!

市民球場跡地 2012/10/28
 9月議会の一般質問のなかで球場の跡地の「見える化」と提案しました。

 現在、様々議論されているなか、市民の皆さんから、「いったいあの跡地はいま、どうなっているんだろう。」「整地作業をしているといっているが、遺された旧球場のスタンドはどうなっているのだろう」という声を聞いていたからです。

 今回、その提案が取り入れされて、跡地を取り囲むフェンスに「窓」がつきました。さっそく、行ってみると通りかかりの市民の方が立ち止まって中を見ていました。私もワクワクして、窓から、みてみました。ちょうど自分の目の高さで風景をみることができるので、納得がいきます。なんだか想像していた広さより、狭く感じました。大きな箱物は難しいのではと思いました。来年は、菓子博覧会もこのなかで開催されます。









沖縄・集団強姦事件へ抗議 2012/10/20
 この夏、沖縄での性暴力を受けた女性たちの支援活動をしているNPOを訪問しました。中心で活動している高里鈴代さんは元那覇市議会議員で、「基地・軍隊を許さない行動を起こす女性の会」の共同代表をされています。10月16日の集団強姦事件が起きた翌日早速、高里さんがたくさんの人たちと一緒に抗議している様子が、テレビ報道で流れました。

 2007年に広島市でも岩国基地の米兵によって、同じような事件がおき、広島市議会議員として、女性議員が防衛省に抗議文を送付したという経緯があります。このような事件は女性の尊厳のみならず、沖縄全体を踏みにじったことになると思います。許せません!!現在、在留している米兵は各地域に3万7000人います。夜間外出令を出したというニュースが発表されましたが、そんなことで解決はできません。沖縄の怒りが広島にも伝わってきます。私も抗議文を送りました!

決算委員会で総括質疑を行いました 2012/10/11
 コスモスが咲き、風に揺られる秋です。

 私は、決算総括質疑で歳出(扶助費)、市債残高、プライマリーバランスについて質疑を行いました。質疑は市議会のHPから委員会録画で視聴することが出来ます。

 総括質疑では、全体的に活発な議論がされるかと期待していましたが、喧々諤々の議論はなく、サラっと終わりました。

 これからの分科会で詳細に質疑を重ねていきます。私の所属する分科会は、消防上下水委員会・建設委員会です。議員としての権能が果たせるよう資料をあさる毎日です。

9月議会が終わり、引き続き決算委員会が10月から開催されます 2012/10/1
 9月議会はほんとうにいろいろなことがありました・・・。

 議員の前代未聞の飲酒運転事件があり、辞職しなければ辞職勧告決議案を提出かとマスコミもこぞって、報道していました。結局、みずから辞職したので、安堵しました。


 県議会の議員も辞職勧告を2回うけてもやめない(法的拘束力はないので)ため、現在リコール運動がおこっています。ひとりの議員を辞職に追い込むのは本当に大変な労力、作業とお金(住民投票までにこぎつけ、選挙費用は約7000万円)がかかります。議員のリコールが成立すると日本初となります。住民の努力には頭がさがりますが、こんなことで広島県が有名になるのは、「慚愧に耐えない」思いです。

 広島県議会、市議会もほんとうに刷新していく必要があると思います。飲酒だけでなく、様々な面で「なれあい、もたれあい、かばいあい」の土壌があるのではと思います。市長と最大会派の関係はどうなのでしょうか。議会のローカの隅で副市長の肩に腕をまわし、耳うちをしている最大会派の議員をみるにつけ、「何頼んでんの?あらお友達なの?」と聞きたいです。行政と議会は、緊張関係がいるのではないかと思います。

レッドカード!!「みんな」の恥・市議会議員の飲酒運転 2012/9/20
 議会の会期中、「みんなの党の関藤議員が酒気帯び運転」というニュースが飛び込んできました。急遽、議会の昼休みに、議長が会派幹事長会議を開き、関藤議員から説明を聞きました。

 が、本人が各幹事長の前で弁明したことと、報道された内容が違っていました。本人は、「バイクのエンジンをきって、お店のメニューをみていたら、職務質問され、酒臭いということで、検査された」と弁明。バイクにはのっていなかったと主張しました。が、報道では、「警ら隊が巡回中、パトカーをみて、急に方向転換したバイクがみえたので、職務質問したところ、酒臭かったので検査した」ことになっています。どちらが本当のことなのでしょうか。

 とにもかくにも、議員としての自覚に欠け、議会基本条例の倫理規定に違反です。学校の校長先生の飲酒運転はじめ、遺憾な事件が続きます。

百歳\(^^@)/のおとしよりは年々増加!! 2012/9/9
 「きんは100歳、ぎんも100歳」と可愛いおばあちゃんがならんで、テレビ画面で微笑んでいたころを思い出します。いまや、ぎんさんのDNAをもつ、そっくりの子どもさん(四姉妹)が、オレオレ詐欺防止のキャンペーンの出てくる時代となりました。

 広島市では、平成24年度に100歳の仲間入りをするお年寄りは今年度は220人(男性27人、女性193人)です。なんと市内で最高年齢は男性で111歳です。

 1世紀以上、生きているということは戦争を体験し、波乱万丈の人生であったと想像できます。東北の大震災はじめ原発事故などをどのような思いで受け止めたのかおききしてみたいものです。

 さらに101歳から111歳までの方は400人となっています。つまり、100歳以上のお年寄りは今年100歳になる方をふくめて、合計620人(男性69人、女性551人)となりました。10年前の平成14年度は222人でしたから、ほぼ3倍の延びです。

 恩師である聖路加看護大学の日野原先生も100歳ですが、お元気で現役なみに働いていらしゃる姿をみると、まだまだ、わたしなどハナタレ娘??

 しかし、高齢化のスピードは想像していましたが、現実となると・・・・あらためて、この広島での高齢者施策の見直しを急がなくてはと思います。

 いそがれるのは、なんといっても安否確認のシステムでしょう。孤独死、孤立死、問題が山積しています。専門性をいかして、頑張って政策提言して参ります。

平和と脱原発 2012/8/24
 原爆の日は毎年ほんとうに暑い日となります。また様々な慰霊式に参加するので、一日が長く感じられます。

 今年の平和宣言は、現市長にとっては2回目です。昨年同様、はじめの部分は、被爆の実相がなまなましく語られ、事実としての重みがあります。

 しかし、後半に広島市長としてのメッセージ性が感じられません。平凡です。しかも残念なことに「フクシマ」という言葉がでてきませんでした。原発の被害に限らず広く被災者の方々への思いは語られていますが、はっきりと核の被害を訴える必要はなかったのでしょうか。平和宣言そのものが、曖昧さやお願いに彩られ、平易で力強い長崎のそれと比べて広島市の姿勢がよくわからないと感じたのは私だけだったのでしょうか。

 国会議事堂を毎週金曜日に取り巻く脱原発の国民の声を政府は無視できないと思います。そのような状況の時、思い切って、広島市長は、脱原発に言及すればよかったのにと思います。

 ドイツのメルケル首相は、事故がおきた3箇月後には、原子力法を改正し、2022年までに原子力発電所を完全廃炉にするという脱原発へ一気に転換しました。物理学者の経験のあるメルケル首相の大英断はいまの日本政府のリーダー、そして、広島市長も見習うべきではないでしょうか。

 ドイツでは緑の党が一貫して原発廃止の態度をとっていて、有権者から高い評価を受けていると聞きます。日本でも「緑の党」が一部動き始めました。既存政党だけでなく、市民発信の脱原発の流れが大きくなれば、社会は変わると思います。広島市議会議員として私も力を発揮したいと思います。

議員報酬削減案可決・・但し5%(月額の報酬削減のみ) 2012/7/4
 議会最終日の7月3日は、朝9時から、夜10時までに及ぶ長丁場となりました。
報酬削減案のどんでん返しがあり、急な展開になったのです。

 報酬削減にずっと強く反対していた保守クラブ、爽志会が5%の削減案を提出し、最後の最後まで、強固に削減に反対していた市民連合もその5%に乗ることになり、結果5%の削減案が可決しました。

 公明党は20%、市政改革・地域デザイン・無党派クラブ(略称市政改革ネットワーク)は10%削減~期末手当、費用弁償廃止を含んで~の提案をしましたが、数が足らず成立しませんでした。

 議会の決定にいたるまでは、ほんとうに想像を超えた事態が起こりました。10%削減・費用弁償廃止をずっと主張してきた私は、この結果にがっかりしました。「削減は小幅だけれど、小さな一歩でも前にすすめたから」と慰めてくれる人もいましたが、本当はもっと身を削らなければいけません。次の9月議会でがんばってまいります。

 また議長選挙・副議長選挙も同日に行われました。お決まりのコースで年功序列制、期数の多い議員がポストをとりました。大きく議会が改革されるという期待はできません。マネジメント能力、交渉能力等さまざまな力がリーダーには必要だと思います。実力主義と言われる今の世の中で、議会改革を求める世論の強い中、もう、この時代に逆行したプロセスは、やめにしたいです。

いよいよ、天王山!!報酬削減案と費用弁償廃止案について 2012/7/2
 7月3日は6月議会の最終日で、議案議決と議長人事などがあります。

 私は連携会派の市政改革ネットワークとして、報酬削減10%案と費用弁償廃止案を議員提案で提出する準備を整えています。さて、55人の決定はどうなることでしょうか。

 議員定数の削減もすすめなければなりませんが、いまは政令都市のなかで4番目に高額といわれている報酬の削減を早期に成立させたいと思います。

<報酬>基本的に削減に賛成・・・市政改革ネットワーク(10)・公明党(8)・共産党(3)・みんなの党(1)
                反対・・・保守クラブ(21)・市民連合(9)・爽志会(3)
                *()内は議員数
 このままでは、また否決されてしまいます。議長選挙と絡んでどういう結果になるのか。また反対の議員は市民へどう説明するのかが問われています。

塀の中はどうなっているのか・・・広島刑務所(吉島町)視察 2012/6/19
 市民のみなさんも広島刑務所から脱走した犯罪者が特別指名手配され、逮捕されたという事件は記憶に新しいと思います。

 当初、私は刑務所の壁の高さ(五メートル)から「こんなところから飛び降りる行為は命がけだ、骨折、全身打撲だ。遠くには逃げていないのでは。」と思いました。ただこの逃亡者は、雑技団なみの身体能力の持ち主だったそうです。そうは言っても刑務所の失態であることには違いありません。

 この事件の背景には「脱走なんてあるはすがない」といった刑務官の気の緩み、逃走した犯罪者が要注意者に指定されていなかったこと、さらに警察への通報の初動体制の不備などがあげられていました。責任者の更迭はじめ様々な対応がなされて、心機一転でのスタート・・・ということで、「国民に理解され、支えられる刑務所にむけての取り組み〜地域社会との融合」のスローガンのもと、地域からの理解をと私達議員の視察となったわけです。

 広島刑務所は、明治2年に中区の舟入村(現・河原町)に徒罪場として設置され、明治21年に吉島村(現在地)に移設され、明治36年、広島監獄と改称され、大正11年監獄官制度改正で、広島刑務所となりました。

 視察はまず、新しく赴任した所長からの施設の説明、次に実際に受刑者がどう逃走したのかの経路の説明、さらに独房、工場、医務室、食堂、風呂場などを見て回り、監視カメラのコントロール室を見学しました。収容定員は1476名、現在は1086名が収容され、刑期が8年未満の受刑者です。

 窃盗、覚醒剤、詐欺、強盗などの罪を犯した人が8割です。外国人は49名で、中国、ブラジルが半数を占めています。高齢化も進み、200名が65才以上で高齢化率は18%です。これから、古い建物を15年計画で改修したり、新築も予定されており、塀の中は「工事中」です。

 刑務所も拘置所も広島のど真ん中の中区にあるのですが、せめて刑務所は人口密集地は避けるべきだと思います。最近はPFI方式で、民間委託の刑務所が山口県の美祢(山間部)にはできています。これらは国の管轄ですが、これからのことを考えるよい機会になりました。

広島市初・ファミリーホーム開設!!こども達の暮らしの場です 2012/5/30
 ファミリーホームは、児童福祉法に基づく小規模住居型児童養育事業で、大きな施設ではなく、家庭的な雰囲気で5人〜6人の要保護児童を育てるという事業です。トレーニングを受けた養育者(親のようなもので、3人以上)のもと、同じ屋根の下で兄弟のように生活を共にします。

 児童の養護に関わる費用は国の国庫負担金と市とが負担をすることになっていますが、その運営は、委託となります。

 予算委員会で「社会的養護の必要なこどもへのケア」におけるファミリーホームについての支援の見解をたずねました。「必要な事業であるという認識がある」とこども未来局の局次長が力を込めて、答弁したので、「あら、やる気あり、前向きじやないの」の内心思ったのです。

 大変でしかも大切な事業ですので、その運営がうまく軌道にのり、継続できるよう市としても支援する必要があります。こどもシェルター、児童自立支援施設、ファミリーホーム、すこしづつこどもにとって必要な資源が地域に整ってきました。

 こども条例はできなかったけれど、確実にこどもへの支援の輪が拡大していっていることが実感できて、すごくうれしいです。こどもの権利擁護の意味が理解できていて、質の高い良い人材が一番です。私もこれまで以上に支援していきます。

決まらない、まとまらない、議会改革推進会議・・・ 2012/5/26
 議会改革推進会議は3人以上の議員のいる会派より、構成人数に応じて会議に参加することになっています。議長のいる大会派(21人)の保守クラブから代表(谷口修議員)が選出されています。全部で8回開催されていますが、3月16日を最後に開催されず、休止状態です。
 なぜ、休止状態だったのか・・・つまり、まとまらないことをまとめようとするので疲れたというところが本音でしょうか。

 報酬削減も費用弁償廃止もひとつにはまとまらない、まとめられないのです。大会派さえまとまれば、どちらも削減は即決定なのに。

 議員の身分やお金がからむ事項は様々な背景、思惑、事情などで、魑魅魍魎の世界と化します。私が、びっくりするのは「もらえるものはもらいたい。」とハッキリいう若手議員がいること、さらに委員会で発言せず、居眠りしても費用弁償(日当)を受けとっている議員がいるという事実です。

 6月21日から6月議会が始まります。私は、議員になって以来、報酬削減、費用弁償廃止に取り組み、議員提案で議案を提出してきましたが、ずーっと否決され続けています。今回はなんとしても可決ゴールをスパっと決めたい。

広島にはがん条例はいります!!がん政策サミット2012 2012/5/15
 がん政策サミットは、がん患者・家族そして医療従事者、行政などを対象に、よりよいがん対策への政策提言を目的として毎年開催されています。今年は、国の第2期のがん対策推進計画、都道府県のがん対策推進計画について、どのような提案ができるか、これから半年にかけて審議されることになっています。よりよいがん計画を立案するために患者としても意見を伝えることが大切です。

 私は、広島県のがん対策推進協議会の第1期患者委員として、意見をだしてきました。第2期は、患者委員を県民から公募とするということになり、私の委員としての任期は修了しましたが、まだたくさん提案したいことがあります。これからは委員会傍聴をしたり、コメントを出したりしたいと思っています。

 広島県のがん対策推進協議会は第1期の終わりに、知事に「がん条例が必要」と報告、進言しました。がん条例がまだ制定されていないので、制定までは気を抜くことができません。今、条例はたくさんの都道府県にできています。なお、政令都市で制定しているのは名古屋市、岡山市です。私は一般質問、委員会質問でこの件について見解を求めましたが、市の答弁は、「研究する」に留まっています。なんとも消極的です。

日本初の広島開催・NPDI外相会議誘致に市長は紙一枚のコメント 2012/5/3
 私は、3月12日、予算委員会(総務関係)において、「NPT再検討会議は、かなりハイレベルの交渉が必要で、なかなか開催が難しい。そこで、NPDIの開催が現実的で可能性が大きいのではないか。これにむけて準備するのがいいのではないのか。」とたずねました。

 NPDIについては、2月の新聞報道で「この会議を誘致すべく政府が動いており、広島開催が有力だ」という記事を読み、このことを参考に質問をしました。それに対して、市は「新聞社のはやとちり」といった態度だったのですが、結果、新聞社の予想的中?で、4月27日に「2014年に広島で開催される」ことが決定しました。外交上、秘密にしておく必要もないこだと思うのですが、広島市の情報収集はどうなっているのでしょうか。

 NPDIの開催は、核廃絶と恒久平和を訴える機会であることには間違いがないのですが、テレビにも新聞にも市長がこのことで会見している場面は見当たりません。開催決定を受けて、市長は「核兵器廃絶と世界恒久平和を願う広島市民の思いを外相たちに伝えるまたとない機会」と歓迎するコメントを発表し、記者取材を受けただけです。全く、どうなっているのでしょうか。

 最近、湯崎知事と松井市長がよく比較されています。「発信力が断然、知事の方が上だよね。」「前をむいて話すのが、知事。下を向いて話すのが市長。」なるほどとうなずくのは私だけではありません。

 広島市にせっかく誘致された国際会議なので、首長としてもっと「平和」を押し出してもいいと思います。「迎える平和」と市長はいっていますが、このままでは「沈む平和」になるように思えます。

*NPDI・・・軍縮・不拡散イニシャティブ
(日豪共催による非核兵器国10箇国の外相会議)
*NPT再検討会議・・ジュネーブ、ニューヨークの国連本部でしか開催されていない。

三井化学岩国大竹工場の爆発・・劣化ウランと市長コメント 2012/5/3
 隣県・山口県の化学工場は夜間に光輝き、隠れた観光スポットとなっていました。

 が、今回の爆発騒ぎで、「現場から400メートル先に劣化ウランが3400本ほどドラム缶に保管されていた」という事実が明らかになりました。さらに地方自治体に対しては報告義務がないので、周辺市町は、「全く知らなかった」・・こわいことです。

 市町が知らないということは、危機管理ができず、防災計画に組み込まれていないということです。劣化ウランの影響については、様々な意見があることは承知していますが、住民の安全を守るためには、「悪い場合」を想定して、ことにあたるべだと考えます。早急にこの事実をもとに防災計画を策定すべきです。当然、広島市も情報交換し、万全の対策を立てておく必要があります。

 しかし、松井市長は定例記者会見で、化学工場に保管されていた劣化ウランついてコメントを求められて、被爆都市の市長とは思えないコメント「それは、散らばればですね、それは大ごとですね。少なくとも今までは安全に保管されてたでしょうから、それが飛散するとか、飛び散るとかいうことのない、安全な保管は引き続きしっかりやっていただければなと思いましたけどもね。」

・・・ まるでひとごとのようです。情けない、恥ずかしい。この市長に危機管理能力があるのでしょうか?
定例会見はこちら

がれきの受け入れについて 2012/4/7
 広島市議会は東北大震災における福島県を除く2県のがれきの受け入れを広島市がするよう決議案を可決しました。

 しかし、私は安易に賛成できず、起立しませんでした。私は、福島でこの1年間に3度、ボランティアで医療・保健活動して来ました。そのためにしっかりと放射能に関する勉強をしています。

 放射能は福島県だけでなく、東北地方はじめ、一部関東地方にも影響があります。どのがれきが安全で安全でないかなどと選別をしていると政府はいいますが、いまの政府のやり方をみていると信じ難いものがあります。 

 基準値の問題、搬送の問題、そして実際に広島市のどこの工場で処理するのか、どこに焼却灰をうめるのか、ほんとうに可能かどうかなど十分議論されてはいないまま提出された決議には政治家としても医療職としても責任がもてなかったのです。

 津波によるがれきは2300万トンあり、その一部を引き受けるというものですが、阪神大震災では2000万トンのがれきを兵庫県内で処理したと聞きます。

 私は、福島はじめ様々な人たちにエールを送りつづけたいと心から思っています。しかし、がれき処理は、広域ではなく、高性能な大規模プラント工場を東北に建てて、東北の人を雇用したほうが、より復興に役立つのではないかと考えています。

議会棟の喫煙室が撤去できました! 2012/4/7
 つい先ごろまで、議会棟1階ロビーの隅にはビニールカーテンで仕切った喫煙室がありました。実は12月の議会改革推進会議でカーテンを撤去し、新たに分煙室を設置することが決定していましたが、私は140万円もかかる分煙室の決定にはいかがなものかと思っていました。

 結局、医師会などからの抗議をはじめ、様々な力が後押しして、喫煙所の設置費(約140万円ほか)を削除した予算の修正案を賛成多数で可決しました。議会改革推進会議による存続の決定を覆した格好になります。
 そのおかげで議会棟の玄関が広くなり、タバコ臭さも消え、爽やかな空間となりました。

 公的な施設は禁煙となっています。市役所が禁煙となっているのに、議会棟だけが治外法権になっていてはいけません。

 議会の一部の会派では、控え室に灰皿をおき、タバコを吸っています。これは同室の、吸わない人の健康について全く配慮が欠けていると思います。



性暴力被害者支援看護職養成講座受講修了証書 2012/2/20
 性暴力被害にあった人に適切なケアを提供する専門的知識と技術をもつ看護師を養成する講座を受講し、修了証書をいただきました。

 この講座を受講することで、性暴力被害による心身の傷のケアにあたり、その後の影響というダメージをできるかぎり少なくし、医療現場での二次加害(無神経な言動によって被害者をさらに傷つける)を避け、本人の意思に応じて告訴など法的措置に備えて証拠採集し記録を残すことができるようになります。

 性暴力被害者のワンストップ支援センターの設置を促進していきたいと思います。


市長の給与5%カットは「みんなで渡れば怖くない」?? 2012/2/20
 117万市民をかかえる、政令都市広島の首長は高い見識が必要だと思います。けれど、「世界に誇れるまちをつくる」と言っているご本人が2月7日の定例記者会見で市長等の給与カットについて下記の発言をしています。

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記者 その行革をこれからも進めていくということで、その決意として月給、給与を5%カットというのを出されていますけれど、5%の根拠はどういう。

市長 根拠というのは。

記者 なぜ5%にされたのでしょうか。

市長 えいやっですね、これは。1割だとちょっときついしね、とかね。3%だとちょっと少ないと思われるかなと。正直具体的根拠はないんです。それで、削減するメンバーに話し掛けて、一緒に赤信号を渡りましょうと言ったら、じゃあ5%ということになりました。すみません。単なる意気込みだけであります。それで足りないと言われるかどうかは皆さんの評価によるところであります。


~広島市HP:市長の記者会見より~

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私は、総括質問のなかでこのことについて質問をしました。正直、空いた口がふさがらないとはこのことです。情けない、恥ずかしいと思うのは私だけでしょうか。悪い夢をみているようです。松井市長にこの広島の舵取りをまかせていいのでしょうか。

包括外部監査報告のミスを指摘! 2012/2/20
 議会前にはたくさんの報告書、議案書があがってきます。私はとにかく最初、ざっと目を通し、それから、関心のある案件などをじっくり読み込みます。そこで疑問があれば、担当者からヒアリングし、関係する法律、同様な問題の検索、比較などしながら、調査。議員は行政を監視する役割もあるのです。

 包括外部監査とは、市の財政運営などを外部の専門家が監査するというものです。私は監査報告を読むことは大変勉強になるので、楽しみにしています。今回目をとおしているとフト??疑問が湧きました。

 公認会計士というプロが調査しているので、間違いないとおもったのですが、「待てよ・・」

 株式会社広島バスセンターの株券について監査人は「平成19年に株券を電子化しており、広島市は「株主名簿記載事項証明書」(平成19年7月16日現在)の発行を受けている。」と報告しています。

 「上場している会社は株の電子化をしなければならないけど。バスセンターは非上場会社だよね。株券を電子化してると書いてあるのはなぜかな??」株券の管理についての素直な疑問です。そこから、担当者を呼んだり、電話をかけて確認したりで、バタバタ。結局、電子化はしておらず、会社の定款で、株券は不発行を定めていました。

 市民にすぐ不利益があるとか実害が大きいというものでは全くないのですが、報告が間違いである」ということがわかりました。原因はバスセンターを指導調整している財政課の認識不足、監査を引き受けている監査人等の未熟さにつきるのではないでしょうか。

 監査人から、「発見していただきありがとうございました。」といわれましたが、私の気持ちは複雑でした。

今期にかける思い 2012/1/10
 2012年のスタートです。ほんとうに1年が早くすぎて行きます。今年はどんな1年になるのでしょうか。

 3期目が始まって9カ月になりますが、議会のなかではいろいろなことが起こっています。一人会派で悔しい思いをすることも多くなってきました。

 私の今期の目標はがん対策に関する条例の制定です。広島県には条例策定を視野にいれた動きが見えてきましたが、広島市はまだまだです。被爆都市としての特徴を視野に入れたがん対策(早期発見・早期治療等)をもっとすすめていくべきです。

 私自身のがん患者としての思い、がん仲間やその家族の期待、医療者としての経験をふまえて、条例を作成し、議員提案し、制定にまで持っていきたいと考えています。

 年末に超党派議連のがん対策推進委員会設置をよびかけようと動きましたが、そう簡単にはいきません。時間が必要なようです。様々な道を模索し、ぜひこの条例を成立させたいと考えています。

 また、議員報酬削減と費用弁償廃止の働きかけも1期、2期と継続してやってきましたが、いまだ実現されていません。これは議会改革推進会議にも議題として上がってきていますが、なかなかまとまりません。

 削減に反対する議員のグループが、いまだ過半数をしめているからです。そういったグループの代表は、個人的には賛成でも会派としてまとまっていないという意見を主張されます。私は会派でまとまらなくっても個人で採決すればよいと思っています。市民は会派に投票するわけではなく、個人に投票しているのですから。

 課題山積のなか、市民の皆様の税金を無駄づかいせず、市民の皆様の幸せを願って今年もがんばります。

議会改革?なにが改革できるのか?議員報酬増額発言に驚愕!! 2011/11/6
 議会改革のために各会派の代表が集まって意見を述べ合う会(広島市議会改革推進会議)が開催されています。しかし、私のような一人会派は委員になれません。傍聴のみです。つまり発言はできず、きいているだけです。ただ、「代表の許可があれば意見を述べること」はできます。

 私は、市民団体の方への対応が同時刻に重なり、11月2日開催の会議には出席できませんでしたが、翌日の中国新聞を見てびっくり。議員報酬を値上げ案がでていると書いてあるのです。

 議員報酬削減についての議論のなかでの三宅議員(安芸区・ひろしま保守クラブ)の発言です。本当とは思えなくて、真偽を確かめるべく、会の録音テープを議会事務局から借りて聞きました。まさに記事どおりの発言・・・・びっくり仰天です。

 かいつまんで言うと「議員報酬は足りない、もっと上げてほしい」と主張しているのです。広島市の財政難を会社に例えて「(経営状態が悪いといって)社長の報酬を削ったら、社員は夢がなくなる」と。

 全国の地方議会が、改革にむけて報酬削減の流れを加速しているなか、なんとも言い難い・・情けない話です。三宅議員は会社の代表取締役です(ご自分のHPにそう書かれています)。倒産しそうな会社の社長の給与を値上げすれば、社員がやる気をだすような会社があるのでしょうか。

 市民の声にきちんと耳を傾けてみるべきです。
 これでまた、政治不信の泡がふくらんでしまいました。

9月議会報告Ⅱ 2011/10/12
 公共工事にかかわる決議案に反対!!を表明しました。

 今回、9月議会最終日に提出された決議案は、公共工事における地元業者の受注機会の拡大についてです。景気対策となり、一見よさそうにみえますが、「すでに議会で一旦決定したルールを変更して、さかのぼって地元業者に下請けをさせよ」という内容です。

 そもそも6月議会で、6億円以下の工事については地元業者を優先するという入札見直しを議決しました。その際、この入札見直し案には、9月1日以降に入札広告等を行うものから適用すると明記されていました。

 しかし、突然9月議会に提出された決議案には「その適用前の工事についても配慮を講じることが大切と考える」となっています。適用前の工事とは具体的にはどの工事なのか、すでに地元外に発注された下請け工事はどうなるのか、また配慮とは具体的にどんなことを指すのか、疑問だらけです。

 自分たちで作ったルールを自分たちで批判するおかしな決議案です。決議案は、法的拘束力はありませんが、政治的効力はあります。

 つまり、工事を発注する行政への無言の圧力です。決議案の説明議員は「うがった見方をしては困る」と反論されましたが、かつての利権、癒着という歴史が戻ってくる要素を含んでいると思います。 過度な地元業者の保護はいかがなものでしょうか。

 建設業界とかかわりのある議員や労働組合に連なる議員たちだけでなく、ほとんど全員の賛成をえて、可決されました。しかし、意外にも私以外に2人の反対者がいて、3人の共通点は公共工事とは縁の遠い医療関係者(医師・看護師)でした。

9月議会報告Ⅰ 2011/10/12
 9月議会では、補正予算はじめ契約の締結、法律の改正にともなう条例の一部改正などを検討しました。誰でも自由に発言できる「議案質疑」と「議決に対する自分自身の態度表明のための討論」に登壇しました。質問をしているだけでなく、もっと積極的に提案して、と思われるかもしれませんが、修正案提出には5人の議員の同意が必要です。私は1人会派なので、声かけをしましたが、5人集まりませんでした。
 この9月議会で、気になる行政側からの提案について私の視点をお伝えします。

電車軌道の芝生緑化・・・1650万円(国と市)

 原爆ドーム前電停付近40メートルの路面電車の軌道内に芝を植える提案です。

 2013年に市民球場跡地を中心に開催される全国菓子博を盛り上げるためと景観の向上・ヒートアイランド抑制が目的です。

 路面電車の軌道緑化は今急いでしなければ市民益を損なうといったものではありません。また、維持管理費(水やり、草ぬき、芝刈りなど)に毎年40mで35万円、来年度延伸するという110mで98万円のコストが継続してかかり、それを担う企業との調整もこれからという甘い段取りになっています。

 実際広電はすでに自社で元宇品〜海岸線(256m)を軌道緑化していますが、芝生の半分以上は根付いていません。またすでに軌道緑化を行っている地域でも美しく保たれているところは多くはありません。つまりかなりの手入れが必要なようで、実際に景観向上につながっているところは鹿児島など数市です。

 緑が多い街は美しいものですが、うっかり手入れを怠ると却って、美観をそこねるものになります。1年かけて芝の検討をされたということですが、冬の間どうなるのかなど疑問も残ります。

鳥獣被害対策設置事業・・・1096万円(県からの配分金)

 いのししなどが田畑をあらすのを防ぐための金網設置事業で、国からの交付金(国→広島県→広島市)で行われます。ただ、この事業は、地元の方たちが14年間管理をすることを前提としていますので、地域の団体などの応募団体がないところには設置できません。

 安佐北区では設置が決まるようですが、イノシシ一頭当たりの被害額、被害量が安佐北区の2倍ある安芸区には手を挙げる団体がいなくて金網の設置ができません。折角の事業ですが、高齢化し、過疎化した地域では、なかなか応募できないのが実態です。

 被害の多い地域をどうしたら守れるのか、行政がどういうサポートをしたら、公平に課題解決できるのかと知恵をめぐらせていただきたい。積極的に地元にかかわって、応募できる環境を整えるのも行政の役割なのではないでしょうか。

●広島空港へのアクセス対策社会実験の事業・・・1015万円

 空港へのリムジンバスのコースを増設するというものです。平和大通りコース(白神社前―小町―田中町―空港)と宇品コース(広島プリンスホテル―宇品港―空港)を既存のバス停を活用して運行するそうです。

 平成7年に平和通りコースをホテルがバス会社と契約して運行したのですが、1年で中止になったことがあります。その際の状況と特別何か変わったことがあるとは思えません。

 県、市の共同の事業ですが、効果の物差しなど結果予測もほとんどできていないようです。私は市内でのアクセスより、むしろ山陽道の渋滞が問題だと思いますし、名古屋空港のように「空港に遊びに行こう」と思えるような何かしら楽しい仕掛けがあればいいのではと思います。

9月議会がはじまりました 2011/9/25
 議会では、3人以上の議員のいるグループは会派・交渉団体として認められますが、私のように一人会派は非交渉団体となり、一般質問は議長の許可が必要になります。

 今までは、議長に許可をもとめ、1年に1度~2度は一般質問をしていました。けれど、今議会でルール変更の可能性がでてきました。

 6月議会では、「新市長の所信表明を受けて、是非一般質問を」と議長に許可を求めました。しかし、「むずかしいのー」の一言で終わり。6月議会での質問はできませんでした。ちなみに同じ一人会派の議員も同じように許可をもとめたそうですが、別の日に丁寧にお断りの電話があったとか・・・

 議員の中には任期4年間一度も質問をしない議員がいると聞きました。積極的に質問をすることが遮断されて、全く質問をしない議員はおとがめなしというのもなんだか理解ができません。こんなことでは市民から付託を受けた議員としての活動がひどく制限されてしまいます。市民は個人を選択したのであって、会派を選択して、一票いれたのではありません。

 そこで、一人会派の3人で相談して、議長と議会改革委員会の代表へ「年一回は一般質問ができるように保証して欲しい」と正式に申し入れをしました。現在、議会改革委員会で一人会派の一般質問をどうあつかうのか検討中で、結果まちです。

 議員の中には何のために議員になったのか、首をかしげたくなるような人もいます。当選さえすれば、楽な就職先だと考えているような議員や地域の御用聞きのような議員、いつも居眠りばかりしている議員など、時々がっかりすることがあります。私は既成政党に所属していませんし、会派にも入らず、地縁血縁のない選挙で当選させていただきました。これからは、議員としてやりたいことがはっきりしていて、積極的に発言していこうとする市民派議員をもっともっと増やしていかないといけないと思います。

 ちなみに、議会での一般質問は上記のとおりですが、報告と議案にたいする質疑は一人会派でも議長の許可なく自由にできます。9月議会では15日に監査質疑を行いました。26日には議案質疑を行います。

リレーフォーライフ2011広島(尾道)に参加しました 2011/9/25
 台風にひやひやしながら、奇跡的に青空にめぐまれた秋の日・・・18日、19日に尾道に行き、リレーフォーライフ(がん患者支援のためのイベント)に参加しました。

 これはチャリティーイベントで、がんについて啓発、がん研究や患者支援のための寄付集め、がん患者・家族の交流を目的としています。参加者は有志でチームを組み、患者さん(サバイバー)たちと共にグラウンドを24時間交代で歩き続け、共に歩くことで、がんに向う勇気や生きる感動を共有します。

 広島では3回目の開催です。1回目は旧市民球場、2回目は女学院中、高等学校グラウンドで開かれました。私は、一回目は事務局長、2回目は副実行委員長をいたしました。その際には、退職された元県知事、元市長も歩かれました。2011年は尾道での開催で、副知事と尾道市長も参加されていました。

 私は今回はじめて、運営側ではなく、がん患者のひとりとして参加。今まで出会えなかった人達と触れ合い、時間をとって話もでき、とても有意義な24時間を過ごすことができました。

 二葉の里に、がん治療のために高度先進的治療センターも建設がすすめられようとしています。これからも議員としてもがん患者としても積極的に医療政策に取り組んでいきます

会派控え室の工事に税金706万9539円! 2011/8/30
 議会は選挙のたびに、議員の入れ替えだけでなく、会派の構成も変わります。会派とは、同じ意見、考え方などを持った議員が集まって政治活動を行うために結成される団体のことですが、選挙の度に、新しい会派ができたり、なくなったり。また会派に所属する議員数も変わります。

 そのため、その度、それぞれの会派控室の広さを変更しなくてはなりません。4年前の前回選挙も今回も700万円を超える工事になります。

 あまりにもったいないので、最初から、1人に1つ小さなスペースを55箇所つくったらいいのに、と思います。会合は会議室を活用すればいいわけです。あるいは、多少の増減があっても、部屋の使用の工夫をすれば、もっと削減できたと思います。

 工事を開始する前、会派幹事長会議で予算をきくと500万円との回答でした。しかし、結局仕切り壁工事だけでなく、電気工事200万円が上乗せとなり、総額は7069539円となりました。

 ちなみに、私のような1人会派は、他の1人会派の人と3人で雑居部屋です。

新市長の平和宣言 2011/8/13
 被爆から66年たった今年。福島県の東京電力原発事故で核の脅威を再度認識することになった中で式典を迎えることになりました。新市長の平和宣言をぜひ、この耳で聞かねばという思いで式典に出席しました。

 「広島の平和宣言」は世界にアピールする非常に大切な宣言文です。当日配布された冊子を読み、市長自身の読み上げを注意深くききました。被爆者の証言を入れたことは評価できますが、平和都市の市長として世界に何を訴えていくのかが見えませんでした。こころに染入るような言葉もなく、残念でした。

 今回の広島の平和宣言は被爆者の生の声を入れ込んだことが特徴となっています。その部分は事実なので、重みもあります。しかし、その重みをどう受け止め、どう展開していくのかが明言されていないので、全体的につかみどころがありません。平和行政へ自分はどうきりこんでいくのかという意気込みがみえないのです。

 3日後に、長崎の平和宣言を聞きました。広島市は市長が起草、長崎市は市民起草という違いがありますが、私には長崎の平和宣言のほうがより心に訴えるものがあると感じました。

 5月に原発問題で両市長がコメントを求められたおり、松井市長は「脱原発を」という積極的な立場、田上長崎市長は脱原発にふれず、「議論を」という慎重な態度でした。しかし、いざ宣言となると全くスタンスがことなり、長崎市長は福島へ思いを馳せ、希望をもつよう励ましながら、原発と原爆の脅威を伝え、さらに非核3原則の法制化、北東アジア非核兵器地帯の創設にまで触れています。一貫した平和への主張があり、世界へのアピール宣言として格調が高いものでした。

 松井市長は「脱原発を主張する人々、再生可能エネルギーの活用を訴える人々がいます」と第三者目線です。では、いったいあなたの意見は?どう考えているのと聞きたくなります。熟読すればするほど、言葉の曖昧さが目立ち残念です。

福島に医療ボランティアしてきました。 2011/8/13
 7月31日から8月5日まで、福島県で母校の聖路加看護大学の「きぼうときずなプロジェクト」の医療ボランティアとして活動してきました。郡山市のビックパレットに拠点をおく富岡町(原発がある町)の避難所の被災支援です。富岡町は全町民が避難。県内各避難所や仮設住宅に町民がばらばらになって不安な日々を過ごしています。

 避難所や仮設住宅で聞き取りをしたり、健康サロンを開催したりしました。町民がばらばらになっているため、町の保健師さんだけではとても手が回りません。原発の問題、放射能の問題をかかえながら、まだまだ大変な日々が続いています。被災地支援について、色々と考えることがありました。

議会初日、びっくり仰天!!松井市長の問題発言へ抗議 2011.6.25
 殆どの方がご存知かと思いますが、市長のびっくり発言です。

 市長は16日、市役所で被爆者と面会した際、被爆者援護に関し「黒い雨とか何とかで、わしは被爆じゃけえ医療費まけてくれとか、悪いことではないんですよ。でも死んだ人のこと考えたら簡単に言える話かな」と述べたようです。さらに市長は被爆者への援護施策に言及し、「何か権利要求みたいに『くれ、くれ、くれ』じゃなくて『ありがとうございます』との気持ちを忘れんようにしてほしいが、忘れる人がちょっとおる」と。市長は被爆者援護に関し「財源の話で言えば国民から税金をもらってやっている。国民の分かち合いの心でやっている。ありがたいと思うべきでしょ」と話したとの報道もありました。一方、援護施策の拡大は従来通り国に求めるようです。

 驚いたというより、むしろ恥ずかしい。この人は広島市長にふさわしくない。物事を深く考えないのか、市長として言葉の重みを知ってはいない。被爆者への配慮が欠けている。

 市長の所信表明をきいても、建前だけの羅列で虚しい。しかも内容が古臭く、新しい未来像・平和の哲学がみえて来ない。市民から選択された市長であり、前任の秋葉市長とカラーの違いがどうでるのか楽しみにしていたのだが・・・・・私は市長の今回の失言に対し抗議文を書き、読みあげ、市長(秘書課・原爆対策部長対応)に届けました。

6月議会です 2011.6.11
 いよいよ3期目の任期のはじまり、6月議会がスタート。

 3期の1年目は総務委員に所属することになりました。議席位置も変わりますし、議会控え室も移動します。(工事があるので8月末予定)9月議会から新しい控室ですが、1人会派用の混合部屋(陰では雑居房とも呼ばれているようですが)で、地域デザイン・みんなの党の2人と同室になります。

 ちなみに新たな会派構成で議会棟の改修にはなんと500万円!!かかります。会派で部屋をつくらず、55人で小さな個室をはじめから用意しておけば、任期がかわっても、永久に改修しなくてもいいのにといつも思っています。

 また、新しい市長さんになっての初めての議会なので、どんな政策をうちだすのかが注目です。私は議会前の常任委員会(行政組織の説明と課長以上の担当者紹介)にすべて出席し、その折の市長あいさつを聞き、じっと観察し、記録に残しました。

 残念ながら、だれかの書いた、とおりいっぺんの文章をただ読んでいる感じで、いまいちトップリーダーとしての情熱が感じられませんでした。

 市民に対しては対話を強調されていますが、私は古いタイプの官僚のスタイルを感じました。また、言葉の重みを自覚されているのかどうかもちょっと?です。発言の翌日にはトーンダウンした突然の「脱原発」もどこまでが本心なのかわかりません。

 広島市議会開催・・・議長副議長選挙 2011.5.23
 臨時議会が開催されました。今議会は任期の初めなので、議長、副議長が選出されます。

 これまでは水面下で多数化工作がされ、議長選挙がある前に、選出予定の候補者が各会派の部屋をまわり、あいさつをして、その後投票をするという段取りでした。今回は透明性を図るため、所信表明会を開催し、立候補者が「私が議長になったら、このように議会改革をすすめます」と5分間でプレゼンすることになりました。一歩前進ではあります。

 しかし、所信表明会前にすでに根回しがすんでおり、だれが議長になるのか、副議長になるのか決まっていました。自民党系の最大会派(5会派が1会派となり、21名)と公明党会派ですでに過半数なので、対抗馬がいてもいなくても、かわりなく・・・そして、どう動いてもどうにもできず・・・というのが実態です。

 正副議長候補はそれぞれ2人いましたが、結局、選出されたのは、どちらも最大会派の議員で年功序列の順送りパターン・・・それが、残念です。

 これから議会改革をどうすすめていくのか、本当にリーダーシップをもってできるのかどうか・・・。対外的にも117万平和都市、政令都市の議長は国内外の様々な場面にも対応しなければなりませんから、大変です。

どのようにリーダーシップを発揮されるのかみていきたいと思います。

3期目もがんばります! 2011.4.11
 4月10日の広島市議会議員選挙で、当選いたしました。
3期目となりますこれから4年間、今までにも増してがんばってまいります。
引き続きご支援をよろしくお願いいたします。

東北地方太平洋沖地震の被災者の皆様へお見舞い申し上げます 2011.3.16
 皆様もよくご存じのとおり、東北地方太平洋地震での被害は、原発のトラブルも含め、広がるばかりです。被災地では、住宅のない中、寒さも加わって、とても厳しい状況だとの報道が続いています。

 広島市からは、被災者の受け入れのための住宅の準備、消防署員など職員の派遣、備蓄物資の輸送などを12日から開始しています。未曾有の被害となりましたが、みんなで助け合って被災者の皆様を援助していきたいと思います。

 復旧には長期間かかると思われますので、広島市も災害時に責任のある職につくはずの職員が手助けにいく、救援物資を広島市で集めて仕分けし、必要なものだけ送るなど、何かしらほかにもお手伝いできることがないか、考えていく必要があります。

提案しつづけることに意義がある?選挙公報はまたまた否決! 2011.3.13
 以前から選挙公報の必要性を訴えてきました。市長選挙は公報(各候補者の選挙公約などが書かれたもの)が新聞折込で世帯に1枚とどくようになっています。しかし、市議会選挙のための議員公報がでていません。もう、19政令都市のなか発行されていないのは北九州市と広島市だけ2都市のみです。

 これは、市民の皆様へ投票のための判断材料が提示されないということです。わたしは議会の当然の責任だと思うのですが、否決となりました。

 来期も是非議員提案していきたいです。否決される議案は提出しないほうがよいという意見もありますが、否決されても必要なものは提案し続けたいと思います。

長かった予算委員会が終わりました 2011.3.13
 長かった予算委員会が終わりました。23年度の予算は一部修正して可決となりましたが、なんといってもトピックスは、西飛行場だったと思います。議決の日は山のような報道陣で、関心の高さをうかがわせました。

 私は、西飛行場のあり方検討委員会を傍聴し、市民の皆さんの意見を聞き、自分なりに判断をしました。「空港存続ではなく、ヘリポート化でよい」という結論です。

 まず、広島県に2つの空港がいるのかという疑問です。たしかに本郷にある空港は市内から遠く、霧がでたり、リムジンは予定どおりにつかなかったりで便利がよいとは思えません。しかし、そもそも騒音はじめ住民の反対があって郊外に移転させたわけですから、西飛行場近辺の住民環境を見落とすわけにはいきません。

 存続派は、これからの都市機能では空港は重要である、と主張されます。小型機が日本でも開発がすすめられ、その評価がたかくなってきていることは知っています、また、LCCはじめチャーター便の飛行も視野にいれて前むきに考えていく必要があるのではという意見も一定は理解ができます。

 しかし、自治体空港は半数が赤字です。いったん作った空港は、もう後戻りはできません。が、空港存続の場合、滑走路はじめターミナルビルの移転など100億円の予算が必要になります。まだ羽田の発着枠がもらえたわけでも、就航会社が決まったわけでもない、見通しのない状態で、、空港の市営化するというのは、あまりに不安です。

 これからの長期間にわたる赤字の額を考えると、市民生活をこれからさらに安定させるためにも、年2500万円のヘリポート維持の負担におさえるのがよいと考えました。また、小さくても市民に安全を保証しながら、危機に対応がきくヘリポートも必要なものだとも思ったのです。

 新幹線は、どんどん加速化しますし、ダイヤ数も便利によくなりつつあります。飛行機がなければ、都市機能が衰退していくということが本当にいえるのかどうか・・・

 とにかく、結果は廃港となりました。

予算特別委員会の議員 2011.3.10
 予算特別委員会は、大切な予算を検討する場です。正副委員長を除く51名の議員の参加が望まれますが、実際の出席人数は下記表のとおりです。開会時に人数が少ないのは、遅刻者がいるということです。報酬だけでなく、日当や交通費ももらいながらのこの出席率の悪さを私は許せないと思っています。
 


また、今回から委員会風景が公開になり、インターネット中継が始まりました。が、平均アクセス数は36で、十分
周知できていないと思います。中継をご覧になった市民の方にお聞きすると、議員の私語や居眠りが目立つとご指摘をうけました。給料泥棒といわれないようにしたいものです。

2月議会、予算特別委員会がはじまりました。 2011.2.27
 予算特別委員会は、23年度予算について審議を行い、議論する場です。今回は予算特別委員会の副委員長を指名されたので、委員会での采配をしなければなりません。委員長1名、副委員長3名の計4名で委員会をとりしきるのです。

 委員長席にすわると景色が違います。左には市長はじめ、ずらりと局長、部長、課長がざっと40人から50人、右には議員が陣取ります。その真ん中で、議事を取り仕切る席なのです。

 初めての経験です。左右からの挙手に対応し、質疑に対しては、名前を指名しなければなりません。緊張はしませんが、途中でトイレにはいけません。水断ちして臨んでいます。

 それにしても議員の出席率の悪さには閉口します。行政側は当然担当者全出席。しかし、議員は残念ながら55名中42名~37名(時間によって出席者が違う)という有様です。議会基本条例を制定したので、インターネット中継しているのですが、そんなことおかまいなしの様子です。委員会室に座っていない議員はいったいどうしているのでしょうか。控え室でテレビをみているのでしょうか。古参の議員は質疑もせず、聞きもせず、うしろでお昼寝をしたり、ヤジを飛ばしています。議会も、かわらないと広島はよくなりません。

安佐南区の老老介護心中事件について 2011.2.9
 なんとかならなかったのかと思う事件です。6日に安佐南区で老夫婦の遺体がみつかりました。男性が一人で認知症の妻を介護しており、自分が入院しないといけなくなったことを苦にしての心中だったようです。

 虐待事件もそうですが、なんとも言えない暗い気持ちになります。現在は、公的介護保険もあり、学区単位で地域包括支援センターもあるのに・・・しかし、「助けて欲しい」という声をあげることは本当に難しいのです。特に、妻を介護する男性は、地域でも孤立しがちで、慣れない家事に疲労困憊し、洗濯物ひとつ干すのにも気苦労がいるのです。

 15年前、私は大学院での修士論文「在宅で妻を介護する男性の性役割と心理的要因の研究」で、100人近い男性介護者へのインタビューをまとめたことがあります。その結果、まじめでやさしい責任感の強い夫ほど、介護うつになったり、アルコールに手がのびたりするという傾向が分かりました。今回の事件は、自分自身の病気と認知症の妻のきびしい病状とが重なり、こういう顛末に。本当つらかったことだろうと思います。

 私は、誰かひとりでも声をかけつづけていれば、関心をもってちょっとおせっかいをしたりすれば解決できるのではと思います。私は中区に住んでいますが、マンションやビルで一人暮らしをされておられる高齢者をたくさんお見かけします。私は、出会うと必ず、声かけをします、しばらくみかけないとご自宅に様子をみにいくことにしています。

 一番怖いのは無関心です。広島市も年々、高齢化率が上がってきていますが、やはり人が人を助ける施策を基本に展開していく必要があると思います。都市化の中で新しい地域のつながりが充実していくように行政が後押しできればと思います。

急転直下の市長不出馬と市長選、市議選をめぐって 2011.1.20
 市長の突然の退任表明に皆さんびっくりされているのではないでしょうか。

 退任理由の説明はインターネットのユーチューブ、地元1社の生放送のなかで行われました。ユーチューブや生放送であれば、編集されることはありませんので、市長の気持ちもわからないではありません。しかし、テレビ、新聞でのみ情報を得ている有権者もたくさんいます。市民から選ばれた政治家として、自分の好みのメディアだけを使うというのはいかがなものかと考えます。テレビ、新聞、インターネットなど全てのメディアで色々な形で説明されればよかったのではないでしょうか。

 藤田県知事が辞められた時は、有権者の関心も少なかったようで、簡単な説明で終わり、問い合わせもあまりなかったと記憶しています。それに比べれば、秋葉市長は最後まで、賑やかですね。

 ある市民の方が「たたかれるということは仕事をしている証拠、なにも仕事していなければ批判もない」と感想をのべられていました。市長は批判されながらも市民にとっては関心の高いヒトだといえます。私は8年間ずっと、市長(行政)に対しては是々非々(ゼイゼイヒーヒー??)でやってきました。それぞれの議案について自分で考え、そのつど判断してきており、親秋葉でも反秋葉でもない中立の態度で議会にのぞんできました。これは市長が変わっても同じことです。

 ところで、市長選です。これには元市議、現市議、著述業など4人がすでに立候補を表明されています。あと、70日あまりで市長選、市議選、県議選のトリプル選挙が行われますが、なんといっても117万人の政令都市の首長の責任は重いものがあります。この高齢社会で、「世界のヒロシマ」を後退させず、未来のこどもたちに負担の少ない社会にしていかねばなりません。関心は高いと思います。立候補者が多ければ、当然市民の選択肢がひろがります。

 おなじように市議会議員にも新人がたくさん出馬を予定しているようで、それぞれ活動が活発になってきました。政治家を選択するための判断材料として「お金にきれいかどうか」があります。これらは当然まもられるべきものです。皆さんもインターネットや新聞、テレビなどを通して、投票予定の候補者が不正をする人ではないことを確認してから投票しましょう。

選挙公報を出そう!!条例提案がんばります. 2011.1.1
 あけましておめでとうございます。寒波が押し寄ましたが、快晴の元旦となりました。

 本年1月は不適切な会計処理問題によっていままで開催されなかった決算委員会が13日から27日まで開かれます。2月に入ると日程がまだ明確ではありませんが、定例会あり予算委員会ありとめじろ押しです。3月上旬まで議会がありますので、統一選挙まで忙しい毎日です。ちなみにあくまで予定ですが、市長選挙公示3月27日、市議会議員選挙は4月1日あたりです。投票日は、同日投票で4月10日予定となります。

 私は、市議会議員選挙で選挙公報を出したいとずーっと言い続け、条例提案してきました。市長の選挙公報は発行されるのに、議員の選挙公報はありません。18政令都市で議員の選挙公報がないのは北九州市と広島市の2都市のみです。一度、条例提案しましたが、否決されました。

 私はたくさん新人のためにもまた、様々の政策など比較検討するということは大切なことだと思います。是非、選挙公報を市民の皆様にお届けできるようにがんばりますから、応援をしてください。

今年も終わります・・ 2010.12.30
 寒くなってきました。あわただしい年末ですが、景気は悪く、若者の就職戦線も厳しく、さらに、生活保護を必要としている市民も増加しています。

 市は年末に年越の相談窓口を開催しています。どんな状況だろうと午前中に行ってみました。ご用納めですでに他課はだれもいませんが、保護係の担当者が交代で対応していました。みるところ、相談者には高齢者の方が多いように思いました。年金だけでは暮らせない、稼ごうにも職がないという状況です。
 
 広島市(人口117万人)には、10月現在、約25016人の生活保護受給者がいますが、この年末までに少し増加していると思います。保護人数は、中区、西区、南区、東区、安佐南区、安佐北区、佐伯区、安芸区の順となっています。受給者数は、ずっと横ばいで下がることはない状況です。

 高齢者だけでなく、母子家庭も増加しています。また、東区では続けて2件のこどもの虐待死が報道されました。あいりちゃん事件をはじめ、こどもが犠牲になることが多く、児童相談所はパンク状態なので、私は区単位で虐待防止を展開し、「泣き声通報」を徹底するべきと思います。弱い人たちにしわ寄せがいく世の中にしてはいけません。

市は不適正な事務処理を公開、返還。 これで一件落着に反対! 2010.12.28

国の会計検査院の調査により、全47都道府県と18政令都市のおいて不適正な事務処理があきらかになりました。

広島市はその指摘をうけ、対象の2002〜2009年度のうち3年分を調査して、不正経理額を約8億5000万円と推計。特別職、管理職らから約5000万円(不適正に納品された物品などの係る返還額、利息相当金、国庫返還金の加算金)を返金させるとし、市長の給与から来年1月の給料の20%(26万円)返金させるための関連条例案を開会中の12月定例市議会に提出しました。私は反対しましたが、30人の賛成があり、可決しました。

 返還はしなくてはならないのは当たり前なのですが、①本当に他都市の前例どおりの返還割合でよいのか、②もっと調査して返還額を確定してもよいのか、③いま、可決してしまったら、もうこの不適正経理事件は一件落着になってしまって、追求できなくなってしまう・・・という3点の理由で反対しました。

 また、同じようにきっと広島県も同様な不適正経理があるはずと思うのですが、なんの動きもありません。広島県だけでなく、県議会もどうしてきちんと追及しないのか不思議でなりません。

酒気帯び運転と懲戒処分のあり方 2010.12.28
公務員の懲戒処分はきちんと基準がもうけられています。

福岡市職員の飲酒運転により3児が死亡した事故以来、飲酒運転に関する罰則は全国的に厳しくなりました。

広島市でも、今回、局長級職員が酒気帯び運転による衝突事故で停職6ヶ月の処分を受けました。
昨年、同じような事故をおこした一般職員は免職となっています。2人とも呼気1リットルあたり、0.15ミリグラム以上のアルコールが検出されており、科学的には同数値です。

この二人の処分の大きな違いは、退職金がでるか(停職)、でないか(免職)です。私は処分の差に合点がきかないので、担当者に聞くと「事情が違う」というのです。局長級職員は「飲酒後9時間経っているので、酒が抜けたとおもって運転していた」と話しているので悪質性が低いと判断したというのです。

でも誰がそれを証明するのでしょうか。9時間前だったという証拠はどこにもありません。本人の自己申告しかありません。お酒の分解速度は、飲酒量、酒の種類、体重、肝機能など様々な影響が考えられ、個人差があることはわかっています。

しかし、私は処分のあり方として、局長級だからこそ、厳しい処分をしなければならなかったのではと感じています。(ちなみにこの局長級の処遇は停職のまま退職を迎え、退職金は、数千万円でした)

広島西飛行場はどうなるのか 2010.12.21
 西飛行場について思い出があります。それは以前、コミューター便(広島ー出雲)があった時代のことです。仕事で多忙を極めていた私は、出雲の義父の介護のため、月1回この片道20分のフライトを利用していましたが、乗客が私ひとりということが何回かありました。これでは採算があわないのでは・・・素人の私にもわかります。やがて、出雲便を含む14路線が次々に廃止になったのは周知のとおりです。

 県が緊急用ヘリポートにすることを決断したため、市として空港の廃止か存続か、結論を出さなければなりません。
選択肢は、以下の2つです。
1)広島県と共同でヘリポートとして維持する。(年間経費は県と折半となり、2500万円の負担)
2)市営の空港として存続させる。(維持のための経費は現在の試算では、最低でも1年に2億~3億円の拠出、路線を確保するために沖合へ滑走路の延長が必須で、さらに資金が必要。)

 私は、市が開催した3回の「西飛行場のあり方検討委員会」のうち2回傍聴しました。傍聴して実感したのは「あぁ、これは西飛行場の存続のための意見交換会なのだな」ということです。存続か廃止かを論議する場ではないことが伝わってきました。そして出された答申は、私が感じたとおり、小型機の導入を視野に入れての存続を主張したものでした。羽田路線を確保できれば航空会社の収支は黒字になると予想。人員配置の見直しなどで経費削減を進めると、存続した場合の市の(としての)負担額を現在と同程度の約2億7千万円と試算しました。しかし、具体策はみえてきません。

 私は建設委員会(いま、建設委員です)で下記のような質問をしました。
私:「羽田-広島間の就航を予定している会社はどこですか?」
答弁:「フジドリームエアライン社です」
私 :「その会社の反応はどうですか?」
答弁:「市営が前提での交渉なら話にのると言っているが、まだなにも建設的な話や交渉はしていません」

 就航会社側は採算を考えて、「市営にして、赤字が出た場合は市が肩がわりすることを条件にしたい」と主張しているようです。けれど、具体的な交渉がないのでは、存続を決めたにもかかわらず、就航する会社がないというお粗末な結果になりかねません。
①どの程度の赤字なら、観光や企業の活性化のために広島市が負担しうる額と考えるのか。
②空港存続の際、空港を集客力のある魅力的な施設にするアイディアはあるのか。③就航予定の航空会社の業績はどうなのか。
④羽田空港で採算ラインとする発着の便数を確保できるのか。
などなど・・・他にも疑問符はいっぱいです。
こうした不安に答えるだけの材料が、行政側に不足しているように感じました。

 私は
*就航が明確に確約されてから、整備するといったことはできないのか?
*平成24年度の秋から予定されている広島南道路太田川放水路渡河部の工事との関係はどうするのか?
などを引き続き、建設委員会で質問していこうと思います。

 
 オリンピック基本計画説明会について  2010.11.2
  説明会は「市民の生の声」をきくことができるよい機会です。私は、オリンピック基本計画説明会(2区:昼1・夜1)に参加してきました。参加者は中年層が多く、7割から8割は男性です。議員は各回に2人~3人参加していました。

 最初に担当課の説明が1時間あり、それが終わると30分の質疑応答となります。手元にA3サイズを二つ折りにした計画の概要一枚が資料として配布されています。 回答するのは担当の部長、課長ですが、総勢8人くらいが対応する体制になっていました。

 いろいろな視点をもった質問がでました。簡単にメモをしながらきいていたので、少し羅列してみます。

《批判的な意見・質問》
●基本計画は委託で2000万円ちかい金額を支払って名古屋の会社がつくったときいたが、このくらい職員で対応できたのではないか。
●アジア大会の負債もまだ残っているのにこのうえどうなるのか
●財政的な問題として、市民ひとりあたりの負担が多くなるのではないか
●交通など実際に市民生活に支障をきたすのではないか
●なぜお盆の時期にするのか、交通渋滞をまねくのではないか
●寄付を本当に1000億円集めることができるのか
●宿泊施設が足りないのにどうするのか
●競技場へ新幹線でのってくるなど、選手はじめ観客にも無理だと思う
●核廃絶は賛成だが、オリンピックはナショナリズムの象徴だ、いったい開会宣言はだれがするのか
●資金が足りないとき、国が保証してくれるというがほんとうにそうなのか
●IOCこそ商業主義で腐敗しているのに、その改革が先ではないのか
●寄付をあつめるというなら、市長、職員が率先してやるべきだ、退職金はじめ将来ノーベル賞をもらってもその賞金もだすべきだ
●仮設施設など売却するといっているが売れた実績はあるのか
●テロなどの安全対策はできるのか
●パラリンピックはバリアフリーが必要だ、今の広島の状況はそうなっていないから考えてほしい
●12月に招致するかどうか決めるというのはあまりにも説明が足りないし、拙速である、もっと時間をかけるべきだ
●被爆者団体はどう考えているのか
●招致は議会の議決を経てきまるものなのか
●現在の核保有国の参加はよびかけるのか

《肯定的な意見》
●こどもへの遺産になる、みんなが力をあわせてやろう
●寄付はなんとか世界から集めることができる
●なんとかこの広島でやろうということをみんなできめてしよう

私はこの基本計画だけでなく、もっとオリンピック招致にいたる経過の説明が必要だと思いましたし、議論を重ねて、市民合意をどうとっていくのかが課題だと認識しました。「市民合意」をとることはほんとうに難しいことです。

方議員年金廃止に伴う地方自治体の負担は
全国で総額1兆3000億!
2010.11.2 
 議員になりたての頃、食堂で同席になった古参某議員が「議員はとにかく3期しなきゃ意味がない、年金をもらう資格ができんけのー。わしら、退職金もないんじゃけー。倍もろうて当然よー」と言ったことをいまでも覚えています。

 議員の年金は、地方公務員等共済組合法に基づくもので、現役議員は強制加入.
受給資格があるのは12年以上在任した65歳以上の退職者です。各共済会が掛け金と市区町村負担の公費などを運用し、在職時の標準報酬月額や在職年数に応じて支払います。公費が占める割合は市区町村議で47%。平均年間受給額(07年度末)は都道府県議195万円、市区議102万円、町村議68万円でした。

 私は前から疑問だらけのお手盛りの特権だと批判的な意見をもっていましたが、ついに議員年金は積み立て金不足で破綻をむかえます。加入議員が市町村合併で約3万6000人の激減となる一方、受給者が約9万4000人という構造では、どう考えても持続はできません。

 現在、この年金は廃止の方向で検討されています。現行制度の廃止にともない、3期12年以上在職の議員は一時金(7割前後)か、減額の年金受給かどちらかの選択制となるようです。一時金払いとなったとき、広島市の負担がいったいどのくらいになるのか来春になると試算がでてくると思います。市民貢献もない、政策も語れない、居眠り議員に支払いたくはありませんね。

 認知症疾患医療センターを市民病院に!!  2010.10.20
  私の市民相談は多岐にわたっていますが、最近は、認知症に関する相談も増えてきています。特に介護者のかたの負担は大きいものがあり、その早期発見、相談、治療を積極的にしていくためには日常生活圏に専門の医療センターが必要です。

 広島県は7月に大竹市と三原市の病院をセンター指定をしました。しかし、広島市にはまだ指定された病院はありません。私はせっかく交通便のよい中央にある市民病院がその拠点になるべく準備をしなければならないと思っています。

 認知症疾患医療センターの指定は政令都市でも可能です。認知症に関わる優秀な医師や看護師はじめチームでこの病に積極的に関わっていくことはとても大事なことです。センター実現のために議員として積極的に活動していきたいと思います。

 不適切な会計処理で決算委員会が延期!! 2010.10.20 
 21年度の決算を検討する決算委員会は本来9月28日からスタートする予定でした。

 しかし、直前に 市の不適切な経理(平成16年度分約8500万円)が国の会計検査院の調査であきらかになったため、広島市は全庁で総点検し、平成21年度の結果も含めて、この11月末をめどにまとめることになりました。

 不適切な処理があるかもしれない21年度決算を10月に「認定する」ことが、はたしてゆるされるのかと議論を重ねた結果、延期となったのです。他の16政令都市も同様な不適正な会計処理を指摘されています。延期となったことに反対をするものではありませんが、私には大きな疑問があります。

 一つの疑問は、広島市に内部監査、外部監査のしくみがあったにかかわらず、会計検査院に不適切な処理を指摘されるまで、そのことを発見できなかったという事実です。また、もうひとつの疑問は、決算委員会の監査に監査委員として選ばれている2人の議員の役割です。「決算書を監査しましたよ。ちゃんと確認してますよ。」という役割を担った議員の仕事の方法はどうだったのでしょう。

 詳細で膨大な監査の資料をみることは大変な作業ですが、その職務をどう果たすかについて検討すべきではないでしょうか。 内部、外部の監査だけでなく、いったい監査委員の議員は何をいままでしてきたのかと逆に市民に問われかねません。

 私は以前、不適切な経理処理に気づき、それを監査報告の質疑として議会で指摘したことがあります。 会計検査院なみの監査力をどうしたらもつことができるのか、また不正はどうしたら防げるのか、
 これからの課題です。

 安心こども基金の地域子育て創生事業をどう展開するのか  2010.10.3
  9月22日、国の補正予算を受けて実施された「安心こども基金」の地域子育て創生事業について質問しました。

 「安心こども基金」は、子育て支援と景気回復をねらって、麻生政権のおり創設された,所謂ばらまき予算です。この基金を活用せよと国→県→広島市とおりてきたものですが、知恵しだいで効果的な施策として展開できると考えています。今回はこども未来局、健康福祉局、経済局、道路交通局、教育委員会が手をあげ様々な事業を展開するこになっています。
 なかでも、食と流通に関する親子体験学習事業(中央卸売市場での見学など)・親子お菓子作り体験教室開催・子育て支援映画鑑賞会開催事業・歩行者天国を活用した親子ふれあい体験・親子で楽しむ西広島飛行場まつりなどのイベント型のばらまきが目立ちます。
 1年だけとはいえ、大事な税金ですので、予防接種率向上のための広告費用などに使うべきだと考えています。答弁には、今までどおりのイベント型事業しか思いつかない柔軟性のない行政の体質が露呈していたと感じました。

 
 9月議会では費用弁償(日当・交通費)廃止案を議員提案!結果は否決  2010.9.30
 私は1期から費用弁償の廃止を訴えてきました。そして報酬の2重取りともいえるこの費用を受け取ることを拒否して、2期目から法務局に供託(受け取りを拒否すると広島市が毎月法務局に供託します。このお金は本人が請求しなければ国庫に入ります。)をしてきました。

 この費用弁償の支給廃止を2期目も提案し続け、今回で4回目の提案となります。私の所属するひろしま未来クラブ(2人)と共産党(5人)の共同提案でした。

 議決時に賛成に起立したのは、提案した私たちと公明党(8人)と新保守クラブ(1人:費用弁償の廃止を訴え、毎月の費用弁償を法務局に供託していると公言していたのに、そのお金ををこっそり引き出していたと報道された議員です。・・・残念で、しかたがありません。礼儀、規範、道徳の重要性をよく訴えていた議員だけにまさかという感があります。市民からは、供託している議員への不信を招いたと思います。だから、彼は起立しなければならなかったのでしょう・・)の合計16名でした。

 残念ながら16人では過半数を超えていないので、否決という結果になります。可決するまでは議員としてがんばっていきます。下の表は全国の政令都市と広島県の費用弁償の現状です。

 
 
リレー・フォー・ライフ・ジャパン in 広島開催  2010.9.13
 昨年もお知らせしましたが、今年もがん患者さんを励ますイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン in 広島」があります。9月19日20日の2日間 中区上幟町の広島女学院中高等学校で開催されます。

 当日は森本ケンタさん、砂川恵理歌さんの生ライブ、打楽器や津軽三味線の演奏やダンスなど、終日華やかなステージもあります。また、カープ選手サイン入りアイテムのチャリティオークション、絵本作家ふくだとしおさんのサイン会のほか、医師による講演もあり、ウォークやルミナリエだけの参加も可能です。
ご都合やご希望に合わせて自由にご参加ください。詳細はHPで→ttp://www.rfl-hiroshima.jp/

 
ニュースレターができました!! 2010.7.29
 まにわ恭子ニュース30号ができました。こちらから

ニューヨーク物語Ⅴ
 いよいよ核廃絶再検討会議の初日です。6時間の時間を要して獲得したゲストカードを首にかけて、国連本部に入りました。入口はもちろんのこと、あちこちに警察官以上の装備の強面警備員がいます。どこからどこへいったらいいのかわからないので、尋ね、尋ねいくと会議場にたどり着きました。

 私はいつも5分前着席をこころがけているのですが、今日は特別1時間前着席です。早めの行動はいいことなのですが、まわりにはだれも着席していません。その間、写真と撮ったりしていました。

 しばらくすると、バッチリと身なりのよいスーツ姿の外国人の方が座り始め、あっという間にいっぱいになりました。まわりに日本人はいません・・・。ここですぐ「おかしい」と疑わないところが、私のいいところ?なのでしょうか。耳を澄ますと「アンバサダー=大使」という言葉が聞き取れます。
 ここの席は政府関係のVIP??ここではっと驚き、ゆっくりと様子を伺いながら、怪しまれないように席をたち、もうひとつ上の階へ上ります。するとそこには日本人の国会議員たちがいます。間違えて座っていたのです。

 あわてた気持ちを静めて、今度は所定の位置に座ります。国連事務総長はじめ、イラン大統領の発言が、会場正面の大きなスクリーンに映しだされています。ナマでイラン大統領のアハマディネジット氏の姿を見て、演説を聞きました。英語ではないので、全くわかりませんが、何となく米国批判と自国の正当性だろうということは推測できます。多くの方の演説をききながら、国際社会の複雑さと核廃絶への道のりがいばらであることを実感しました。


ニューヨーク物語Ⅳ
 NPT再検討会議開幕前に平和行進があります。どんなデモ行進になるのか、楽しみでした。学生時代に経験してからもう、40年もデモなどはしてはいません。

 すごーい人ごみで、エネルギーいっぱい。おおよそ1万人といわれていましたが、それ以上なのではと思いました(主催者発表は2万人) 日本人は約2000人の渡米していましたが、小柄なせいか、かたまりになると外国人の方がやはり目だっています。手に幕やプラカードをもち、核廃絶をさけびながら、ゆっくりゆっくりと歩きます。

 先頭には車イスの被爆者の方、広島、長崎の市長、市議会議長が真横に並んで横断幕をもっています。私は、リオのカーニバル並の人の数に疲れて、休みながら、歩きました。

桑田議員も一緒に行進

 途中でトイレにいきたい!とおもっても気軽に「トイレかしてくださーい」とコンビ二に入るわけにはいきません。歩きながらも「トイレはどこ?」といつも探し続けることになりました。なんとか最終点にちかづき、スタバをみつけひと休み。前日はタイムススクエアでテロ未遂事件があり、ピリピリムードでしたが、事故もなく、おわったことは何よりでした。

 夜は、NGO主催のピースキャンドルで平和を訴えました。歩きくたびれ横顔をごらんください。

歩きつかれた私

 ニューヨーク物語Ⅲ
  戦争を知らない世代に平和の大切さを伝えるには、当事者の語りをきくことが一番インパクトがあると思う。今回のNYの旅では、大切な人に会える、会いたいという希望があった。それは、被爆60年の記念に広島へアメリカの町の合唱団のメンバー(女学院同窓会の紹介で、そのメンバーのうち2人を私がホームビジットでお世話しました)を連れてこられたオレゴン在住の田村秀子さんである。

 お会いして、彼女の被爆証言を聞くこともこの旅の目的の一つであった。スケジュールに追われて大変お忙しいなか、少し時間が取れて国連内のベンチに腰掛け、聞き書きをすることができた。今まで被爆後、外国に在住している日本人に被爆証言をじかにお聞きすることはなかった。

 原爆を落とした国に住みながら、その惨劇をアメリカの人たちに伝え、そして、アメリカの人が過ちを謝罪し、その許しを乞うという旅を実現させた田村さんのエネルギーはすごい!!
お話を聞いて、小学6年生の時の被爆原体験が、故郷を遠く離れ、自分で人生を切り開いてきた彼女を今まで支えてきたのだと感じた。

 76歳の小さな身体に秘めた田村秀子さんの思いを今まとめていますので、近々HPで報告します。



ニューヨーク旅物語Ⅱ・・・国連の会場に入るには?
 NPT会議はじめ平和市長会議が開かれる国連に入るためには前もって登録しておく必要があります。だれでも国連にフリーパスで出入りできないわけで、厳重なチェックがあります。テロに遭って以来より厳しいチェックがなされているということでした。会議場に入るためには、まず登録を確認するために目の色、髪の色、身長、体重、国籍様々な記入をします。そして、顔写真をとって、署名をしたカードを作成してもらわなければなりません。

 「登録カード取得のために朝早く起きて、順番をとりにいかなくては」とおもっていたのですが、「時間前に順番を取るのは日本人くらいよ。」といわれ、「それでもねー」と1時間前には出かけたのですが、、、国連前に行くとたくさんの人たち!!出遅れた!!すごい行列なのです。

 おりしもその日はすごく良い天気で日陰がなく帽子の用意もなく・・・暑いなか外で6時間も待ち続けました。私のまわりは全部フランス人で、歌を唄ったり陽気に待っているのですが、私は歌う元気もなく「このフランス気質はどこからくるのかなー」「もういい加減に静かにしてよ」とため息ばかりです。

 「誰か日本人はいるのかな」と振り返ってみるとどこかでみたような人が・・・テレビでおなじみの共産党の志位委員長でした。「国会議員でも同じように順番を取るために並ぶんだー。」と感心してしまいました。彼はちゃんと背広をきて汗を流しながら、終始ニコニコ笑顔、ゴリッパです。それに比べて私の顔は「ムスとして不機嫌きわまりない顔」になっていたと思います。

 やっと自分の番にたどりついたら、「一枚書類が足りない!!」と指摘され、また、並びなおしして・・倒れんばかりです。また並んで、また並んでやっと再び順番が来ました。今度は、書類に不備がないかどうかドキドキでしたが、どうにかクリアでき、顔写真もうまく撮れて安心。

 これで国連の出入りは可能となったわけです。これからが本番なのにもう、仕事が半分終わった気分です。このカードを紛失したら、また、はじめから並ぶんだと考えると「厳重保管」でガードマンを雇いたい気分でした。

ブルックリン橋 自由の女神像 事務総長パン・ギムンさんの看板と一緒に
ニューヨーク旅物語 Ⅰ・・はじめに
 5月6日にニューヨークから帰ってきました。お約束どおり何回かに分けて報告します。

 私は海外視察の公金使用に反対していますので、今回も自腹ケチケチの旅です。

 以前、がん手術を2回受けた身。リンパの流れがわるいので、とにかく座ったままでの(成田からNYまで)12時間のフライトに耐えれるかが不安でしたが、通路で柔軟体操したり、水をのんだり、自己管理に務めて乗り切りました。幸いなことに4月から、全日空のNY便は、新しく少し座席にゆとりがある機種になっており、頭の固定も工夫がしてあって意外と快適!!ウトウトしたら、到着してしまいました。

 36年ぶりのNYです。マンハッタンでツインタワーをみた20代とグランドゼロをみた50代の私・・・自分自身の歴史と同時に世界の流れの複雑さに感慨深いものがありました。

 旅の目的は、5年ぶりに開催される核不拡散防止条約再検討会議がどう展開するのか、この眼で世界はどう動いているのかを確認することです。特に平均年齢75歳という被爆者の方々にとって、渡米は身体的に大きな負担です。核廃絶をアピールする機会が次は5年後だと考えると今回はどうしても成果を出したいという思いがありました。また、平和市長会議の活動もどう評価されているのか、じかにそれを確かめたいとも考えていました。

 この旅物語はいまから随時、更新してまいりますので、ご期待ください。

 核不拡散条約(NPT)再検討会議に行ってきます!
 新聞などでも報道されているように、5月3日から核不拡散条約再検討会議がニューヨークの国連本部で開催されます。私は5年に一度のこの会議に参加することにしました。この会議だけでなく、開催前の様々なイベントに出席して世界の実情をこの目でみてきたいと思います。
 もちろん、自費です!! 日本から2,000人、広島から100人の市民が参加予定です。
 帰国したらご報告します。

 
 再議
 「出来っこない!」「パーフォーマンスだ!」「説明不足だ!」激しいヤジの飛び交う臨時議会。議員になって8年目になる今ではもはや見慣れた風景で、品性を疑うようなヤジにも驚かなくなりました。しかし今回は特別です。一度は議会で否決された五輪招致検討予算案など3案を市長が再議(地方自治法により1回否決された議案を再提出することができる市長権限。但し可決するためには、3分の2以上の議員の賛成が必要)にかけるという42年ぶりの珍事に議場が騒然となりました。

 ことの発端は3月の予算特別委員会での議決でした。特に白熱したのが、「五輪招致検討費」「折り鶴ミュージアム(仮称)検討費」「市長の海外出張旅費」についての予算を「認める」か「認めない」の議論です。定例議会では様々な意見がでましたが、結局28対26(議長を除く54)の僅差で五輪招致検討予算などを「認めない」ことになりました。そして、臨時議会開催・再議突入となったのです・・・

 この騒動の中、再議について広島市議会の歴史を紐解いてみると、いまから42年前、昭和43年4月20日の第2回臨時議会で、「水道給水条例の一部を改正する条例」で水道料金の値上げが再議にかけられています。当時の会議録をみると市長は山田節男氏、議員定数50人で女性議員はただのひとりもいません。また、当時議員で今も議員として健在な方が2人・・。喧々諤々の徹夜議論を綴った記録のなかで感心したのは市長と議員との問答の長さでした。みな真剣に討論しているのです。また、面白かったのは誰がどのようなヤジを発したかが正式に明記してあることです。ヤジの内容によっては末代まで恥をさらすことにもなりかねません。もちろんその逆もあるでしょうが…いずれにせよ議員の発言は重い、とあらためて思った次第です。

 そして42年後の今議会。再議にかけられた議案は、たいした討論もないまま、一転して「認める」という結果になりました。偶然かもしれませんが、42年前も今回も翻意したのは公明党でした。再議の際、同党は「五輪招致をはじめから否定してはいなかった」と賛成の意を表しました。そうであれば初めから定例議会で原案に賛成していればこのような騒動も起きなかったのに…とその分かりにくさにう~んと唸ってしまいます。市民の皆さんもいったいどういうことなのかと思われたでしょう。

ここでちょっと提案!! 若草町再開発問題
 高額な予算の課題として、若草町再開発の個人施工者(民間会社)が設立する保留床管理法人への無利子の貸付40億円(国20億)があります。

 私はこの貸付がどうしても腑におちないのです。「民間なら金融機関で借りればいいのに、金融機関が貸さない状況だから、国や市に泣きついてくる、そもそも不景気といってもそのくらい自力で調達できない会社に開発をまかせていいのか」という思いがこみ上げてきます。 「いえ、その会社が倒産しても影響がないような契約にしてあります、ビルのテナントも稼動率を計算しても大丈夫です」と市側は説明はするものの、いまのご時勢にテナント・事務所がすぐうまって家賃収入がうまくまわるといってもにわかに信じがたいのです。

 そこで、名案あり!!このテナントに商工会議所に入居してもらって、家賃収入を固定化すると安定するし、億単位の貸付も目処がみえてきます。商工会議所は解体して、新たに建築しなくても新築のテナントに入居していただければ、便利もいいし、慰霊碑からの眺めはよくなるし、なんだか私のなかではスッキリまとまるんですけれど、名案か迷案かどうかいかがでしょうか。 

*若草町地区再開発とは、JR広島駅北口の若草町で、活気と賑わいを取り戻すため、市営若草住宅をツインタワー形式のホテル棟とオフィス棟に変身させる事業のことです。大和システムという会社を中心にした「広島若草都市開発合同会社」が事業主体となっており、すでに工事はすすんでいます。ただ、途中で不況を理由に外資系ファンドが撤退したためその穴埋めとしてホテル・オフィス棟の保留床を取得する管理会社に、40億円を無利子で融資する方針を広島市が決めました。

 
予算特別委員会で賛否イロイロ
 先週から委員会が開催されています。私の割り当て分は終了し、登壇はないので、あとは皆の議論をきき、議決にのぞむことになります。

 会派を組むといいこともありますが、言いたいことを言いたいだけ言うための時間や割り当てが、思い通りにならないのがちょっと残念です。ひとりの時はたとえ5分でも出番があって、言いたいことを思いっきり言ってスッキリ!していたのですが・・・3人という小さい会派なので割り当て時間は少ないのですが、それでも一人会派の時より、時間が3倍になっているのでよしとします。

 さて、今回の委員会では「オリンピック誘致」、「旧球場の跡地問題」、「若草町地区市街地再開発への貸付」などに対しての意見が多いと思います。他の議員の議論をききながら、「なるほどおっしゃるとおり」「いやはやそれはないだろう」とひとり呟きながら、メモをしたりしているのです。

3月13日夜空相談中止のお詫び
 3月13日の夜空相談は当日の朝、会場の都合により、急遽中止になりました。皆様にお知らせをする時間もなかったため、わざわざ足を運んでくださった方にお詫びをすることもできませんでした。大変申し訳ありませんでした。なお、今回の夜空相談は4月17日(土)の18時に延期いたしましたので、是非お越しください。

重箱の隅をつつく(包括外部監査結果報告への質疑)
 包括外部監査報告は、毎年、事務執行や財産管理はじめ様々のテーマでおこなわれます。監査するのは外部法人で、一般競争入札で決定されています。

 私は監査報告書を読むのが好きでいつも楽しみにしています。なぜかというと一般質問をする際の切り口が勉強になるのです。監査委員は公認会計士たちで、問題をどうあぶりだすのかがワクワクです。この報告に関して議員はほとんど質疑をしません。すでに監査意見を付されているので、それ以上何をいうことがあるのかというのが大方の見方なのです。

 私は「重箱つつき」といわれても「傷に塩を塗りこむ」と思われても、監査で指摘された点に対して、当局の姿勢や理由やこれからの改善点などに言及することにしています。

 今回は、市立大学は4月から大学法人化されますが、それに伴い、人、物、情報の管理をきちんとすべきであると、より一層の改善を求めました。市立大学へは毎年平均43億円を管理運営費として市民の皆さんの税金をつぎ込んでいます。私の質疑はこちら

児童自立援助ホームの設置を
 1月27~29日まで特別委員会で行政視察にいってきましたが、その中の一箇所に東京都文京区の社会福祉法人カリヨン子どもセンターがあります。ここは全国初の試みとして、弁護士会が積極的に動いて開設された、子ども用の「緊急避難場所」です。

 児童相談所では、定員があり必要なときに必要なだけの逃げ場所がありません。虐待され、安全に暮らせない子どものためのシェルターです。相談や交渉での弁護士料が無料だということも驚きです。

 今まで150人の子どもたちが親などから逃げ、そして自立の道を歩んでいます。都内だけでなく九州をはじめ遠隔地からも相談や実際に世話になる子どもがいるということです。カリヨンにやってきた子どもたちは、14歳から19歳で、女子が3/4、男子が1/4の割合です。そのうち、家庭に戻れた子どもは1/4 、家庭に戻れない子どもたちは都から認定を受けた児童自立援助ホーム(15歳以上の自立をめざす子どもたちがスタッフと生活するホーム)で支援を受けます。

 中国5県の中で、広島県だけ児童自立援助ホームがありません。ちなみに鳥取県は4か所あります。

 現在広島市でも設置の動きがあります。虐待での死亡報告など、悲惨な事例が後をたちません。早めの対応を要求しています。

 
肝臓機能障害が障害者手帳の対象となります。
 平成22年4月1日から肝機能障害が身体障害者手帳の交付対象になります。詳しくはこちら です。わからないことは担当課にお尋ねください。

オリンピック誘致について
 「夢」のような話ですが、「夢」をみたいとも思う。複雑ではあります。

 よく、市民の皆様から、「いったい、どうなってるの。お金はあるの。」「市長のパーフォーマンスなんじゃないの。」「平和の祭典の原点にもどって、案外うまくいくかも。」サンピ両論、ギロン噴出です。しかし、応援自治体が確実に増えてきていることは有難いことだと思います。ほんとうに掛け値なしで賛同していただいているわけで「もみじ饅頭」を贈呈したい気分になります。

 でも、この先どうなっていくのでしょうか。先が不確かでみえないので、不安でもあります。まもなく2月議会。そして予算委員会がはじまります。検討委員会はじめ、誘致に関わる予算も提出されることになります。いまの時点では、判断材料が少ないのですが、よく、よく調査研究して、判断しようと思います。

議員の委員会出席率
 まもなく2月議会と予算委員会がはじまります。下記の表は昨年の予算委員会の議員の出席調べです。予算委員会が始まる前に議員の出席数を委員長が「出席数43名であります。ただいまより、予算委員会をはじめます。」と声たかく表明してスタートするのです。そのときの数をメモしていたものです。

全出席数は議長をのぞく、54名です。ごらんになったらわかるように全数になったことはありません。実際に議会棟にきていても、署名だけして、会派の控え室でテレビをみている、お茶の飲んでいるということなのです。特に昼休憩後は出席率が開会時(10時)に比較して、低下します。委員会の席についていなくても報酬、日当は支給されています。市民から付託をうけているにもかかわらず、義務放棄です。議員の資格はありません。
 予算委員会は、次年度の市政運営を決める大切な委員会です。いま、議会改革委員会で、予算委員会のあり方、見直しをはかっていますが、議員のこの怠惰な現状を見直すことが一番必要なことです。
【平成20年度予算特別委員会 議員出席状況】 単位:人
(議長を除く議員定数 54人)
委員会 月/日 開会時 昼休憩後 午後休憩後
文教 2/29 43 40 40
3/3 42 34 31
厚生 3/4 42 40 36
3/5 39 40 37
建設 3/6 43 31 38
3/7 40 40 37
経済環境 3/10 40 43 35
3/11 39 34 33
消防上下水道 3/12 34 36   
総務 3/13 36 37 38
3/14 38 35 38
総括 3/17 42 32 33
討論・採決 3/25 53    

2010年
あけましておめでとうございます。 

今年はどんな年になるのでしょうか。ワクワクドキドキしています。議員活動もいよいよ2期の最終年、8年目に入ります。総括の年です。皆さんのご支援とともに叱咤激励をよろしくお願い致します。トラ年ですが、ウサギ年のワタシは伏魔殿のトラにつかまらないように、飛んで跳ねて走り抜けてみせます。

2009年年末に
 皆様、お世話になりました。今年も残すところわずかとなりました。ご用納めで議員控え室の机周辺の積んである書類を片付け、個人事務所を片付け、家を片付け・・書類、資料は山積。なべ、皿も山積。新しい年までにはなんとかと手足をフル回転していますが、なにしろ「もったいない」が口癖で、大胆に捨てられないのが欠点です。短くなった鉛筆やちびた消しゴムなどいとおしく・・空になった佃煮やジャムの瓶も手離せません。

「広島市子ども条例」を制定しよう!!
 わたしは2年前から、広島市で子ども条例の制定をと取り組んでいます。最初のきっかけは木下あいりちゃん事件でした。悲しい事件でした。いまの世の中をみたとき、子どもの権利が侵害されているなと思うことはたくさんあります。殺人、虐待、体罰、いじめによる自殺などさまざまです。子どもにとって優しいまちとして広島市は子ども目線で物事をみていく施策を展開していく必要があります。

 社会のなかで子どもが豊かに愛情を注がれながらいきていくことは当たり前のことではありませんか。私は広島市には子ども条例がある!ということを誇りに思う社会であって欲しいのです。

 しかし残念なことに一部の団体などが子ども条例をつくると子どもがわがままになる、親子のきずなが壊れる、学校教育が麻痺するなどということを主張されていますが、誤解があるのではないかと思っています。

 1994年(平成6年)4月22日にわが国は子どもの権利条約を批准しています。批准国は「条約において認められる権利の実現のため」に「すべての適当な立法措置、行政措置その他の措置を講ずる」こととされています。地方自治体である、広島市という身近な行政が積極的に子どもの権利を確保する条例を作ることは、とても大事なことです。。

 ここでお願いします。広島市は子ども条例に関して市民意見を求めています。是非、前向きなご意見やこんなことに配慮して欲しいなど広島市の担当までお寄せください。よりよいものにしていくためにがんばります。ご意見はこちらから

議会のルールにびっくり
 議会のルールは複雑で解釈を間違えると大変なことになるので、自分で調べたり、議事課にきいたりしながら、「なるほどね」とうなずくことが多いのですが、今回はたった一枚の紙に新鮮な驚きを感じました。

 ことの顛末を私なりにドキュメントします。新副議長選挙にまつわる出来事なのです。議会最終日、審議すべき議案の採決は午前に終わり、暫時休憩で午後より、新副議長選挙のハズ。予鈴が鳴り、午後1時開催となっても議員の出席出足は鈍く、議事課の担当者が議場入り口と議場内で首を伸ばしてして、ひとり、ふたりと増えていく数字の確認をしているのです。待っても、過半数(27人)を超えません。「どうしたん?何かあったん?」と思いながら、しばらく座っていました。過半数以上にならないと議会は開かれないのです。キョロキョロするのもみっともないので、だまったまましばらく、姿勢を整え、また、待ちます。その後、その他の議員は議場に入ってきません。ため息をこらえてまた、待ちます。音もしません。誰も来ません。

 結局、議場にすでに入っている議員は控え室にもどることになりました。しばらくすると議事課の担当者が大慌てで階段や廊下を走り回っています。もう、汗だくです。担当者が汗を流しながらもってきた、手元にあるものは何?「これが出されました。よく、読んでください。」

 配布されたのは、議長名通知の一枚の紙。
「出席催告書」(地方自治法第113条) この内容は、簡単にいうと「出てこない議員は出てこなくてもいいよ。この通知をだしたからには法的に出てきた議員だけで決めることが可能なんだよ。」というものです。

 さて、指定の時間に再び予鈴がなります。なんと議場には順調に議員が入ってくるではありませんか。今度は、全員で55名(議長を含む)が揃いました。しゃん、しゃんと副議長選挙がはじまり、28対27で、新副議長誕生となったのです。票数からわかるように1票が大変大きな意味をもっていました。

 その後、どうも副議長選挙で、1人の議員が態度を決めかねていたらしい、説得されていたらしい、いいくるめられたらしい、脅かされていたらしいと噂が飛びまくりました。真相はわからずじまいです。

 市民のみなさんは議会ではこんなことがおこなわれているのか!?と思われると思います。私の想像を超える、想定外のことがおこるので、体力も気力も必要です。それにしても広島市議会でこの「出席催告書」が提出されたのは、数十年ぶりだったとか。法律に裏づけされた紙一枚の威力は、水戸黄門の印籠なみの「これが目にはいらぬか」「ははー」の光景にピッタリはまります。

般質問をしました!!(10月1日)
1:「平和への誓い」について
 ・原爆の日に子どもによって読み上げられる「平和への誓い」は毎年、素晴らしい文章です。この「平和への誓い」を教育や広報で利用できないか検討して欲しい。

2:広島市への寄附について
 ・いまは広島市に寄付をしようと思うと納付書をおくったりで、手続きが面倒なのではないでしょうか。クレジットでも寄付できれば国内外から寄附しやすくなると思う。その体制作りについて検討したらどうか。

3:特定健診について
 ・特定検診とは、メタボ健診ともいわれ、国の制度です。生活習慣病対策として、40歳から74歳までの公的医療保険加入者全員が腹囲測定はじめ、血圧、血糖値などの検査をするものです。
 ・広島市の事業結果は11.6%で、政令都市中最下位でした。目的が達成できないとなるとペナルティがあります。それを試算すると10億円となりますが、こうなった原因をどう分析しているのかお答えください。
 ・健診の葉書をおくるだけではなく、参加型の健診に変えていくなど、実施体制のみなおしがいるのではありませんか。

4:施設指導監査について
 ・高齢者施設、児童施設、障害者施設の監査結果報告を公表しています。施設は利用者のための質の向上、適正な運営の確保が求められます。そういった意味で施設監査は重要な機能であると思います。市はどういう認識で取り組んでいるのかお答えください。

5:市立看護専門学校について
 国の法改正により、看護の基礎教育は今後大学を中心とした教育体系への転換をはかるという方向性がだされました。広島市民病院、安佐市民病院、舟入病院、総合リハビリセンターなど公の病院の看護師の人材確保のため、広島市立大学に看護学部を新設することを提案します。お考えをお聞かせください。

6:急傾斜地崩壊対策事業について
 ・市民の生命をまもるために急傾斜地下にある家屋に住む住民の要望と急傾斜地の所有する地権者の協力や同意があれば、この事業は税金を使って整備可能となり、年間5億円程度が予算計上されています。この急傾斜地崩壊対策事業が個人の資産形成を資することはないのでしょうか。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン in 広島
 わたしはがん生還者です。もう、7年になろうとしています。政治家の多くはがんであることを隠しますが、がんを前面に出して政治をしているわたしはなにを隠すこともありません。そんな私は今、あるイベントのお手伝いをしています。

 9月22,23日に旧市民球場で、開催される「リレー・フォー・ライフ・ジャパン in 広島」というイベントです。がん患者や家族、遺族、医療関係者などが一同に集って24時間(もちろんずっとではありません)歩くというこのイベントは、がん患者さんを励ますことを目的としています。

 中国地方ではじめてのイベントですが、全国で今年は14箇所で開催されます。横浜と広島は同じ日に開催されます。たくさんのがん患者さんと家族、そして支援者が24時間あるくことで、参加者のなかでがんと闘う連帯感がうまれ、がんに対しての啓発になると思います。ぜひ、皆様もご参加ください!
http://www.rfl-hiroshima.jp/

政権交代
 いよいよ鳩山劇場の幕開けです。

 選挙当日は開票開始の八時と同時に、当確がバンバンとテレビの画面に出るというなんとも不思議な光景ですが、事実ですからしかたがありません。私はずーとテレビの前で、あらゆる番組をみながら、なるほどと感心したり、えーと驚いたりで、席をたつことができませんでした。

 政権を途中で投げ出した総理大臣経験者はじめ麻生さんたちがなんと当選したのはなんでと疑問ですが、昔から染み付いて、固めて地盤がゆるぎない地域特性だったからでしょうか。(そういえば、麻生センメントだったわ)自民党は責任力といいながら、「いったいどんな責任が果たせたの」と問いたくなります。次に驚いたことは公明党の小選挙区全敗です。ほんとうに激風というか政治の流れはあらがえないものがあるのだと痛感しました。いまになって、選挙前の定額給付金はいったいなんだったのでしょうか?なんのためだったのでしょうか?自公政権での目玉だったはずなのに、目玉はすっかり忘れられ、いまはだれも定額給付金についてはコメントはありません。むしろ、子ども手当てに目玉は移行しています。

 これから、民主党のお手並み拝見というところです。民主党の一番あたらしいマニュフェストを手に入れ、熟読しました。

 これからはびっくり箱の連続になるかもしれませんが、一度出た白い鳩がマジックではなく、現実に生活のなかに政策として根付いていくかどうか地方議会の議員として注視していきます。

政務調査費の全面公開の怪??
 政務調査費の使用をめぐって、市民感覚とのズレが新聞報道でされていた。さらに市民の投稿欄に「どうなっているのか」批判の声が書き綴れている。

 使用基準をきめたにも関わらず、いまだに想定外の使い方をしている議員の存在が新聞報道で明らかになった。実に嘆かわしい。「政治とカネ」にまつわる問題は、特に配慮が必要であることは肝に銘じていなければならない。

その記事の例は下記のとおりです。同じ議員として本当に驚きました。情けない!

事例1:看板代34万円、(噂によると地域の人はその看板はみたことがないとか・・・?)
事例2:ローンのある息子の家を事務所に使用、身内への利益誘導といわれかねない?
事例3:ガソリン燃料費の大量使用、いったいどこへ行ったのか、一日のりまわしても使い切れないほどの金額をつかっいる。家族の車のガソリン代や政治活動とは関係ない旅行などに使ったものも含まれているのではないかと疑われてもしかたないかと・・・・

 まだ、探せばたくさんあると思います。

 税金の使用の仕方のテーマで狙いをさだめ、足で稼いだ事実の暴露は、新聞記者のお得意とするところだろう。

 しかし、住民も情報公開で閲覧ができるので、公文書館に行って手続きをして、実際に議員がどう税金を使用しているのか調べて欲しい。政務調査費の会派ごとにまとめているファイルを手にとってみるとよくわかります。そして、疑義については説明を求めることが必要だ。

6月議会が終わりました。
 この1年間厚生委員会で、医療・福祉をはじめ高齢者問題・子育て支援にかかわる施策について、委員長として意見や提案をし、がんばってやって参りました。次期からは下記の職を議長より任ぜられました。

・文教委員
・安心社会づくり対策特別委員会副委員長
・広島県後期高齢者医療広域連合議会議員

議会運営委員会で視察
 5月18日 ~ 5月20日にかけて、川崎市議会・沼津市議会・三重県議会へ、議会を民主的に且つ効率的に進めていく方法としての先駆事例を視てきました。

≪広島市議会との違い≫
① 広島市では一般質問は一括質問の形式ですが、こちらの議会では当局との一問一答制を導入していました。議会前に担当者との検討をすませる、まるで出来レースのような広島市のやりとりより緊張感のある一問一答制のほうがずっとがよいと思いました。 また、質問も担当者との対面式です。直接顔を見ながら反応を探りながら対決!?できるので、ふみこんだ質問がしやすくなります。

② どこの市議会にも事務局があります。しかし、これらの議会では議員立法するための法制部門が強化され、質の高い人事交流がされています。

③ 広島市では、議会のやりとりはすべて録音され、人の耳と手(録音のテープおこし、パソコンに打ち込む作業)で再構成されます。

  沼津市は、それが音声認識になっていて、議会での質問のやりとりがそのまま直接文字になって画面上に出てくるしくみになっていました。広島市は、夜遅くまで職員がテープを聴いているのが実態です。この導入コストは1年あたり600万円、機器保守点検117万円などでおさまるようです。
  人件費の削減にもつながるので、私は会議録作成・検索システム導入を進めるべきだと思います。


がん対策の推進をもっと!!!
平成19年度中国五県のがん対策予算(実績)

県別人口と1人あたりの予算 (円以下四捨五入)
広島県 (人口:2,875,000人 )・・・72円
鳥取県 (人口:604,000人)・・・986円 
島根県 (人口:737,000人 )・・・ 1183円
岡山県(人口:1,955,000人・・・・347円
山口県(人口:1,483,000人)・・・282円

広島県が少ないのは、他県よりすでに整備されているととるのか、もっと力を入れるべきととるのか?
県レベルでは、神奈川県がん克服条例、新潟県がん対策推進条例、島根県がん対策推進条例、高知県がん対策推進条例、長崎県がん対策推進条例)

市レベルでは、岩出市がん対策推進条例、出雲市がん撲滅対策推進条例がすでに成立しています。
私もがん生還者として、広島市への働きかけ、他の議員への働きかけをしてまいります。
子宮頸がんワクチン早期承認を
 子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマヴィルスの感染が原因です。欧米諸国では、その予防ワクチンを12~15才の年齢時に接種することで、将来がんになることが減少する(7から8割)ことが立証され、ワクチンの使用が認可されています。

 このウィルスは性交渉によって感染すしますが、エイズウイルスなどとは違い、ごくありふれたウイルスなので、成人女性の半数以上は一生に一度は感染すると言われています。ただ、いったん感染してもほとんどの場合、ウイルスは自然に消えてしまいます。

 ところが、ウイルスが消えずに持続感染し、何年もかけてがんになることがあります。ですからウィルス感染を防ぐワクチン接種はがんになる可能性をさげることになります。

 子宮頸がんは年間7~8,000人が発症し、2千数百人が亡くなります。
罹患率をみますと、年々減少しつつありますが、近年25~40歳の若い層で増加していることが問題視されています。性交渉を持つ年齢の若年化によるものと推定されます。

 そこで、本ウイルスの感染を予防できるようなワクチンの開発が、長年にわたり研究され、昨年から今年にかけ、米国、欧州連合(EU)、オーストラリア、韓国などで相次いで承認されました。日本では今年に入り、グラクソ・スミスクライン社と万有製薬がそれぞれ承認申請を出しています。

 この6月、市議会で国に対して、承認を急ぐように意見書を出すことにしています。日本政策医療の主催の「がん政策サミット」に出席した折、他市は積極的に意見書や要望を出しており広島市としてもおくれをとるわけにはいきません。

今後、この秋まではこの予防ワクチンの承認が女性たちの健康を守るためにも実現できるようにがんばっていきます。

『Kids情報送信サービス』(子育てお助け情報メール・Kids情報送信サービス)
 『Kids情報送信サービス』とは、(財)ひろしまこども夢財団が平成14年からはじめている《 携帯電話により子育てに役立つ講演会や子ども向けイベント情報などを登録会員へメール送信する 》サービスです。

 そのサービスを利用して、今年(H21年)4月より広島市からも広島市域にお住まいの方々へ、より詳細な子育て関連情報をダイレクトに配信することとなりました。

 1年くらい前から子育て中の方々から“広島市には子育て情報が少ない!”という声をたくさんお聞きしていました。やっと実現することができてとても嬉しく思っています。

詳細はこちらへ


新設の安佐南区総合福祉センター
 平成20年7月に竣工した安佐南区総合福祉センターのトイレには電動車イスがまっすぐにはいりません。何度もきりかえしをしないと難しいのです。さらにエレベーターは担架がはいりません。

 総工費約20億円、その内デザイン料は約9000万円(これは、有名な建築デザイナーに依頼したため)です。高い税金をだして、こんなことがおこるという事態に納得がいきません。担当局の設計管理もずさんなのではないでしょうか?

市長はトイレの改修工事をすると言いましたが、なんともお粗末です。
これからますます高齢社会になるので、トイレもエレベーターも配慮がいります。
市民の皆さんの税金を無駄にしてはいけません。

大規模建設事業の怪? (包括外部監査結果報告での質問から)
 会派を代表して、平成20年度包括外部監査(施設管理監査)結果報告について質疑を行いました。

 広島市には、「都市景観形成において重要と認められる本市の建設事業について、計画段階から、建築、土木、ランドスケープなどデザイン力に優れた設計者を選定、起用することにより、個性的で魅力ある都市景観の創造を推進しようとする制度」があります。

 設計を競争入札にして、安かろう、悪かろうの公共の建物が乱立するのを防ぐための制度だと聞いています。素人が設計したような、ただ白くて四角い建物が、何十年もの間多くの市民のつどう場所にふさわしいのか・・・ということでしょう。この考え方自体は都市計画を考える上で大事なポイントです。ただ、有名なら誰でもいいいのか、デザイン料金にみあった設計なのか、住民が望むような施設になっているのか、周りの景観とうまく調和しているのか、などを的確に判断することがとても大事です。

 中工場、西消防署、基町高校、矢野南小学校、東千田公園、安佐南区総合福祉センターなどが最近有名設計者によってたてられています。ご存知の方も多いのではないでしょうか?

 この6事業につかわれた投資金額は建設費として、350億円余、設計費のみでも合算すると9億8700万円となります。

 ところで、この建築物に使った莫大なおしゃれなデザイナーは、ほんとうに必要不可欠だったのでしょうか。都市景観形成のためにはこのデザインでないといけなかったのでしょうか。

 特に安佐南区総合福祉センターでは、電動車いすがトイレに入れないという信じられない事態がおきたそうです。建物は外から見て感心するためのみにたてるわけではありません。
1:使用目的がはっきりしている事(つまり、実際に使う人が使いやすいこと)
2:街の景観との調和
の2点が重要だと考えます。

 もちろん、すべては使いにくい建物をたてたこれらの有名設計士の責任だけでなく、依頼した広島市側に責任があると思います。まさか誰一人設計図が読めないわけでも、トイレの入口の幅がはかれなかったわけでもないでしょう。有名な人にまかせておけばいいや・・・と考えたわけでもないでしょう(多分)

 デザインの美しいものを否定するつもりはありません。が、美を追求するあまり、ブランドだけに頼って、無駄なお金をつかったり、市民の不評をかうようなものを作ることは重大な問題だと考えます。

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それぞれの建物については、外部のホームページで写真や説明を見つけたので
リンクを張っておきます。皆さん見てみてください。

> 中工場
> 西消防署
> 基町高校
> 矢野南小学校
> 東千田公園
> 安佐南区総合福祉センター
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社会福祉団体等からの議長陳情に同席
 広島福祉団体および介護福祉士・社会福祉士を養成する機関で結成された福祉人材確保合同対策協議会からの議長への陳情に同席しました。
今後、高齢社会に立ち向かうために介護などに携わる人たちの数を増やさないといけないのに、3K(きつい、汚い、給料が安いなど)という理由でなり手が少ないという大変な状況です。広島で豊かな老後を送ろうとすれば、介護を担う人たちの確保は必要不可欠なことです。 広島市は民間福祉施設で働く従事者への支援として補助金をだしています。
団体の要望はその補助を継続して欲しいこと、将来的には増やして欲しいという要望でした。
国が介護報酬を3%あげるといっても焼け石に水です。国の施策にも物申さねばなりません。

よくがんばった!!広島皆実高校サッカー部監督、選手等が議長表敬訪問
 14日15時30分に広島皆実高校のサッカー部の議長訪問がありました。卒業生ということで同席しました。東京へ応援も行き、興奮さめやらない私は再び興奮のウズのなかへ。心臓ドキドキ、記念撮影も一生の思い出です。藤井監督のさわやかな笑顔、松岡主将たちの屈託のない笑顔で、議会公室が一気に皆実カラーになりました。


やったね!皆実高校全国制覇!!
 1月12日 国立競技場で開催された第87回全国高校サッカー選手権大会で、わが母校皆実高校が優勝しました。41年ぶりの快挙だそうです。

 実は、私は1月10日(土)埼玉スタジアム2002で開催された第87回全国高校サッカー選手権大会準決勝戦から、広島市議会代表として皆実高校の応援にいきました。(皆実高校の卒業生で、なおかつ蓄えた脂肪で寒さに耐えられると判断されたようです。) 市議会を代表して、副市長ともども、黄色い声で声援を送ったかいがあり(?)、12日の決勝戦に進出。私は引き続き決勝戦で皆実高校を応援することができました。広島ではテレビの前での応援された方も多かったと思います。

 前評判の高かった鹿児島城西高校を破って、すばらしい試合で皆実高校が目の前で優勝しました。歴史的瞬間にたちあえてうれしかったです。本当におめでとう!

 *皆実高校サッカー部HP:http://www.sportsonline.jp/minami/

生活保護を受けている人たちが増加しています。
 下のグラフは、過去10年の1ヶ月あたりの生活保護の被保護人員数と一人当たりの生活保護費のグラフです。被保護人員は、この10年で9457人から18543人と2倍になっています。

 グラフの中から社会状況が見えてきます。派遣切りをはじめ、不景気のなか、一気に暮らしに困窮する人たちが増えてきています。保護開始理由は世帯主の病気、貯金減少、働き手の収入減少、働き手の離別などが上げられています。

 もっと積極的に雇用機会をいろいろなかたちで紹介したり、就業支援をしていくことが必要です。



新年おめでとうございます。
2009年新年です。丑年ですので、今年は反芻しながら、よく練って物事をすすめたいと思います。議員7年目になり、皆様からの厳しいご意見、あたたかい励ましなどしっかりと受け止めてまいります。よろしくお願いいたします。

HIROSHIMA1958「エマニュエル・リヴァの広島」展
 アラン・レネの長編映画『ヒロシマ・モナムール(24時間の情事)』が撮影されて、今年で50周年。映画に出演したフランス人女優、エマニュエル・リヴァさんは、1958年広島での撮影の合間に、広島市の子どもたちや、ロケの様子、当時の町を写真におさめていました。広島市で開催されたその写真展を少しお手伝いしましたが、多くの方がこられ、盛会のうちに終了いたしました。市長表敬をしたい旨の申し出があり、ご一緒にパチリ!



12月議会では、一般質問をしました。
12月議会は一般質問をいたしました。
私のテーマは今回は「権利」です。
子どもの権利、女性の権利、高齢者の権利、患者の権利、外国人の権利、財産権(景観計画の高さ制限)、新公会計制度の7つの項目です。
(詳しくは議会発言を)

厚生委員会視察 :「レインボーハウス」(神戸市)
http://yaplog.jp/nizi7/

阪神淡路大震災の遺児のために世界から寄付が集まり、建てられた施設です。
遺児の心のケアのために交流ができるように、また、遺児の生活支援のために寮が併設されています。互いにたすけあいながらの生活で自立度が高いこどもに成長しています。

厚生委員会視察 :「京都ライトハウス」(京都市)
http://www.kyoto-lighthouse.or.jp/

視覚障がいの方のための訓練や生活自立支援施設です。広島でもライトハウス構想があります。施設は建て替えであたらしくなっていましたが、日本で初めての施設で、個人の寄付をもとに建てられました。中途障がい者のかたの訓練はじめ、自立のための教育プログラムがきちんと立案されていました。

厚生委員会視察 :「このゆびとーまれ」(富山県)
http://www.geocities.jp/kono_yubi/main.htm

「このゆびとーまれ」は病院を退職した3人の看護師により、平成5年に開所しました。
このホームは、「赤ちゃんからお年寄りまで、障がいがあってもなくても一緒にケアする活動方式と、行政の柔軟な補助金の出し方を併せて「富山型」と呼びます。全国に富山型デイサービスとして名をとどろかせています。
だれでも利用できるという「さきがけ」です。お年寄りからこども、そして障がい者と、互いを交流させながらの心温まる取り組みです。

横川発レトロ電車
http://www.hiroden.co.jp/train/sharyo/retro.htm

 西区に出かけた帰り、広島電鉄のレトロ電車(大正元年創業当時の電車を復元したもの)に乗って帰路につきました。初めて乗りました。都市活性化のためにも、観光に一役かってもらえるのではないかと思います。土、日、祝日のみ1日4回 10:18 11:24 13:00 14:23(横川駅―江波間)運行だそうです。
 大正ロマンたっぷりで、昔懐かしい空間を味わうことができます。みなさんも一度いかがでしょうか?民間との協働で、観光行政も頑張らなくてはいけません。

留学生会館祭りに参加
 すごい人出でした!各国の屋台がたちならび、異国情緒たっぷり。留学生の手作りということでしたが、味もよく、そして、値段もとっても安い! すごく得した気分になりました。地域(荒神地区)との交流もされていて、おまつり気分も最高でした。
 皆さんも是非参加してみてください。楽しいですよ。

安佐動物園の一人視察
11/3は動物園の無料開放日です。どんな様子か行ってみました。
棒まわしのクラウドくんはもう、寝てばかり・・・で残念でしたが、園内はヒト、ヒト、ヒト。動物たちもビックリではなかったでしょうか。

私の気づきとして、以下のことを要望したいと思います。

① 動物園の駐車場に番号がないので、どこに停めたか分からなくなります。番号を書いた立札のようなものを設置してはどうでしょうか。
② 食堂はこども連れが多く、バギーなどの置き場や子どものイスの数が少ないと感じました。ひと工夫してほしいと思います。
③ せっかく棒まわしのクラウドくんの様子がわかりません。ビデオでもあったらよいのでは?

お誕生日を迎えました。
 57歳のお誕生日を迎えました。元気でこの日を迎えることができたことを本当に感謝したいと思っています。

 これからも、広島市をよくするため、がん患者の環境をよくするために ますますがんばっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

がん緩和ケアの講演会出席
10月6日広島大学で開催された がん緩和ケアの専門看護師の講演を聴いてきました。MDアンダーソンキャンサーセンターの看護師さんのお話でした。彼女の話から得たものを広島市の病院事業に生かしていきたいと思います。講演のあとで講師とパチリ! 

新市民球場
 新球場では、命名権、ミニ公募債をひろく呼びかけ募集しています。

 行事としては、竣工式、開幕式とあります。開幕式にだれが始球をするかこれは大変関心のあるところです。私は、インターネット投票などを使って、市民の投票でだれがいいかを決めるという方法もいいのではと思います。

母子家庭高等技能訓練促進費等事業
 母子家庭の母が経済的自立に効果的な資格を取得する際に 広島市では給付金支給が可能ですが、ご存知でしたか?

 これまでは「看護師」「介護福祉士」「保育士」「理学療法士」「作業療法士」の5資格だけが対象でしたが、私が提案して、「准看護師」「栄養士」「社会福祉士」「理容師」「美容師」「調理師」「鍼・灸師」も給付対象資格となりました。

 ぜひこうした機会を利用して、資格を取得し、新たな就職をめざしていただきたいと思います。


議員の費用弁償(日当)廃止を訴えました
 費用弁償については、何度も発言してきましたが、今議会でも費用弁償廃止案が否決されました。

 費用弁償とは、年俸とは別に 本会議・本会議の会期中に開催される常任委員会への出席の際に議員に支払われる日当(交通費)のようなものです。

 もちろん、広域の自治体の場合、移動や宿泊費に費用がかかりますので、すべてを否認するつもりはありませんが、広島市は、地域も限定されており、宿泊が必要な方はいません。
 一昨年来7政令都市が費用弁償削減をうちだしている中、広島市議会は民意に鈍感で、広島市の財政事情を理解していないと思われても仕方ありません。費用弁償を廃止すれば、新に1400万円の事業を立ち上げることができます。

 私たちの提案した廃止案に賛成したのは、私たち「ひろしま未来クラブ」「共産党」「公明党」の3会派だけでした。

市役所の窓口に杖フォルダーを設置
 窓口にお年寄りや障がいのあるかたのために私が指摘して、設置されました。便利です。安全です。よく杖をおくのに困った様子をみていたので、なんとかしたいとおもってました。

 皆さまもお使いください。

二葉山トンネル高速5号線住民要望・視察
 会派の3人が、牛田の住民の方々からの要望で、牛田の現地視察と実際に住んでおられる約50名の住民のご意見を1時間にわたりヒアリングをしました。

 実際にトンネルが地下を通る場所やその上の住居をみるとその不安は大変大きいと思いました。

 その不安軽減のためにも十分な説明は必要と思います。

市民球場にお別れに行って来ました。
 なつかしい今までの球場は最終ファイナルで、観客はいっぱいした。燃えて、真っ赤な球場での歓声のなか、なんとなく寂しい思いがするのは私だけではないと思います。

建設委員会委員外視察(新広島市民球場)
 7月25日、暑い暑い中、広島市民球場の工事の進行具合をみてきました。
5割がたできあがっています。炎天下の中、現場ではたらいていらっしゃる方たちには頭が下がる思いです。水分補給をして熱中症に気をつけてくださいね。

 
厚生委員会視察Ⅱ(民間保育所)
広島市内に民間保育園は71箇所、公立保育園が90箇所ありますが、広島市では、公立保育園の民営化をすすめていく方針をたてました。

反対意見もたくさんあり、署名活動も活発です。

公立と民間の差はいったい何なのかを十分理解しなければと民間保育園にでかけました。以前、公立保育園にも行きましたが、結局は園の理念と人材の質だと思います。

公立・民間を問わず、保育の質を保っていくために何ができるのか、考える機会となりました。

厚生委員会視察Ⅰ(作業所)

副市長ウェルカムパーティー
7月17日に、広島の女性団体が女性副市長をお迎えして、ウェルカムパーティーを開催しました。多くの参加者から、初の女性副市長へ期待の声がたくさんよせられていいました。

副市長は、新たな任地での決意表明をさわやかに語られ、これからが楽しみです。


 
ユニタール見学(HPはこちら
 皆さまは、ジュネーブに本部を置く国連訓練調査研究所(UNITARl=ユニタール)の広島事務所をご存知でしょうか?

 ユニタールは、国連加盟国の外交官や政府機関職員らの研修機関として1965年に設立され、国連機関としては小さいのですが、毎年、「国際平和と安全」「経済・社会開発」「環境」など約120の研修プログラムを実施。世界各国から約5,500人が参加しています。

 そんなユニタールのアジア太平洋地域広島事務所に、6月13日、ひろしま未来クラブの3人で見学に行き、広島事務所の重要性や今後の研修プログラムなどについて、所長と共に話し合いました。

 
女性医療人きらめきプロジェクト(HPはこちら
 医療現場ではたらく、女性の医師、歯科医師、看護師などが、よりよい環境で活躍し続けるために、病院のなかでなにができるのか、これからの医師・看護師不足の時代にむけて、知恵をはたらかせなければなりません。

 そんな女性の医療人を励ます(?)ような講演会が先日、九州大学医学部付属病院で開催され、女性ばかりの3人のゲストのひとりとして、講演にいってきました。HPはこちらから。

 もう、「すごーい」とびっくり仰天したのが、心臓外科医でいまは企業の最高責任者で世界初の人工心臓を開発した、野尻知里さんでした。日経のウーマンオブザイヤーの第1位!!に選ばれた女性です。私と同年代、NHKの名作人形劇「チロリン村とくるみの木」の世代です。

 女性で心臓外科医のまだまだ少ない時期に、男性に混じって仕事をし、挫折しながらもひとりアメリカへ。そこで、いろいろな試練を乗り越え、人工心臓にたどりつくお話は聞いているだけで、がぜん勇気百倍!でした。

 世界をまたにかけ活躍されている素敵な野尻さんに、「ツーショットを!」とお願いし、おしゃべりしていたら、すごく気さくな方で大好きになりました。「遊びに来てね」とポーンとおっしゃったので、「どこへ?」とたずねますと、「ミシガンよ。」という答え。「う~ん」しかでませんでした。

 ともあれ、大学病院が女性への啓発活動にちからをいれていることを広島にいかせないか、議員としてできることはないか、資料をたくさんもって帰りました。時間をかけて、女性医療人を応援していく仕組みをつくっていきます。

広島市民病院に医療情報サロンがオープンしました。
 以前にもお知らせしましたが、病気の正しい知識を患者、家族に提供しようと、広島市民病院に、「医療情報サロン」を開設しました。本をそろえるとともに、インターネットも利用できるようにしてありますので、様々な情報をえることができます。また患者さんの交流会も始める予定です。ホームページはこちら

安佐動物公園のクラウド君を知っていますか?
 安佐動物園の人気者、ツキノワグマのクラウド君を知っていますか? ニュースなどでも話題になっていたので、御存知の方も多いと思いますが、棒を回して遊ぶくまです。

 今回広島カープの栗原選手のバットをもらって上手に回して話題をさらっています。ぜひ皆さん可愛いクラウド君に会いに行ってくださいね。

 ホームページはこちらです。

花の祭典・・・2008年5月3日
 今年のフラワーフェスティバル初日は、天気もよく朝からすごい人出。毎年何万人か増え続けて欲しいと祈っています。経済効果はどうかしらとついおもうのは、議員のさがでしょうか。

 夜の人出は? と出かけました。外国人観光客が多くなったとすれ違う度にかんじます。折り鶴みこしも夜のライティングでなかなか素敵でした。9時近くなると係の人がまわりながら、点検しています。裏方に支えられての表舞台なのだと思います。

カープ坊やをデザインしたマンホールの蓋があります。ご存知ですか?
 以前委員会でデザインマンホールをもっと積極的に作成したらどうかと提案したことがあります。当時の答弁は「ひとつの型をつくるのに80万円かかり、その型をつかって、新しいマンホールをつくるのにさらに80万円かかるので難しい」という返事で残念だなあと思っていました。

 しかし、東区の新球場周辺ではごらんのようなカープ坊やがあちらこちらに。あんまりカワイイので思わず、写真にとってしまいました。携帯の待ちうけ画面にもぴったりなのでみなさんもいかがですか?
 

野田市のDVに対する行政対策を視察に行きました。
 DVは私の関心のあるテーマで、政治課題としています。そこで、DV対策を積極的にすすめている野田市に、視察に行ってきました。野田市は千葉の北端部にあり、人口12万人の市です。お醤油の町で駅前にキッコーマンの会社がドーンとありました。


 野田市は、夫や恋人から逃げてきたDV被害者のための一時保護施設を 条例で公設民営とし、運営しているところです。実際に公務員が一元化された窓口となり、どこまでできているのか確認したいという思いで出かけました。

 いままで横浜、鳥取と先進的な事例を視察してきましたので、今回の視察の結果もふまえて、行政に提案する内容を今まとめているところです。

 広島市は民間シェルターが2箇所ありましたが、本年度は1箇所になります。県の施設もありますが、それだけでは足りません。政令都市ですから、きちんと女性の権利が守れる仕組みを作る必要があると思っています。

広島女学院ホームカミングデー(同窓会)

 いくつになっても学生時代を思い出させる瞬間があるのはいいことです。私の母校である広島女学院では、毎年1年に一回ホームカミングデー(同窓会のことです)があります。ここで、たくさんの懐かしい顔に出会えるのが楽しみです。

 会は、讃美歌や講演などもりだくさんです。今回のゲストは知的障害施設で34年間、障害のある人たちと暮らしながら栄養士として働いていらしゃる女学院出身の秋済さんのお話でした。素晴らしいお話で、感動!後輩にこのような人がおられるのだと誇りに思いました。

岡本太郎の「明日の神話」は渋谷へ・
  明日の神話広島誘致会解散のシンポジウムに参加しました。
 あんなに市民運動でもりあがっていたのに、物語性は、他の候補地より広島の方がはるかに高かったし、価値もあったのに・・・・言えばきりはありません。
 でも、決定結果をきておちこんではおられません。これからこの市民活動をいかに拡大させていくかが課題です。たくさんの市民の方が、意見を交換しあって、反省や提案がたくさんでてきました。もっと、もっともっと、文化発信していけたらいいなと思います。

シンポジウムの様子 「明日の神話」の一部

保育園のあり方検討委員会を傍聴しました。

 保育園の民間移管をめぐって、審議が喧々諤々とされてきました。どういう論議がされるのか、関心があり傍聴を重ねてきましたが、検討委員会の最終日は、保護者の方たちが「猛反対」のアピール!

 私は保護者の方がどんな意見を言われるのか耳を澄ませて聴いていました。「民間はいけない、公立はいい」という論陣をはっておられました。私は民間で働いてきたので、一概に民間はいけないとは思いません。さらに公立の保育園の先生の専門性の高さ、つまり保育の質を言われていましたが、これは比較検討をしてみないとわかりません。ただ、保育士さんの待遇つまり給料は低くなることが課題になるのではと思います。給料が低いと質がおちてくる可能性は高いのです。

 民間移管は最初は1園ですが10年間で20園ということになるとのこと、6月議会に報告されると思います。よく検討して決定したいと思います。

私たちは、第1回定例会で、後期高齢者医療制度に反対を表明しました!!
●後期高齢者医療制度とは、75歳以上の方はすべて(一人暮らしであろうと、扶養家族であろうと、どこに住んでいようと、関係なく)この制度の枠に入る!ということです。わたしの疑問は①75歳という線引きの根拠②保険料が年金から天引きされること(年金年額18万円未満は直接徴収)③各都道府県で保険料に格差があること④広島県23市町のなかでも医療資源に差があるのに保険料が同じの4点です。

●政府広報では、この制度の創設の目的を「高齢者の心身の特性に応じた医療を提供し、その医療費を国民全体で支える、分かりやすい仕組みをつくる」と説明しています。読めば読むほど分かりにくく、混乱します。理解できている高齢者は少ないのではないでしょうか。この制度を運用する広域連合(広島県23市町)の担当者さえも混乱しているのか、安芸高田市、尾道市は徴収料を間違えて発送する騒ぎもおこしています。

●高齢期には配偶者の喪失、経済的不安、身体機能の低下など危機的状況が多くありますので、まずは、安心して医療を受けることのできる仕組みをつくることが政治の仕事だと思うのです。高齢者の尊厳をどう守るかという根源的な議論が全くされていないから、こんな目先だけの制度を作り、医療費削減に走ってしまうことになるのでしょう。世界一の超高齢国の日本。だれも経験したことのない社会です。みんなの税金を状況にあわせて、うまく配分していくのが政治の役割というものだろうにと怒りがこみあげてきます。

●ま た、この制度と連動して、40歳から74歳までのすべての人を対象に慢性疾患予防目的の特定健康診査と保健指導が義務づけられています。いわゆるメタボリックシンドローム(高血糖,高血圧,高脂質)健診です。メタボリックシンドロームかどうかを腹囲測定と肥満度のみで振り分けていますが、その科学的根拠がみいだせません。なぜなら、やせていても血糖値の高い人や内臓脂肪の多い人もいるからです。

●さらにこの健診の達成受診率が定められ、それを達成できないときは、保険者が広域連合に支援金(罰金)を支払わなくてはなりません。いままでの広島市の健康診査の受診は28%でした。1 ~ 2 年で受診率をいきなり45%にせよといっても、実際に健診に従事している人の数を増やさないままでは無理です。

罰金つきの健康診査より、お年寄りを地域でしっかり見守る仕組みを作るほうが急務ではないでしょうか?

そう考えて、私たち「ひろしま未来クラブ」は、この議案に反対の立場を表明しました。賛同者は他になく、広島市議会で反対したのは私たちだけでした。後に、国会では、実施に反対する党がでてきましたが、広島市議会では、「もう決まったことなのでしょうがない」「よくわからない」などの気持ちからか、賛成にまわった議員が多かったことはとても残念です。

4年間訴えてきた 駐輪場ができます!!
 中区に住んでいる私は、生活の中で不法な駐輪が目立つ事に、駐輪場施策を進める必要を訴えてきました。通行する人たちにとっても迷惑な行為です。

 今年度予算案に「大手町平和通南側」「小町」に、2つの駐輪場の計画が盛り込まれています。1期目の四年間もずーっと訴えていましたが、5年目でやっと!!

 地下駐輪場も高齢者対応でバイコメーター(昇るときに使用するベルトコンベアー)をつけてもらうことも決まっています。

 まちづくりのなかで、市民にとっても「やさしいまち」になることはとってもいいことです。



2008年第1回定例会 一般質問
 2月21日に「ひろしま未来クラブ」を代表して総括質問を行いました。

 新しい公会計制度導入・広島市の資産運用・DV政策・病院事業・指定管理者制度・学校運営・学校給食・高齢者施策について、 です。詳しくは、こちらをごらんください。

 その中からいくつか・・・
学校給食:米飯の活用
《質問》 小麦粉の急激な値上がりにより、給食のパンも値上がりが予想されます。現在米の価格は安定しており、安くなっていますので、米飯給食を増やしてはどうでしょうか。

産婦人科医の不足:助産師外来の開設
《質問》 今産婦人科医の不足は深刻です。市民病院に、妊婦検診、母乳相談、育児相談、産後ケアなど助産師の専門性をいかした助産師外来を設置し、ハイリスクなお産などを手がける産科医と役割分担してはどうでしょうか?
《答弁》 →「市立病院の産科医と助産師の業務分担を整理したり、助産師の確保方策等を検討の上、適切に対応する」との答弁でした。

がん患者の緩和ケア:緩和ケア外来設置
《質問》がん患者さんには、緩和ケア(苦痛を取り除くケア)が必要であることがすでにいわれています。がん治療中の悩みや負担、さらにがん末期状態になったときのケアの体制は必要不可欠となっていますが、緩和ケア病棟が、今ありません。そこでおたずねいたします。基町市民病院にがん患者さんへの緩和ケア外来設置を考えてはいかかでしょうか。
《答弁》 →「緩和ケア外来の具体化に向けて検討すると」の答弁でした。

広島市民病院での医療情報サロン(すでに設置済み)・緩和ケア外来の設置は、議員を目指した時からの目標の一つでした。運用していく中でまた新たな問題がでてくるかもしれませんが、とてもうれいしいことの一つです。


指定管理者制度
皆さまは指定管理者制度という言葉を覚えていらっしゃいますか?

民間でできることは民間でやっていこうと、2006年4月より公の施設の運営を公益法人だけでなく、民間にも委託できるようにしたものです。

指定管理者に対しては、毎月及び毎年度終了後、管理業務の実施状況、施設の利用状況、管理経費の収支状況等を記載した事業報告書等の提出を求めています。こうして業務の実施状況についてチェックを行い、実態を把握した上で必要な指示を行うことになっています。

もちろん、指定管理者が改良などの指示に従わない場合は、業務の停止、又は指定の取消しを行うことにしています。

確かに、それぞれの団体の運営評価はこちらに掲載されていますが、こうしたチェックは本当に機能しているのでしょうか?単純に団体の報告だけで、実態がわかるでしょうか?

ずさんな管理などを見つけるためには、実際に現地を確認する、覆面での調査をする、などの手法も必要です。また不正については断固たる態度をとることも大事です。

適切に予算を執行しているのか、それを管理するのは、委託した広島市の重要な責任であることを自覚して、いただきたいと思います。

安佐動物園と植物園
 今まで、何度か広島市立動物園・植物園について、考えを述べてきました。私が議会で質問したせいではないのでしょうが、HPもとてもきれいになり、それぞれに大変な努力をされている様子がよくわかります。

 職員の皆さまは、従来の職務の上に企画・広報活動も加わったわけですから、大変だと思いますが、どこをみても、動物・植物への愛情があふれていて、わくわくする感じです。そんな中から私の一押しトピックは以下のとおりです。

 安佐動物園では、2人の方が、博士号を取得しています。勤務の合間のことでしょうから大変だったと思いますが、すばらしい業績です。
http://www.asazoo.jp/doctor-2.pdf

 植物園では昨年、環境対策の一翼を担うのではと注目を集めている朝顔のカーテンを作ったそうです。
http://www.hiroshima-bot.jp/osirase/kouen_news/tenji/asagao/index.htm
福岡市では、こうしたデータを元に実践しているようですが、
http://www.city.fukuoka.jp/download/1591053131637.pdf
広島でも植物園の研究が生かせるといいですね。

一般職の任期付き職員の採用に関する条例

 わたしは以前より、一定の雇用期間を設けて、専門性の高い職員の雇用することを提言しています。

 行政の仕事内容がより多様になり、高度になっている現在、これらの変化に的確に対応して、行政がその仕事をきちんと遂行していくには、人員育成のために、内部では得られない専門性の高い外部の人材を活用していくことが求められていると考えるからです。

 全政令都市18都市のうち、雇用のための条例制定している都市は11市で、システムエンジニア、危機管理監、監査事務局の公認会計士などの雇用を行っています。

 こうした任期つきの採用は、新しく事業をおこす部署や改変を企画する部署で、とても有効な方法だと思います。ぜひ検討して条例制定し、実施したいと思います。

2008年 あけましておめでとうございます
 新年を迎えました。この1年は、さらに市民の皆さんのご意見を聞き、質のたかい政策をめざしてがんばります。
 議員5年目ですが、わからないことも、まだたくさんあります。お金勘定に関することはすきなので財政などは少しずつ、読み取れるようになり、様々の資料のなかから、これは!とヒラメキがでてくることもあります。
 ただ、法的根拠を知るために、六法全書や地方自治六法を開いて、「なるほど」と思うのですが、気がつくとなんども同じ箇所で「そうだった・・」と繰り返しています。年のせいでしょうか・・・?
 こんな私ですが、監視の眼力をメガネ(老眼鏡?)でおぎないながら、精一杯つとめますので、叱咤激励をよろしくお願い致します。

仲間が増えて、新たな出発です!!
 本日(11月22日) 4年半慣れ親しんだ 「無党派クラブ」を廃し、新に「ひろしま未来クラブ」発足の届け出をしました。ずっと一人会派で頑張ってきましたが、「政治をクリーンにしたい」と、同じ気持ちをもった3人で新に会派をたちあげ、幹事長になりました。新たな仲間は佐伯区の桑田恭子さんと西区の豊島岩白さんです。

 3人になることで、質問時間が十分に確保され、市議会の運営にも発言できるようになります。よりアクティブに動けるようになります。

 これからもこれまで同様、いえこれ以上に頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いします。

抗議声明
 10月14日に広島市中区でおきました岩国基地所属の米兵による女性への暴行事件について、広島市議会超党派女性議員7名で外務省・防衛省あてに抗議声明を出しました。声明文は以下の通りです。

抗議声明

10月14日未明、平和都市広島市において、岩国基地所属の米兵4人による女性への暴行事件がおきました。被害女性が声をあげ、告発したことでそれがあきらかになったのです。これまでも岩国や広島で米兵による事件や事故はありました。しかし、現在の「日米地位協定」があり、日本の法律によって裁くことには壁があります。実際に事件がおこって、時間が経過しているにもかかわらず、いまだ4人の米兵の身柄などは拘束されていません。
日本政府として今後このような事件が繰り返されないためにも強く抗議し、厳正な措置をすみやかに行うことを要請します。

決算委員会
 今年は決算委員会が1ヶ月はやくなりました。この時期に決算審議をすれば、決算の結果を翌年度の予算に反映できるので、とても先駆的な取り組みだと思います。9月議会が終わると決算委員会というパターンがこれからずーと続くわけで、とてもいいことです。

  10月3日から決算審議が始まりました。決算委員会は、総括質疑(全体会議)と各3分科会が開催されます。各議員は、
 第1分科会:総務、経済環境関係
 第2分科会:文教、厚生関係
 第3分科会:消防上下水、建設関係 に分かれて審議します。

  わたしは今回、第1分科会の副主査になりました。

 1日に2分科会が同時開催されますが、私は1人会派なので、体を2つにするわけもいかず、今回、日程が重なる厚生関係、消防上下水関係は出席不可能です。同時開催はメリットより、デメリットが多いと思いますが、、、

 10月23日に審議終了予定です。また、ニュースを発行して9月議会と決算は報告いたします。が、これらは傍聴できますので、ぜひ、議場に足を運んでください。

 
エールをありがとうございました。市民感覚は正しい!!
 9月議会はすごくエネルギーを使いました。辞職勧告案をはじめて、提出したからだと思います。正直なところ、わたししか出せないのではと考えていました。見渡しても出せる人は・・・・?です。

 結果はご報告したとおりですが、町をあるいていたり、自転車で走り回っていたりすると、いろいろな方が声をかけてくださいました。「よく、いってくれた。公金じゃけのー。」「こどものことをもう、世話してもらっては困る。」「どうして、やめんのかのー」と直接的で歯切れはとてもいいのです。議会の議員たちとは全く違います。

 「言いたいけど言えん」という雰囲気で、黙って、ジーと私をみる人は、議会の外にはいません。葉書、メイルはじめ、事務所に来られたりでたくさんの市民の方が賛成の意を表明してくださったことに感謝です。議員冥利につきます。

 28日に市政報告を夜空相談会でしましたが、そこでも公金の使い方をめぐって喧々諤々。「みんな、年金ぐらしで大変なのに!議員の金銭感覚はおかしい!」とものすごく燃えてました。

 ちなみに、私の提案した辞職勧告決議案に賛成してくれた7名の議員の名前をあげておきます。わたしと西区・豊島岩白さん、西区・中森辰一さん、南区・中原洋美さん、中区・皆川恵史さん、東区・村上厚子さん、安佐南区・藤井敏子さんです。よく、覚えておいてくださいね。

 西区の豊島岩白さんは新人、一人会派で同じ部屋の議員です。ずいぶん、この議決に関しては様々な方に相談をされたり、考え込んでいましたが、結局、賛成で起立されました。「長ーーい1日だったけど、思い出になる1日だった。」と笑顔で爽やかでした。もっと、若い新人議員が増えれば、流れもちがうのにと思うこのごろです。

辞職勧告決議案
 新聞などでも報道されていますので、ご存じの方も多いと思いますが、私は9月28日、議会において「辞職勧告決議案」を単独で提出し、否決されました。

 この決議案は、同僚である山田春男議員の政務調査費の不正使用に対して提出したものです。山田議員は、会長を務めていた広島市子ども会連合会の経費で出張していたにもかかわらず、政務調査費からも同じ出張について支払いをうけていました。こうした二重取りは、市民の税金を詐取した行為だといえます。

 しかもこれらは5年間に16回もあり、ミスだと見過ごすことはできないものです。また山田議員は説明や謝罪の記者会見を開いているわけでもありません。

 これをこのまま見過ごしては、「議会改革」を訴えて選んでいただいた私の公約違反ともなりますし、市民感情に相容れません。

 市議会事務局にきくと、60年ぶりだとかいう話でしたが、事前に各会派に相談することもなく、私一人で議案を提出し、議員の皆様の良識ある判断をまちました。

 結果は、共産党と一人会派の豊島議員のみが起立して賛成をしてくれましたが、自民系の各会派・公明・社民・民主などは反対にまわり、この議案は否決されました。しかも、反対する議員たちは、この議案にどうして反対するのかという意見をのべることをしませんでした。「議会の自浄作用」が問われた今回の一件。皆様はどうお考えでしょうか?

 長くはなりますが、以下に私の趣旨説明文要旨を掲載します。



 今回、私は同僚議員に対して辞職勧告決議案を提出するにいたるまで大変悩みました。

 辞職勧告決議が、法律上の規定が無く、拘束力をもたないこと、当該議員が不適切かどうかは、選挙民が判断することではないのかという議論があることも存じています。

 しかし、公認会計士、弁護士、大学教授など専門家の方をはじめ、多くの市民の皆様のご意見をうかがい、可能な限り、判断の基準となる記録物を読み、関連団体から聞き取り調査をおこなった結果、市民の負託を受けた広島市議会議員として、看過できないとの結論に達しました。断腸の思いでありますが、広島市議会の自浄能力を問われる重要事案だと考えて、辞職勧告決議案を提出いたします。

 政務調査費は、その使途について明確な説明が可能でなければなりませんが、それが全くなされていません。

 山田議員は、東京などへの出張の際、交通費などに支払った領収書を自分が会長を務める広島市子ども会連合会に提出されています。しかし、同じ案件について、広島市には「支払い証明書(領収書をとれない場合のみ認められる、手書きの領収書のようなものです)」を提出して政務調査費を請求、公金を不正取得していました。それを山田議員が返還していることから、その行為自体は認めていることになります。

 またこれら一連の不正は「事務的ミスだ」」と弁明されていますが、いかなるミスなのか説明されていませんし、同じ手法で16回におよんでおり、単なる事務的なミスとは考えられません。同様な行為を広島市の職員が行えば、地方公務員法にふれて、(過去の標準的な例では)免職となります。
 
 特にご自身が、長年広島市子ども会連合会会長という立場で、子どもの健全育成を目標にかかげていた議員であることも大きな衝撃です。不正請求を続けてきたことをどのように、子どもたちや保護者の皆様に説明されるのでしょうか?

 さらに、市民に対してご自分の言葉で説明をし、きちんと謝罪をする必要があったとおもいますが、それもされませんでした、

 以上のことは、政治家としての倫理観が欠如しているといわざるをえません。広島市民の政治不信が一層強められ、議会の権威も失いかねない事態であると考えております。議員の皆様には、ぜひこの決議にご賛同いただきますようお願いいたします。
 
 
 総務委員になりました
前任期中は、厚生委員を3回、文教委員を1回経験しましたが、今回は、総務委員になりました。総務は文字通り、市政の事務、特に財政の流れをみるところです。

パワーアップでがんばります。

 これから4年間がんばります。
 4月8日の選挙では、中区2位で当選することができました!!

 1期4年間に蓄えた経験を生かしながら、「だれもが孤立しない町をめざして」4年間がんばってまいりますので、応援よろしくお願いします。

☆サンフレッチェ 下田崇選手にエール

 J1で成績が低迷しているサンフレッチェですが、何度も日本代表となった下田選手は、なんと皆実高校の私の後輩!同窓会で、一緒に写真をとってもらいました。

 ゴールを守っているときに見せる表情とは違って、大変穏やかで、優しい感じの好青年です。これからもサンフレッチェの守護神としてがんばってください!


(下田さんに掲載の許可はいただいています。
☆61回目の8月6日~私たちが伝えていけること
  平和を伝えるということは「命の大切さを伝えること」だと思います。特に私は自分ががん患者であること、また医療者であることを足場にして子どもたちに「いのち」を教えています。

 がん患者でも被爆者でも命ぎりぎりで生きている、あるいは生きてきた人たちの体験を生の声で子どもたちに伝えることは、とても大事だと実感しています。

 私は時々亡くなった患者さんの証言を国立平和祈念館のビデオライブラリーで聞き、パワーを貰ってから講演にいき、看護の現場で語られた被爆者の様々な言葉を子どもたちに伝えています。
 「自分だけが生きのびていいのか?といつも自問自答する」という言葉を丁寧に話していくと、子どもたちは多くのことを感じてくれます。

 今この時代にこそ「平和」即ち「命の大切さ」を教えるために当事者の言葉や映像をきちんと次の世代に引き継ぐ責任が、私たちにはあると思います。
☆「第25回高齢社会をよくする女性の会・鳥取」に行ってきました。
  「第25回高齢社会をよくする女性の会・鳥取」に参加してきました。
今年のテーマは「人生100年、すべての人に居場所と出番」 1800名の参加者を迎えて、熱気むんむんの倉吉でした。

 樋口理事長、片山鳥取県知事、御園厚生労働省審議官の鼎談では、「これからは、住民が主役。多くの制度はそれぞれ個人にあわせてオーダーされるべきだ」との明快な考えが示されました。介護保険をより充実させていくためにも、私たちが自ら発言していくことが、とても大切なのだと実感した2日間でした。

 昨年広島国際会議場で、第24回大会の大会長を務めさせていただきましたが、もう1年になるのだと思うと、大変感慨深いものがありました。懐かしい方たちに再会し、たくさんの元気をもらい、おいしい鳥取の梨をたべ、充実した2日間でした。

実行委員長の竹森さん
(竹森さんに掲載の許可はいただいています)
☆母の命日展ー母と私の特別な時間 by まにわきょう
  母が旅立って五年になります。在宅で看取りました。今、振り返るとやれることはしたという思いと、もっとやれることがあったのではないかと揺れます。いつもきれいな夕日や穏やかな海などを見ると、懐かしい面影が浮かび、胸がキューンとなります。

 今回はとても私的な試みなのですが、今まで何十年も眠っていた、母がわたしのためにつくってくれたものや母が大切にしていたものなどと古い思い出の写真を展示することで、今一度母の人生を振り返り、生きてきた軌跡を確かめることにしました。

 心に秘めておくべきことではないかとも考えましたが、実際に展示してみるとすべてが温かく感じられ、癒された空間になりました。 

 日時:2006年9月9日~22日(水曜日休館)
 場所:広島女性学研究所(広島市中区白島北町16-25)
 *詳しくは http://www.enjoy.ne.jp/~kazokusha/Ftop.html



☆会計報告2005

無党派クラブの政務調査費会計報告(2005年4月~2006年3月)

☆虐待から子どもを守るシステム作りを、早急に!
 子どもへの虐待が深刻な社会問題になっていますが、広島市児童相談所の報告によれば、平成15年度の広島市における児童虐待の相談・通告受理件数は、333件でした。

 広島市では年間11265人の赤ちゃんが生まれていますが、そのうち、虐待のハイリスク要件にあたる赤ちゃんが1832人(社会局保健部の報告資料)いるということです。

 広島市は、母子保健事業として乳幼児健診を実施し、受診に来ない親に対する相談助言を行っていますが、実際に、保健師による家庭訪問が実施できているのは、そのうちの865人。残りの967人については、把握できていない状況にあります。つまり、いつ虐待が発生しても不思議はない環境での育児が続いているということになります。 

 昨年中区で、生後6ヶ月の女の子が虐待によって亡くなるといういたましい事件が起こりました。この女の子の場合も、乳幼児検診未受診児のなかの1人で、保健師が家庭訪問したけれど、親に会うことができなかったようです。

 児童虐待への対応で重要なことは、問題が深刻化する前の早期発見・早期対応、子どもや親に対するきめ細かな支援であることは言うまでもありません。

 育児に悩みを持つ親の相談に十分対応できるよう、保健師を増員するとともに適切な研修も必要だと思います。子どもの安全確保のための包括的なシステムを早急に作ることで、先のような事件が二度と起こらないようにしたいものです。

☆マツダが開発した 水素自動車RX-8 HYDROGEN 
 2005年12月議会で広島市は、マツダが開発した水素自動車を公用車として導入するための補正予算を計上しました。レンタル料があまりに高いため私も反対し、結局否決されましたが、この水素自動車そのものは結構優れものです。

 先日広島で開催された駅伝でも使用されたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?2010年バンクーバー市で開催される冬季オリンピックでも水素自動車が活躍する予定だとか。

 詳しいことは私もよくわかりませんが、マツダの水素自動車の特徴は以下のようです。

 1)水素だけで走れば、CO2排出量はゼロ
 2)燃料の水素は工業製品を製作するときに生成されるだけに、価格が安い
 3)ただし、それを運んだり、水素スタンドを作ったりの周辺整備にお金がかかる
 4)既存のエンジン部品や生産設備などを活用できるため、低コストでの実用化が可能である
 5)ロータリーエンジンを使うことで水素燃料エンジンの弱点を克服
 6)現時点では水素とガソリンの両方で動かすことができるものをマツダも開発している。

 ホンダやトヨタは、水素と酸素を使った「燃料電池」で動く、電気自動車を開発していますよね。しのぎを削るエコカー開発競争。地球環境整備が経済発展につながる、これからの日本の製造業の理想的なケースだと思っています。もちろん、私はマツダを応援しています。

☆「がんを生き抜く実践プログラム~先輩患者の体験と知恵を結集」出版
 NHK出版より、「がんを生き抜く実践プログラム~先輩患者の体験と知恵を結集」という本がでました。

 私も「第5部 緩和ケアについて」に執筆しています。

 もしご自身ががんだと告げられたり、ご家族やお友達ががんであることが分かった時に、広げてみると、ヒントになったり、不安が軽くなったりすると思います。お手にとってごらんください。(定価1600円)

☆新球場建設
 新球場の建設について広島市から基本方針がでました。(こちら)
 ヤード跡地での建設は決まりましたが、駐車場、道路、歩行者用道路の整備、また何よりも現市民球場の跡地をどうするかが大きな問題となります。新球場建設にかかる費用の財源をこの土地の売却料金に求めるのか、公園のまま残すのか、などまだまだ問題山積です。

 全体の都市計画プランが明確に示されないまま、新球場の建設だけが決まった状態ですが、20年後30年後の広島市を見据えた議論をしていきたいと思います。
 
 私は修学旅行生のための昼食兼休憩会場がいいと考えていますが、
ほかにも、こんなアイディアがよせられています。
 ・災害時の避難所をかねた公園
 ・中高年向けアウトレット(広島市内にたくさんあるスーパーや映画館などの複合施設やアウトレットモールはすべて若者向けなので)
 ・アジア風屋台村

 法律の規制もありますが、それらにとらわれない自由な発想で、広島市が元気になるような、ご意見をお聞かせください。

☆高齢社会をよくする女性の会第24回全国大会・広島
 高齢社会をよくする女性の会第24回全国大会広島は9月10日・11日にのべ4000名の参加者をお迎えして、無事終了いたしました。ご参加・ご協力くださった皆様どうもありがとうございました。

 どんな老いを迎えるのかを考える機会に、と参加された方が多かったようです。(参加者の方の感想はこちら

 世界中のどの国も経験したことのない超高齢化社会は、どうあればいいいのか、どう作っていくのか、まったなしの政策が求められています。議会での活動も、これからはもっとスピードアップしていく必要がありそうです。

念願の医療情報室(仮称)ができます!!
 私の公約の一つである、「病気になったとき、情報をうまく得たり、自分がどう動けばいいのか判断するてがかりをもらえる患者情報室」の設置が決まりました。今工事中の広島市民病院の中に新たに作られます。
詳細はまたお伝えしますね。

☆2005年度常任委員
 常任委員会は、厚生委員会、
 特別委員会は、障害者支援・少子化対策特別委員会になりました!!
どちらも私の専門を生かせる委員会です。本年度もがんばります!

☆政務調査費について・・申し入れ書を議長に提出しました!
 以前に書きましたように、議会での政務調査費の報告の方法には問題があります。領収書の添付がないことと非公開の問題です。

 政務調査費というのは、会派別にそれぞれの議員が政治活動のために使うお金で、あまれば年度末に返還する、歳費よりももっと公的な性格のものです。その費用の報告書に領収書の添付が義務付けられてないのはとてもおかしなことだと思います。

 また、議会では、広島市の職員の皆さんに、職務の執行に当たって厳しい注文をだしています。私もそうです。だからこそ、議員は自分たちのお金の使い道について皆さんに公開する義務があると感じています。

 6名の議員が集まれば、議案を出すことができます。色々考えましたが、「この案件について考えていきたいので、議員が検討する会での議題にいれてもらえますか」といった内容の「申し入れ書」を提出しました。

 今後の展開は、また逐一お伝えしていきます。

 
☆議会の包括監査を考える
 新聞などでご存知の方も多いかと思いますが、議会で、各会派に支給される政務調査費の監査が問題になっています。私も質問しました。

 報告書素案にあった「スナック、バーでの飲食代」と政務調査費の使途を示す記述が、実際の報告書では削除されていたのです。

 そもそも監査したものを、対象者に発表前にみせることも常識では考えられませんし、また一度文書として提出したものを訂正する監査人も信じられません・・・・

 「バーやキャバレーでの飲食代」の領収書が堂々と監査人にだされていたことにショックをうけていた私は、最終の報告書にこの記載がなくなっていることに気が付き、すぐにあちこちにヒアリングしてみました。もちろん、真実を皆が語っているとは思えませんでしたが、どこからか圧力が加わって削除されたと考えるのが自然だという結論に達しました。

 以前につれづれでも書きましたが、政務調査費とは、歳費とは別に一人当たり月額34万円支給され、調査や研修、市民への報告などに使うお金です。

 今までは、毎年とても簡単な内部監査があるだけで、領収書の添付も必要ありませんでした。私の今までの経験では、税金を使用する場合(助成金や科学研究費など)で、こんな報告書ですますことができたことは一度もありません。

 今回の問題をきっかけにして、収支報告書への領収書添付と公開など改善をすすめていきたいと思います。

 なお、私の2004年度の収支報告書はこちらです。ご希望の方には領収書も含めた報告書を公開しておりますので、事前に無党派クラブ(082-245-2221)にご連絡の上、私の議員控え室においでください。
(2003年度はこちら

☆ケーブルテレビでの議会中継

《放送会社》
  広島ケーブルビジョン(安佐南区)
  中国ケーブルビジョン(中区・西区)
  広島シティケーブルテレビ(東区 南区)
  ふれあいチャンネル(安佐北区 佐伯区)

《放送時間》
  10時~15時(最大17時まで延長)

《放送内容》
  本会議

《実施時期》
  試験放送:6月定例会
  本放送:9月定例会
  
☆介護保険の値上げ

 介護保険制度がはじまって、5年。介護を社会で支えようという主旨でのスタートでした。しかし、予想を大幅に上回る要介護者の増加で、各自治体が支払う保険料もまた、次々と引き上げになっています。この議会では、介護保険料を983円値上げするという、市当局の提案に対して賛成か反対かの議決が大きなポイントでした。

 これに対して、議会主流派は、899円案を提出しました。これだと10億円の財政が圧縮できるというのです。保険料を支払う市民の立場から考えれば、値上げはないにこしたことはありませんし、その上、10億円も圧縮できるなら、大賛成です。そこで私は、本当にこの値上げ幅で圧縮が可能なのか、その根拠と理由の説明を求めました。修正案を出すからには、それなりに、十分吟味されていると思ったからです。ところが驚いたことに、提案者は「根拠はない、努力目標だ」と繰り返すのみ。全く計算などしていないのです。ベテラン議員が汗ダクダクで答えてましたが、その返答の仕方に、900円台の値上げを800円台に「値下げした努力」を評価してもらいたいという思いが透けて見えるようでした。 

 一方、市の提案である983円ですが、これも問題ないとはいえません。介護保険料の値上げ説明会にも参加し、当局の説明に耳を傾けましたが、これも分かりにくい説明で、こちらが説明したいくらいでした。このように、要介護者の増加に対する見通しの甘さとチェック体制の不十分さが値上げの背景にあることは否めません。

 結局、見直しによる新予防給付になっても介護予防の効果はすぐは出ないこと、不足分は保険料からの補填で一般財源からは持ち出しできないしくみになっていること、これ以上借金は繰り越したくないこと、などの理由で、やむをえず、意見付きの賛成といたしました。

 年老いた時、どのようなサービスを行政に望むのか、市民一人一人がきちんと考えるべき時期に来ています。先送りはできません。人口の1/3が高齢者になる時代に必要なものは、新しい道路ではなく、安心して老いることのできる身近な環境整備だと考えるのは私だけでしょうか。

 
☆会計報告2004
 
無党派クラブの政務調査費会計報告(2004年4月~2005年3月) 


☆学校給食の食品添加物

 昨年度文教委員会に属していたことで、多くの保護者の方から様々なご意見を伺いました。その中の一つに給食の添加物の問題があります。

 個々の子どもたちのアレルギーの問題だけでなく、添加物の中には安全性が保障されたとはいえないものもありそうです。今ではスーパーに並ぶ多くの食品に「保存料無添加」などと記載されたものを多く見かけるようになりました。それだけ、食の安全について、注意が払われいてるということでしょう。消費者の要求に企業がこたえて、より安全なものを提供するようになっているのだと思います。私たちが小さいころには当たり前だった、濃い色のついたジュースやウィンナは姿を消してしまいました。

 これらは1日の摂取量にも関係していますし、合成添加物すべてが有害であるわけではありません。ただできるだけ、さけるにこしたことはないと思います。せめて市販されているものと同程度(保存料無添加の味噌等)のものを使うように、学校給食も改善してほしいと考えています。
参考資料(広島市2003年1学期材料表)
参考資料(広島市2004年度3学期材料表一部

  
平和大通りに「平和の門」が設置されます。

 フランス政府の後援により「平和の壁」プロジェクトを推進している芸術家のクララ・アルテールさんと建築家のジャン=ミッシェルヴィルモット氏から広島市に対し、被爆60周年の2005年に世界平和を祈念して、世界の主要言語で「平和」の文字を書いた門を設置し寄贈したいという申し出がありました。
 
 広島市としても被爆60周年には様々な記念事業を計画しており、このプロジェクトが市の計画している記念事業の趣旨にも合致することから、この申し出を受け入れ、市の被爆60周年記念事業に位置付けることとしました。

 工事はフラワーフェスティバル(5/3~5/5)終了後、2ヵ月半くらいで終わり、8/6には平和記念公園前の平和大通りの緑地帯に10基の「平和の門」が設置されます。

*ヴェルモット氏の手掛けたプロジェクト
 ソウル国際空港、リスボン国立美術館、ベイルート国立美術館、ルーブル美術館整備、カルティエのパリ・ロンドン・メキシコ・東京店、エリーゼ官、フランス大統領官邸、東京渋谷のBunkamura、軽井沢メルシャン美術館など世界で100以上のプロジェクトを手掛けている。 そのほかカルティエ銀座ビル

*「平和の壁」プロジェクト
 世界平和を祈念し、世界の主要な言語で「平和」と書いた壁を世界の都市に設置、寄贈するプロジェクト。広島市への寄贈もこのプロジェクトの一環で、形が「門」であることから「平和の門」と名付けた。
 
 1:パリ(2000年) 
   フランスのパリ、エッフェル塔の足元に、ミレニアム事業として立方体(キューブ)の平和の壁を設置
 2:サンクト・ペテルブルグ(2003年)
   ロシアのサンクト・ペテルブルクに建都300年記念として塔(タワー)型の壁を設置


☆病児・病後児保育室が 3箇所から5箇所へ
 働きながら子育てしている人にとって、病児・病後児保育室の確保は重要な問題です。全区に最低1施設の実現に向けて、担当者と何度も検討してきましたが、この度、西区と南区にひとつずつ保育室が開設されました。。

担当の方も熱心に、早い時期の全区開設実現に向けて努力されています。
 
 安心して子育てできる街づくりは、とても大切な課題です。私の力は小さなものですが、働きながら子育てしている方たちの応援団になれればと考えています。

 必要な情報はここへ

☆女性外来がスタート

 今年の11月25日から広島市民病院(広島市中区基町7番33号)で、
 女性外来がスタートしました。

診療日 第2、第4木曜日の15:00~17:00(但し8月6日と祝祭日は除く)
診療場所 外来診療棟3階
診療 ○診療は完全予約制
○診察時間は一人30分程度
○担当は女性医師
○当面は
  ・相談
  ・セカンドオピニオン
  ・アセスメントトリアージ(状態を判断し治療法を選択する)
  とし、以後の診察を希望、必要とするときは紹介をおこなう。

予約方法 082-221-2380(専用)へ電話
(病院が休みの日を除く毎日14:00~17:00)

☆日米都市サミットに参加して
 


 日米都市サミットは、ネットワークの拡大を目的とした、日米の市長や経済界のリーダーによる都市レベルの国際会議です。

 その第1回目が11月17~19日に広島市で開催されました。長年続いた「日米市長及び商工会議所会頭会議」に代わる、新たな日米都市間の会議として平成14年に設立され、2年に1回、日米相互の都市で開催します。(次回はホノルルです)  日本から11都市と広島県市長会、米国からは14都市が参加。NPOの交流会もあり、盛会でした。

 そんな中、ただ一人の女性市長のヘザー・ファーゴ サクラメント市長さんとレセプションでお会いしました。笑顔が素敵な女性で、広島のあとは姉妹都市松山を訪問する予定だということでした。
ファーゴさんに掲載の許可はいただいています。
☆議員の仕事

 市議会議員の仕事は、議会で議案を提出することと、提出された議案を検討し議決することです。一人会派の私は議案提出には、なかなかいたりませんが、議会では必ず、質問したり、意見を述べたりするようにしています。

 そのほか市民のための活動があります。様々な要望を聞いて、担当の部署を紹介したり、解決に向けてお手伝いをしたりします。例えば、私が紹介議員となった、乳がんの患者会の方たちの陳情や私の厚生委員会での質問が、多少はマンモグラフィー検診車の導入の後押しをしたかなと思っています。

 また、市の仕事の遂行具合も気にしています。下水道工事の視察にいったり、修理中の基町アパートへ行ったりしました。
 特に基町アパートではバリアフリーをめざしての補修なので、水道のからん部分も力の弱い高齢者が使いやすいものへ変更するよう提案していました。その進行具合を実際に見にいってきたのです。高齢者の生活については、高齢者本人やケアワーカーなどプロの人たちに聞くのが一番です。折角工事をするのですから、よりよいものを導入するよう、担当者は、もう少し広く情報をえる工夫をして計画をねってほしいものだと思います。

 市民の方からの苦情でも、工事をしたり施設を作るのなら、こんなものがよかった・・・という声があとから聞こえてくることもあります。担当者はヒアリングをおこなっているのでしょうが、実際に使う人ではなく、その地域の代表者に聞いているだけの場合も多いのではないかと、気にしています。

 少ない予算で、最大の効果を生むのにはどうしたらいいのか、何が市民にとって快適なのかを一番に考えることのできる職員を育てるシステム・環境作りができれば、広島市も生き生きしてくると思います。「広島市事務執行における公正確保」の範囲で担当者に助言や提案をしたり、議会の場で新しい提言ができればと考えています。


子育て支援ボランティア見学 防災訓練見学 議長への要望書の提出に立ち会って
基町アパートの補修作業 落書き消しのお手伝い 商店街で紙芝居のお手伝い

☆長野視察旅行

波乱の市議会、午前3時の議決を終えて、一旦自宅に戻り、仮眠をとって荷物を準備し、でかけました。
以下がスケジュールです。看護師の私はすでに訪問したことのある場所もありましたが、それぞれの場所で工夫や努力を重ねてがんばっていらっしゃる方々に会って元気をもらいました。

 
10・5(火) 広島空港 10:35 ー 羽田空港 11:55
川崎市  高齢者パワーリハビリテーション事業
川崎市  14:45 - 東京駅 15:48
東京駅  15:48 - 佐久平 17:14
佐久市泊

 
10・6(水) 佐久市  ピンピンコロリの里 見学
小諸市  ハローアニマル(動物愛護センター)
長野市泊

10・7(木) 長野市   長野県立こども病院見学
松本駅   12:43- 名古屋駅 14:45
名古屋駅  15:16 - 広島駅 17:39

            
☆一人会派のメリット・デメリット


 市議会は14会派にわかれていて、そのうち5会派が1人会派です。政治的には、議案提出権のないことや、議会での質問制限などのデメリットもありますが、これまで、そのデメリットをできるだけ小さくするよう走り回ってきたつもりです。しかし、目に見えないデメリットもあります。

 たとえば、情報量。といっても公式情報ではなく、いわゆる裏情報です。今回は新聞報道された佐伯区の土砂災害復旧工事に絡む詐欺事件関連で、さまざまな裏情報がファックスで各会派に流されたようですが、1人会派には届きません。実際は根拠のない推測情報だったりすることも多いので、届かないことがメリットの場合もあるのですが、このテの情報をキャッチしていないと、状況判断ができないこともままあるので、新聞記者や色んな人から自分なりに情報収集して、その補完をしています。


 議会の廊下をかけめぐる情報合戦。最近、老眼傾向にある私は、メガネを新調したところですが、情報を見分ける視力だけはいつも確かでありたいと思っています。


☆本を出版しました

 本を出版しました。
 「ナース がんばる ふんばる はしる」です。
 若い看護師志望の方が対象ですが、私の半生について書きました。
 読んでいただけると、とてもうれしいです。

 定価1400円を著者割引で1200円で販売します。 詳しくは後援会へお問い合わせください
       
☆厚生委員になりました!!
 
 
2年目になって念願の厚生委員会に所属することになりました

 委員会への配属は議員それぞれが希望をだした後、議長が決定します。こういう時、一人会派は不利なのかもと思うこともありますが、会派に属していても、永年議員をされていても、なかなか希望委員会に配属されないとおっしゃる先輩もあるので、仕方がないのかもしれません。

 任期は一年。これまでも必ず厚生委員会には出席し、委員外質問をしてきましたが、これからは事前通告することなく、自由に発言できます。

 ちょっとの工夫でよりよい生活ができるように、広島市を変えていきたいという私の公約を少しでも果たしていく1年間にしたいと考えています。看護師とがん患者という両面からよりよい、介護、医療の提供をすすめていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします!!


☆議会のやじ

 私が議会でびっくりしたのは、やじの多さです。海外の国会ではつかみあいの喧嘩もあるくらいですから、どうってことないと思われる議員さんもいらっしゃるのかもしれませんが、やはり議会は議論する場であって、怒鳴りあう場ではないと思うのです。

 今学校では落ち着いて他の人の話が聞けない、先生がお話になっている間も声をあげたりすることなどが問題になっています。自己主張をするためには、相手の話をよく聞かなくてはいけません。やじや罵声で相手を威嚇したり、相手の発言が他の人に聞こえないよう妨害するのはもってのほかだと考えます。もちろんウィットにとんだ皮肉や、丁々発止のやりとりは大歓迎です。多少の揚げ足取りもありでしょう。

 ただそれらはやじとしてではなく、きちんと議長の許可を得て、発言されるべきものだと思います。ある意味、社会のお手本であるべき議場で、今の様子は本当に子どもたちにも誇れるといえるものなのでしょうか?

 将来議員をめざしたり、政治に興味をもつ社会人を育てるためにも、私は学校の社会見学として議会傍聴を誘致し、子どもたちに議論のお手本となるような議会をみせたいと考えています


☆新しいニュースレターいかがでしょうか?

 今回配布のニュースレターから用紙を変更しました。以前大量購入した用紙がなくなり、新たにNL用の紙を購入するにあたって、用紙の再検討をしました。再生紙を使うかどうかです。

 一口に再生紙といっても古紙含有率は1%~100%まで様々です。単純に価格だけを比較すれば、再生紙のものは決して安くありません。古紙に含まれるインクを抜く脱墨の工程が必要なため、バージンパルプだけでつくった紙よりも割高になるからです。皆様の税金を使わせていただいている以上同じような紙質ならより安いものにしたほうがいいという意見もありました。また脱墨の工程で使用する大量の塩素がダイオキシンを発生させることを問題視する人もいました。けれど、

 1)原料からパルプを作る場合に比べて紙を作るための エネルギーが少なくていいいこと、
 2)木材森林資源を保護できること、
 3)BOD,CODの河川,海洋への排出負荷を軽くできること,
 4)二酸化炭素や硫黄化合物等の大気への排出量が節減されること

などを勘案し、ニュースレター用紙は古紙含有率100%のものを、封筒は40%のものを使用することに決めました。木材に代わる材料を使う紙や再生紙の普及のためには、市民の意識向上に頼るだけでなく金銭的な助成を含む政治的な判断も必要ではないかと思っています。

☆会計報告2003

2003年度
無党派クラブの政務調査費会計報告(2003年5月~2004年3月) 

再び手前味噌ですが、、、

 2003年12月6,7日に三重県で開催された第23回日本看護科学学会での私の講演「政策立案・決定の場に看護を生かす」が、医学書院発行の医学界新聞のHPで紹介されています。ここをクリックしてご覧ください。

広島市議会HP

 広島市議会のHP(http://www.city.hiroshima.jp/gikai/l_frame.html)には議会の様子や議案の結果がのっています。

 
◎本会議の結果
   ここをクリック→「本会議・委員会」のページで、上フレームの「議会の結果」をクリック。
 
◎議会の様子
   ここをクリック→「本会議録画中継」のページで見たい定例会をクリック→
   議会の日程と発言者のリストから選択して録画番号をクリック。私もうつっています。


  議会終了後の情報提供は迅速に行われています。是非ごらんください。

ちょっと手前味噌ですが、

 私の母校である広島女学院卒業生の紹介ミニ番組をホームページでも見ることができるようになりました。私も出演してます。
  ぜひ、ホームページのアドレス(http://www.hju.ac.jp/~jyoho_c/og/)をクリックしてご覧ください。

☆お茶くみ


 議会の委員会の最中ずっと職員が3人くらい待機して議員にお茶やお水をサービスしてくれます。議会の委員会は通常2,3時間かかり、時には昼食後さらに2~3時間続くこともあります。その間担当の女子職員はタイミングをはかってお茶くみをしなくてはいけませんし、あと片付けもあるので本来の事務仕事に専念できません。

 男女共同参画条例施行の時代にこのお茶出しには疑問をいだいていたので、私は議員になってから、委員会でのお茶を「私はいりません」とはっきり、意志表示していました。

 「なぜ、自分たちで飲物の持込をしないのですか?」と聞くと「出されたものなら安全で、持ち込まれたものは凶器になる」という考えがあるからだと聞きました。昔は扇子もいけないということになっていたそうです。つまり、逆上した議員が、なげつけることを危惧してのルールだったようです。以前からこのお茶出しのことは議会事務局でも懸案だったということです。
 議員のなかには「お茶ぐらいだしてもらいたい」という意見の人もいましたが、結局話し合いの結果、各自ペットボトルを持参することになりました。これだけのことに、信じられないほど時間がかかったのは、お茶を出す側の立場が分からない男性議員が大多数だからでしょう。

 市政とは直接関係のない問題かもしれませんが、男女共同参画時代の全く感じられない議会を身近なところから少しずつ変えていきたいと思いますので、応援してください。
 

☆メンズリソースセンターの一行を迎えて
 
10月24日、DV加害者再教育について、来広されたアメリカのメンズリソースセンター(MRC)のメンバーと意見交換しました。9月議会で質問しましたように、DVにおいて、加害者再教育はとても大切だと考えています。MRCでは暴力で問題解決することが習慣化している男性に男らしさのとらわれから自由になり、怒りの感情と向き合うことができるよう援助しています。


☆議会棟議員控え室

 工事をしていただいて、新しい議員控え室にひっこしました。
窓の外は緑がいっぱい。
高い木の上には時々さぎが遊びにきて、私の目を楽しませてくれます。
ぜひ、議会棟にもいらしてください。


☆議会図書館

 議会棟には、市議会議員のための図書館があります。(市民も利用できます)ところが、行ってびっくりしました。活用されている様子の感じられない場所なのです。
 地方自治法でなぜ図書室の設置が義務付けられているか、認識している議員がいないということの反映でしょうか。資料が少ないから誰も活用しない、活用しないから充実させようという気運が生まれないの悪循環のようです。国会図書館が国会議員の政策立案などのために設置されているように、本来は図書館は、議員が審議に活用できるデータバンクとしての機能をもってないといけないのに。

 図書室の役割を認識していないのは、きっと、必要な情報は行政に聞けばいいという議員が多いからでしょう。行政に聞くことも必要だけど、都合の悪い情報を出すとは考えられないから、行政のチェックをするには議員が独自に情報にアクセスできるようなシステムを作らないといけませんよね。インターネットの発達で個人でかなりの情報を得ることはできますが、それだけではカバーできません。
 私は頻繁に利用していますが、他の議員は、各自歳費で図書を購入をされているようです。でもそれはあまりに非効率ですので、議員も市民も利用できる図書館に変身してほしいものだと思います。


☆広島市議会議会棟の食堂

 皆さん、議員会館に食堂があるの、ご存知でした?
議員や職員だけでなく、一般の方もOKです。特に議会が開催されていないときは、利用される方は少ないので、ゆっくりお昼を召し上がってはいかがでしょうか?定食は毎日メニューがかわり結構バラエティーにとんでおります。健康に気を遣われる方は低カロリーのヘルシーランチをどうぞ


  
議会棟地下のお食事メニュー
《営業時間》 食事タイム 11:30~13:30 喫茶タイム 13:30~16:00
《メニュー》 定食 400円460円  コーヒー 210円
ヘルシー定食 550円 紅茶 210円
ラーメン 280円
カレーライス 280円
チャーシューメン 360円

☆超党派女性議員チーム

 
男女平等であることを否定される方はいないと思いますが、実社会において、例えば、市議会でも市役所でも企業の管理職でも、男女の比率が半々ということはありません。それも皆様がよくご存知のとおりです。真に男女平等の社会を実現するためには、女性の登用だけでなく、様々な政策が必要ですし、男性優位の社会で見落とされがちな、女性特有の問題もきちんと認識しなくてはいけません。
 そこで、市議会7名の女性議員で超党派の女性議員連をたちあげました。共産党3名、公明党2名、自民系会派1名、そして私まにわの計7名です。1年生議員の私の申し出に気持ちよくご賛同くださった皆様と、女性ならではの問題についての勉強会を実施していますが、いずれは提案のできる集団に成長していきたいと考えています。


☆議員の海外視察

 議員の海外視察をどうするかが、一時広島のマスコミを賑わせていましたが、お目にとまりましたでしょうか? 市議会は会派代表者会議を開き、
1)これまで二期以上の議員が100万円、一期は50万円だった旅費の上限を一律80万円とし、回数は任期中1回に限る。
2)視察団の団長は、日程や行き先、内容などを記した願書を、公開で開く各派幹事長会議で説明する。
3)帰国後2カ月以内に報告書を作成し、議会図書室で自由に閲覧できるようにする。
という内容の実施要綱を新たに決めました。

 私は行きませんが、海外にある様々な事例について視察し、学習することは大変有意義なことだと思います。ただ、十分に計画は練られるべきだし、成果の還元はきちんとしてもらいたいと考えています。特に、「視察報告書は市の広報紙やインターネットで閲覧できるようにすべきだ」との私の提案が、今回見送られたのは残念でした。


☆大都市制度等対策特別委員会@特別委員会


 
漢字だらけでわかりにくいですね。
 まず特別委員会とは、議会が必要と認める場合に特定の事件を調査又は審査するために設けられる委員会です。大都市制度等対策特別委員会・都市活性化対策特別委員会・次世代育成支援対策特別委員会の3つに各議員が所属しています。
 私の所属する大都市制度等対策特別委員会は、大都市税財政制度の充実強化、行財政改革の推進、地方分権の推進、周辺町との合併問題について調査研究する・・・ところです。ふーーーーぅ。

 手っ取り早く言えば、財政・文化・教育に分かれて、切羽詰った議案だけでなく、中長期に色々かんがえてみようや!という場所だと思います。
 ここでは単語一つとってもわからないことが多いし、資料をたくさん読まなくてはいけません。聖路加大学での院生以来の学生生活のようです。今までのように医療の流れの中考えを深めていくのではなくて、政経学部の大学院にいきなりほうりこまれたような感じです。でも、何でも新もの好きの私は結構楽しんでます。


☆文教委員会@常任委員会


 
議会での議案などの議決は、最終的には本会議です。ただ、色々な内容の議案を議員全員で、本会議だけで審議することは難しいので、本会議の予備的、検討機関として常任委員会が設けられています。常任委員会は、10人の議員で構成され、総務・上下水道・文教・厚生・経済環境・建設の6つです。担当部門の議案その他の議決事項などについて、専門的に、より詳しく審査や調査を行っています。専門委員会のようなものですかね。任期は1年です。
 所属委員会について一応希望は出すのですが、第1希望通りとはいきません。希望人数が多い委員会は議長が調整します。私も第2希望の文教委員会の所属となり活動を始めました。

 ただ所属外の委員会にもオブザーバーとしての参加は認められていますので、都合のつく限り色々な委員会に伺っています。(私は一人会派で他の議員からの情報がありませんので、せっせと出席しています)委員会に顔をだすと、今広島市で何が問題なのかがよくわかります。細かな事案もありますが、それぞれ専門に考えている議員が討論する様子を拝見するのは、とても勉強になります。委員会の傍聴も可能ですので、ぜひ皆さんも興味のある委員会を聞いてみてください。

☆議会運営委員会

 
議会運営委員会というものもあります。そこは各会派の代表で構成されていて、文字通り議会の運営を話し合う場所ですが、私のような一人会派は、傍聴のみで、発言権はありません。確かに一人会派がたくさんあったら大変かもしれないと想像してみたりもするのですが、発言ができないのは、やはりちょっとつらいですね。1人でも20人でも会派は会派。一人だからいいかげんというわけでもないので、是非正式な委員にしてもらいたいと思います。
 
☆議員控え室のこと

 広島市議会は市役所の隣にあり、そこの2階、3階に議員控え室という議員のためのお部屋があります。ここは会派別になっていて、一番広いところは13人いる会派で、あとはその会派の人員で広さが決められています。
 私は1人会派なので、16.5㎡の個室が用意されます。しかし、まだ、その部屋が出来ていないため、なんと議長室のすぐちかくの応接室を仮部屋で使用しています。議員1人でこんなに広い部屋をのびのび使っているのは、私だけ。もう、うれしいやら、申し訳けないやらで・・

 夏には工事に入って、晴れて正真正銘の無党派クラブの部屋ができます。いまの半分ですが、貧乏性なので、狭いところがいいみたい。やっと落ち着けそうです。しっかり、働かなくちゃ。

☆「先生」

 私は議員を「先生」と呼ぶのをやめようと思い、他議員に対しても「○○さん」「○○議員」とお呼びしています。その意図を理解して、私のことを「馬庭さん」といってくださるかたも少しづつですが、増えてきています。小さなことからコツコツと変えていくことは大切だと考えています。

☆市議会議長選挙

 私のはじめての市議会は、5月14日からの臨時会でした。主な議案は議長選挙。私は(多分このホームページをみていてくださる市民の大半の方もそうだと思うのですが)立候補を表明した議員が演説をし、投票にいたると考えていました。ところが、意外なことに、新人の私などは、候補者のお顔もわからないまま、投票をしなくてはならなかったのです。

 議会運営に対する考えなどは、もちろん聞くことができません。このシステムは広島市議会だけではないようで、他にも新人議員がたくさん「?」を表明しています。杉並区の議員神戸市の議員などのHPにも素朴な疑問として載っています。これという対案をもっているわけではありませんが、これってやっぱり変だと思います。


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